FIRST ®︎ LEGO®︎ League(FLL) (ファースト レゴ リーグ)は、米国のNPO法人・非営利団体FIRST(For Inspiration and Recognition of Science and Technology) (英語版 ) が主催する、小・中学生(米国とカナダでは9-14歳、その他の地域では9-16歳)を対象とした、世界最大のSTEMの教育プログラム、競技会。[ 1]
日本国内では2004年より開催され、NPO法人青少年科学技術振興会(FIRST JAPAN) [ 2] が運営する。
FLLでは、FIRSTのコアバリューに基づき、テーマに応じた社会問題研究・解決プロジェクトや、自律型ロボットの設計・製作・プログラミングを通したロボット競技に挑戦する。参加者はこれらの活動を通し、STEM(科学、技術、工学、数学)概念の習得に加え、批判的思考やチームビルディング、さらにプレゼンテーションのスキル等の開発を行うほか、Gracious Professionalism®を理解し実践する。
従来は9~16歳を対象としたFLLと6~10歳を対象としたFLL Jr.の2大会が開催されていたが、2019-2020シーズンより大会の再編が行われ、現在はFLL Discover、FLL Explore、FLL Challengeの3プログラムが開催されている。本ページでは主に、9~16歳を対象としたプログラムであるFIRST LEGO League Challenge(旧称:FIRST LEGO League)について扱う。
FLLでは、FIRST のコアバリューをプログラムの礎石と位置付けている。このコアバリューは、類似する他のプログラムと区別する基本的な要素とされ、コアバリューの実践を通し、友好的な競争と相互利益が異なる目標ではないこと、そして互いに助け合うことがチームワークの基礎であることを学ぶ。
Discovery: We explore new skills and ideas. (発見:私たちは新しいスキルとアイデアを探求します。)
Innovation: We use creativity and persistence to solve problems. (イノベーション:私たちは、問題を解決するために想像力を使い粘り強く続けます。)
Impact: We apply what we learn to improve our world. (影響:私達は学んだことを生かし、世界をより良くします。)
Inclusion: We respect each other and embrace our differences. (包含:私達はお互いに敬意を払い、違いを認め合います。)
Teamwork: We are stronger when we work together. (チームワーク:私達は一緒に活動することでより強くなります。)
Fun: We enjoy and celebrate what we do! (楽しむ:私達は活動を楽しみ、称え合います!)
競技概要
毎シーズン、FIRSTから現実社会における科学的トピックに基づいたチャレンジ(テーマ)が発表される。10名以下のメンバーから構成されるチームはチャレンジに基づき、各大会までの期間で「コアバリュー」の実践をしながら、「ロボット競技」「プロジェクト」に挑戦する。大会ではこの3つの項目について、1つのロボット競技、3つの審査セッション(プレゼンテーション等による審査)の4種目で競技する。各種目はそれぞれ25%の配分として等しく扱われ、各種目の順位を総合して総合順位が決定される[ 4] 。
過去のチャレンジとデータ
シーズン
チャレンジ
競技人口
参加チーム数
1999-2000
First Contact
9,500
960
2000-2001
Volcanic Panic
15,000
1,540
2001-2002
Arctic Impact
18,500
1,902
2002-2003
City Sights
27,009
3,001
2003-2004
Mission Mars
42,000
4,331
2004-2005
No Limits
50,000
5,859
2005-2006
Ocean Odyssey
60,000
7,501
2006-2007
Nano Quest
90,000
8,847
2007-2008
Power Puzzle
109,410
10,941
2008-2009[ 5]
Climate Connections
137,000+
13,705
2009-2010[ 6]
Smart Move
147,000+
14,725
2010-2011[ 7]
Body Forward
167,000+
16,762
2011-2012[ 8]
Food Factor
183,000
18,323
2012-2013[ 9]
Senior Solutions
204,000
20,430
2013-2014[ 10]
Nature’s Fury
237,000
23,748
2014-2015[ 11]
World Class
210,000
26,044
2015-2016[ 12]
Trash Trek
232,000+
29,034
2016-2017[ 13]
Animal Allies
248,000
31,079
2017-2018[ 14]
Hydro Dynamics
280,000
35,033
2018-2019[ 15]
Into Orbit
281,120
35,140
2019-2020[ 16]
