香港中文大学
香港中文大学(ホンコンちゅうぶんだいがく、英語: The Chinese University of Hong Kong、公用語表記: 香港中文大學)は、 香港・沙田区に本部を置く香港の公立大学。1949年創立、1963年大学設置。大学の略称は中大、CUHK。
世界大学ランキングでは常に上位50位以内[1]を維持しており、世界トップクラスの研究大学とみなされている。
香港と諸外国を結ぶIX(インターネットエクスチェンジ)、Hong Kong Internet Exchangeを有する。 概要香港の公立大学。大学の名前は新亜書院の名史学家銭穆が名付ける。「中文」は中国語の意味のみならず、「中華文化」も意味している。教授言語は中国語(広東語ならびに普通話)と英語である。英語で教える香港大学に対抗するため、新亜書院、崇基学院(クリスチャン・カレッジ)、聯合書院が合同で創設した。学生は、各書院と学院に所属する英国式をとっており、米国式の所属形態である香港大学など他の香港公立大学とは異なる特異なシステムをもつ(大学ホームページを参照)。また香港中文大学のビジネススクール[3]はアジア最古の歴史を誇るMBAとして世界的に名高く、数多くの財界人を輩出している。中文大学といえども全ての授業は英語で行われる。 1997年の香港返還後は、教育重視型から研究中心型の運営方針転換のもと、質量ともに充実し、学生数でも学部別ランキングでも香港大学を追い抜いている。タイムズ紙の2007年版世界大学ランキングで、第38位にランクイン。最近学長の国際化運動によって、教学言語問題、キャンパス環境保護問題など、学生による自主反発運動が強い。 香港特別行政区の新界地区東部、沙田・馬料水の丘陵地帯に広大なキャンパスを有し、最寄り駅は香港鉄路東鉄線の「大学駅」である。多くの建物が山の上にあるため、香港の大学では唯一構内でスクールバスを運行している。図書館やレストラン、教員クラブ、テニスコート、オリンピックサイズプールなどの数は香港の大学の中でもトップである。大学敷地内に、ハイアット・リージェンシー・ホテルが存在し、ホテル管理学科を設置している。 文学院、工商管理学院、教育学院、工程学院(工学部)、医学院、法学院、理学院及び社会科学院の8学部、61学系(専攻科)を有する。また大学図書館を始めとする6箇所の図書館システムや中国考古文物・発掘品・古美術を収集した香港中文大学文物館(Art Museum)、中国研究拠点として有名な中国研究服務中心(University Service Center for China Studies)がある。 沿革
著名な関係者
出身者
大学ランキング日本との関係日本研究機関1990年から、日本研究学科が文学院に成立し、約500名の学生が日本語や日本の文化、歴史、社会、言語学などを学ぶ。また、慶應義塾大学と包括交流協定を、京都大学、国際大学、九州大学、早稲田大学、北海道大学、一橋大学、青山学院大学、上智大学、筑波大学、立教大学、杏林大学、関西学院大学、関西外国語大学、立命館大学、明治大学、東京学芸大学、学習院大学、東京外国語大学、名古屋大学、大阪国際大学、名古屋商科大学、大阪大学、広島大学、和歌山県立医科大学、 大分大学 、亜細亜大学等と交換留学協定を結んでいる。 脚注
関連項目外部サイト
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