鹿折唐桑駅(ししおりからくわえき)は、宮城県気仙沼市新浜町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大船渡線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。元々は同社の大船渡線の鉄道駅であった。
歴史
駅構造
鉄道ホームと線路を撤去して整備した専用道上に、上り下りの乗降場が相対して設置されている。構内は2車線。上り気仙沼行きの乗降場には待合室・トイレが設けられている。
気仙沼駅方面からのBRT専用道の終端であり、盛駅方面は駅前ロータリーを経由して県道と接続している。
また、気仙沼駅前 - 上鹿折駅前間を大船渡線BRTとして運行しているミヤコーバス鹿折金山線の便は県道上の「鹿折唐桑駅前」停留所を発着する。
大船渡線BRTの運行開始時は気仙沼駅 - 当駅間の専用道は整備されておらず、鹿折唐桑駅前停留所と同位置にBRTの駅が設置された。
旧鉄道駅
震災前は、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、駅舎があり、気仙沼駅管理の無人駅であった。
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は12人である[BRT 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、2000年度(平成12年度) - 2005年度(平成17年度)は鉄道運行時の統計である。
駅周辺
駅周辺一帯は東日本大震災で甚大な被害を受けたが、災害公営住宅や商店街が整備され、県道沿いに商店が立ち並ぶなど、再建が進みつつある。
駅の南に見える丘(陣山)には気仙沼市復興祈念公園が整備された。
隣の停留所
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線BRT
- 盛方面
- □快速・■普通
- 内湾入口(八日町)駅 - 鹿折唐桑駅 - 八幡大橋(東陵高校)駅
- 上鹿折方面*
- 気仙沼駅(気仙沼駅前) - (この間9停留所) - 鹿折唐桑駅(鹿折唐桑駅前) - (この間14停留所) - 上鹿折駅(上鹿折駅前)
- *:ミヤコーバス鹿折金山線の一部区間を大船渡線BRTとして運行。
かつて存在した鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線
- 気仙沼駅 - 鹿折唐桑駅 - 上鹿折駅
脚注
記事本文
出典
- ^ a b “日本国有鉄道公示第90号”. 官報. (1986年9月29日)
- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 56号 新庄駅・気仙沼駅・鳴子温泉駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年9月15日、26頁。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、486頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第537号”. 官報. (1972年1月28日)
- ^ “通報 ●鹿折駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1972年1月28日)
報道発表資料
新聞記事
利用状況
鉄道
BRT
関連項目
外部リンク
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