2012年モナコグランプリ
2012年モナコグランプリは、2012年F1世界選手権第6戦として、2012年5月27日にモンテカルロ市街地コースで開催された。正式名称はFormula 1 Gran Prix de Monaco 2012[1]。 予選Q1開始早々に、ペレスがターン14でクラッシュし赤旗中断となった。ペレスにとっては2年連続の予選クラッシュである。 Q2はトップのマッサから10番手のライコネンまでが0.411秒差という大混戦。 Q3ではシューマッハが最後のアタックで通算69回目、復帰後初のトップタイムを記録した。前戦でのペナルティでポールポジションからのスタートができないことはわかっているが、この日は喜びを爆発させた。代わってポールポジションからスタートするのはウェバー。以下ロズベルグ、ハミルトンと続いての決勝スタートとなる。 結果
決勝展開現地時間14時開始の決勝レースは、気温22℃、路面温度35度のドライコンディション。レース中に降雨との予報が出る中でのスタートとなった。 スタート時のタイヤは、上位勢ではベッテルとバトンがソフト、多くのドライバーはスーパーソフトを履いてのスタートとなった。 多くのチームが2ストップ作戦を採ると考えられる中、ソフトスタートの2台は1ストップ作戦での上位進出を狙う。 スタート直後、4番手スタートのグロージャンがシューマッハとの接触をきっかけにスピン。 後続を巻き込む多重クラッシュとなり早くもセーフティーカーの導入となった。 この接触などにより、グロージャン、マルドナド、デラロサ、小林可夢偉が1周目でリタイアを喫した。 リスタートは3周目の終わり。この時点での順位はウェバー、ロズベルグ、ハミルトン、アロンソ、マッサ、ベッテル、ライコネン、シューマッハ。 各チーム、25~33周目には雨が降るとの予報を受けて1回目のピットストップを先延ばしにしていたものの、結局雨は降らず。 28周目のロズベルグを皮切りに上位勢は次々とピットへ入った。 一人違う作戦を採るベッテルはピットインせずに暫定トップ。 アロンソはピットストップでハミルトンを交わした。 ベッテルのタイヤ交換は46周目。ピットストップを終えてハミルトンの前、4番手で隊列に復帰した。 70周目、ポルティエからヌーベルシケインにかけて強めの雨が降り出すがインターミディエイトに変えるほどではなく、このままチェッカーを迎えた。 ウェバーが今シーズンの初優勝。終わってみればポールトゥウィンという教科書通りの勝ち方であった。 表彰台にはロズベルグ、アロンソが上り、ベッテルは4番手であった。 雨が降るという予報によって上位勢が1回目のピットストップを遅らせたため、終わってみれば全車1ストップとなりベッテルの作戦は活きなかった。 結果
第6戦終了時点でのランキング
脚注
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