2006年の世界ツーリングカー選手権
2006年の世界ツーリングカー選手権は、2006年4月2日にイタリアのモンツァ・サーキットで開幕し、11月19日にマカオ市街で開催された最終戦マカオまで、全10ラウンド・全20戦で争われた。 最終ラウンドのマカオ(2レース)を残した時点で、チャンピオンタイトルの可能性が9名のドライバーに残されるという接戦となったが、チャンピオンタイトルはヨルグ・ミューラーを1ポイント差で下したアンディ・プリオール(BMWチーム・UK)が2年連続で手にした。 前年度からの変化前年まで参戦していたフォード(フォード・フォーカス)の撤退により、参加する自動車会社はBMW、アルファロメオ、セアト、ゼネラルモーターズ(シボレー)の4社となった。当初、ロシアの自動車会社ラダがエントリーしたが、参戦することはなかった。 車両新規車両として、BMWが320siを、セアトがレオンをそれぞれ投入し、ワークスチームを中心に供給されている。それに伴い、前年度に使用されていた320i、トレドは、インディペンデントチームのみが使用することとなった。 タイヤは前年のミシュランに代わり、横浜ゴムがADVANブランドで全チームに供給した。 開催地イモラ(イタリア)、スパ・フランコルシャン(ベルギー)がカレンダーから外れ、クリチバ(ブラジル)、ブルノ(チェコ)が新たにカレンダーに加わった。 イギリスでの開催地は、前年のシルバーストンからブランズハッチに変更された。 エントリーリスト
表中のナンバーに「*」が付いているドライバーは、インディペンデントクラス(ヨコハマトロフィー)に属す。 開催カレンダー
ドライバーズ選手権
各レースの完走者上位から10点-8点-6点-5点-4点-3点-2点-1点という形で、上位8人にポイントが与えられる。同ポイントの場合はデッドヒート制により順位が決まる。
マニュファクチャラーズ選手権
参加する各メーカーの車両の内、各レースの上位2台のみが対象となる。そのため、仮にあるメーカー(マニュファクチャラー)がレース結果において1位から4位を独占した場合、3位と4位に入った車両はマニュファクチャラーズ選手権の対象から除外されるため、そのレースで5位に入った車両のメーカーに3位としてのポイントが与えられることとなる。インディペンデントクラスの出場車両も同様に除外される。 関連項目
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