AWA世界タッグチーム王座(AWAせかいタッグチームおうざ、AWA World Tag Team Championship)は、アメリカン・レスリング・アソシエーション(以下「AWA」と略)が認定するプロレスのタッグ王座の一つである。かつてはNWA、WWFとならび「世界三大タッグ王座」と言われていたタイトルである。
1999年にAWAスーパースターズによって同名のタイトルが復活しているが、それについてはAWA世界タッグ王座(AWAスーパースターズ版)の項参照。
歴史
元々はバーン・ガニアがプロモートしていたNWAのミネアポリス地区で認定されたNWA世界タッグ王座(ミネアポリス版)[1]であったが、1960年5月にガニアがNWAから脱退してAWAを設立。同月、ミネアポリス版のNWA世界タッグ王者であったタイニー・ミルズ&スタン・コワルスキーを、NWA脱退後(AWA設立後)も引き続き初代AWA世界タッグ王者として認定[2]。以降、ディック・ザ・ブルーザー&クラッシャー・リソワスキー、ロード・ウォリアーズ(ロード・ウォリアー・アニマル&ロード・ウォリアー・ホーク)など、プロレス史に名を残す数々の強豪タッグチームが戴冠して、その権威を高めた。
日本でも、1970年代から1980年代中盤にかけてのAWAと提携していた国際プロレスと全日本プロレスにおいて、マッドドッグ・バション&ブッチャー・バション、レイ・スティーブンス&ニック・ボックウィンクル、グレッグ・ガニア&ジム・ブランゼル、ロード・ウォリアーズなどの王者チームによって防衛戦が行われていた。
AWAの末期にはミッドナイト・ロッカーズ(マーティ・ジャネッティ&ショーン・マイケルズ)などの新世代が戴冠していた。
1991年にAWAの活動停止に伴い封印された[3]。
歴代王者
脚注
外部リンク