City Shaper
-
38,609
2020-2021[ 17]
RePLAY
120,144
-
2021-2022[ 18]
CARGO CONNECT
225,300+
-
2022-2023
SUPERPOWERED[ 19]
-
-
2023-2024
MASTERPIECE
-
-
2024-2025
SUBMERGED
-
-
ロボットゲーム
2分30秒の競技時間でミッションをクリアし得点を競う。
シーズンの初頭、参加登録を行ったチームに、主催者から競技のキットが配送される。キットには、競技フィールドのマットであるフィールドマット、フィールド上のミッションモデルを構成するレゴ のパーツ(以上を総称してチャレンジセット
(旧称:フィールドセットアップキット))、組み立て説明書等が含まれる。また、フィールドマット上の各モデルについて課題をクリアするミッションのリストが与えられる。ミッションの一例として、あるモデルから部品を回収し、指定された他のモデルの中に移動させるといった作業が挙げらる。各ミッションはそれぞれ、シーズンのチャレンジ(テーマ)に基づくストーリーをもち,テーマに関する問題の解決やそのための技術等がモデル化されている。
ロボットは外部からの操作を受けず、自律的に制御されなければならない。この条件のもとで、チームはミッションを完了する方法や戦略を自由に決めることができる。競技時間は2分30秒であり、この時間内にミッションをクリアする競技がロボットゲームと呼ばれる。各チームは、シーズン開始から大会までの期間に、チャレンジを分析し、与えられたミッションをクリアするためのロボットやプログラムを設計・構築する。コントローラやモータ、センサ等の電子部品に関しては、LEGO エデュケーション SPIKE プライム やMINDSTORMS のみの使用が許され、非電子部品については全てのレゴ 製品の利用が認められている[ 20] 。
大会ではロボットゲームが各チーム3ラウンドずつ行われる。3ラウンドのうち最高得点がチームのスコアとして記録され、スコアが高い順に順位を競う。
コアバリュー
コアバリューは、シーズンを通したすべての活動において、チームがFIRSTのコアバリューをどのように発揮し協働するかについて決定できるように設計されている。チームはコアバリューの価値をどのように体現するかについて話し合うことが求められる。
大会における評価としては、3分間のコアバリューの審査セッションに加え、ロボットゲームや審査セッションを含むすべての活動を通じた評価がなされる[ 21] 。審査セッションでは、新しい課題に直面した際にどのようにチームとして協力するかについて確認するために、審査セッション内で与えられた課題に取り組むことが要求される場合もある。
イノベーションプロジェクト
チームはシーズンを通してプロジェクトに取り組む。シーズンのテーマに関する問題について調査・明確化し、問題に対する革新的な解決策を考案する。その上で解決策について専門家や当事者と共有し実現可能性を立証することなどが求められる。大会での評価としては審査セッションが行われ,チームは5分間のプレゼンテーションと質疑応答を行う[ 4] 。
ロボットデザイン
チームはロボットの機械設計、プログラミング、戦略と革新性を示す。大会での評価としては審査セッションが行われ,上記の項目について、5分間のプレゼンテーションと質疑応答を行う[ 4] 。
国内大会
予選大会
例年12月中旬に開催され、上位チームは日本大会への出場権を獲得する。東京、大阪、名古屋、福岡など、参加チーム数に応じて各地で開催される。
日本大会
例年2月中旬に東京都(東京大学本郷キャンパス)で開催され、世界大会へ出場する日本代表チームが決まる大会。各地方大会を勝ち抜いた上位チームに出場権が与えられる。チャンピオン賞、トータルプレゼンテーション賞、ロボットパフォーマンス賞、石田晴久先生賞等、複数の賞が授与される。
過去の日本大会の成績(〜2008-2009シーズン)
シーズン
ディレクターズ賞
ロボットパフォーマンス賞
トータルプレゼンテーション賞
2004-2005[ 22]
青葉台A
青葉台A
2005-2006[ 23]
SAP Eleven
SAP Light Birds
SAP Edisons
奈良教育大学附属中学校
2006-2007[ 24]
奈良教育大学附属中学校
ithinkplus robotics
Edisons
Masterminds
奈良教育大学附属中学校
Edisons
2007-2008[ 25]
奈良教育大附属中学校
帰ってきた九州の侍
Eleven
ithinkplus Alpha
過去の日本大会の成績(2008-2009シーズン〜)
シーズン
チャンピオン賞
総合優勝
チャンピオン賞
総合2位
チャンピオン賞
総合3位
ロボットパフォーマンス賞
トータルプレゼンテーション賞
石田晴久先生賞
2008-2009
Edisons
奈良教育大学附属中学校
SAPEdisons
TOIN ROBOTICS Zero
2009-2010
Universal Serial Bus
SAP Edisons
T字路を直進せよ
SAP Edisons
SAP ピラメキ☆セブン
2010-2011
Universal Serial Bus
FIRST FUJISAN
Falcons
SAP Edisons
奈良教育大学附属中学校
2011-2012
Falcons
T字路を直進せよ
FIRST FUJISAN
Falcons
Universal Serial Bus
FICTIONS
2012-2013
Falcons
FIRST FUJISAN
FICTIONS
Falcons
Tokyo Lego Team
ムサシコスギがこんなに強いわけがない
2013-2014[ 26]
奈良教育大学附属中α
TRY☆SKY
奈良教育大学附属中β
奈良教育大学附属中α
奈良教育大学附属中β
ブルースター
2014-2015
FIRST FUJISAN
Climbers
fabulous party
Climbers
帝塚山α
からくり人形
2015-2016
Universal Serial Bus
FIRST FUJISAN Challenge
FIRST FUJISAN Quest
Universal Serial Bus
FIRST FUJISAN Challenge
帝塚山α
2016-2017
Tokyo Lego Team
FIRST FUJISAN ROAR
Over clock
Tokyo Lego Team
FIRST FUJISAN ROAR
Friends Fab
2017-2018
FIRST FUJISAN
Otemon Space Challenger
3πr.inc
Otemon Space Challenger
3πr.inc[ 27]
FIRST FUJISAN
FUJ7
2018-2019
FIRST FUJISAN+
North Japan
Friends Fab
FIRST FUJISAN+
FIRST FUJISAN+
TEAM NARIOKA Ⅱ
2019-2020
FIRST FUJISAN Truss
RS7
Friends Fab
RS7
FIRST FUJISAN Truss
ビッグベアー
2020-2021[ 28]
FIRST FUJISAN Jump
GKA Dream Builders
RS
FIRST FUJISAN Jump
BIG BEAR
2021-2022[ 28]
今、鎌倉。
FIRST FUJISAN Wing
奈良教育大学附属中学校Shine
今、鎌倉。
Light Side Robotics
2022-2023
FIRST FUJISAN Infinity
Light Side Robotics
RS
tezukayama-ACE
近高ハナミヤ
2023-
2024
Last Higashiyamars
Yukikaze Tech Utari
TSKY
Last Higashiyamars
ブルーデージー
国際大会
FLLの国際大会は、例年複数カ国で開催される。うち、World Festival、Open ChampionshipはFLLのトップコンペティションとされる。
2018年よりWorld Festivalの会場のひとつとなったフォード・フィールド
FLL World Festivalは、FIRSTが主催・運営する唯一の大会で、各国・地域のチャンピオンチームが集う、最高峰のトップコンペティション。FIRST Championshipのひとつとして例年4月に開催され、同会場ではFRC 、FTC、FLL Exploreのトップコンペティションも同時に行われる。FIRST Championshipの開催期間には、70カ国以上から4大会の参加者を含む7万人以上の関係者らが訪れる。
米国の都市で開催され、2010年まではアトランタ (ジョージア州 )のジョージア・ドーム にて、2011年から2016年まではセントルイス (ミズーリ州 )のエドワード・ジョーンズ・ドーム などで開催された。大会規模の拡大に伴い、2017年以降は2都市で開催され、2019年まではヒューストン (テキサス州 )のジョージ・R・ブラウン・コンベンション・センターとミニッツメイド・パーク、 デトロイト (ミシガン州 )のコボ・センターとフォード・フィールド において開催された。2022年以降は、ヒューストン (テキサス州 )のジョージ・R・ブラウン・コンベンション・センターの1都市にて開催されている。2027年まで同会場で開催されることが発表されている[ 30] 。
FLL Open Championship
2006年から2017年まで毎年開催された、World Festivalに次ぐFLLのトップコンペティション。Open European Championship(OEC)の名称でヨーロッパ諸国を中心に開催された。ヨーロッパ圏外で開催されたのは、2008年の東京大会(Open Asian Championship)、2015年のヨハネスブルグ大会(Open Africa Championship)のみ。2017年のオーフス大会を最後にOpen Championshipの名称は変更され、FLLのトップコンペティションはWorld Festivalに一本化されている。
開催都市一覧/日本チームの成績
開催年
大会
日本チームの成績
開催都市
日程
出場
区分
チーム
賞
順位
国
チーム
2006
アイントホーフェン (オランダ )
5月6日〜7日
27
84
OEC
2007
ボードー (ノルウェー )
5月16日〜21日
26
66
OEC
Edisons
Champion's Award
2位
Presentation Award
2位
2008
東京 (日本 )
4月27日〜29日
25
58
OAC[ 36]
奈良教育大学附属中
Robot Dependability Award
-
2009
コペンハーゲン (デンマーク )
5月1日〜3日
29
55
OEC
2010
イスタンブール (トルコ )
6月2日〜3日
不明
56
OEC
TOIN ROBOTICS Jr.
Programming Award
-
2011
デルフト (オランダ )
6月2日〜4日
不明
67
OEC
2012
マンハイム (ドイツ )
6月6日〜9日
35+
67
OEC
T字路を直進せよ
Robot Game Award
2位
2013
パーダーボルン (ドイツ )
5月7日〜10日
35+
54
OEC
FIRST FUJISAN
Project Best Research Award
1位
2014
パンプローナ (スペイン )
5月28日〜31日
41
95
OEC
TRY☆SKY
Gracious Professionalism Award
-
2015
ヨハネスブルグ (南アフリカ共和国 )
5月5日〜7日
不明
不明
OAC[ 37]
FIRST FUJISAN
Robot Strategy & Innovation Award
1位
2016
テネリフェ (スペイン )
5月4日〜7日
40
89
OEC
帝塚山α
Entrepreneurship Award
3位
2017
オーフス (デンマーク )
5月25日〜28日
50
118
OEC
FIRST FUJISAN
Robot Strategy & Innovation Award
1位
その他の国際大会
開催都市一覧
開催年
開催都市
日程
出場
大会名
日本チームの成績
国
チーム
チーム
賞
2008
ミネアポリス (米・ミネソタ州 )
5月1日〜3日
不明
不明
International Open
2009
デイトン (米・オハイオ州 )
5月7日〜9日
不明
60
United States Open
2010
高雄 (台湾 )
5月6日〜8日
24
64
Open International Championship
2011
カールスバッド (米・カリフォルニア州 )
3月21日〜22日
不明
76
North American Open
2012
フロリダ (米・フロリダ州 )
5月3日〜6日
不明
不明
World indevitational Open
FICTIONS
Gracious Professionalism Award 1st Place
2012
カールスバッド (米・カリフォルニア州 )
5月18日〜20日
不明
不明
North American Open
2013
シドニー (オーストラリア )
7月4日〜6日
12
30
Asia Pacific Open Invitational
FICTIONS
People's Choice
2014
トロント (カナダ )
6月4日〜7日
不明
72
International Open Canada
Bw2
Most Artistic Booth Award
2015
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月14日〜17日
不明
72
Razorback Open Invitational
Climbers
Robot Performance Award 1st Place
Robot Mechanical Design Award 1st Place
からくり人形
Participation Award
2015
シドニー (オーストラリア )
7月10日〜12日
不明
40+
Asia Pacific Open Invitational
2016
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月19日〜22日
不明
不明
Razorback Open Invitational
TRY☆SKY
Project Innovative Solution Award 3rd Place
2016
セブ (フィリピン )
6月1日〜4日
不明
不明
Philippine Islands Invitational
Tokyo Lego Team
Programming Award
2016
シドニー (オーストラリア )
7月3日〜5日
不明
不明
Asia Pacific Open Invitational
侍7
Champion's Award 1st place
2017
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月18日〜21日
不明
不明
Razorback Open Invitational
Otemon Space Challenger
不明
FIRST FUJISAN
Project Innovative Solution Award 3rd Place
2017
カールスバッド (米・カリフォルニア州 )
5月19日〜21日
不明
不明
North American Open
Over clock
Gracious Professionalism Award 2nd Place
2017
バース (イングランド )
6月21日〜25日
不明
不明
International Open
2017
シドニー (オーストラリア )
7月6日〜9日
不明
不明
Asia Pacific Open Invitational
2018
デブレツェン (ハンガリー )
5月16日〜19日
不明
不明
Open Invitational Central Europe
2018
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月17日〜20日
不明
不明
Razorback Open Invitational
BWW
Robot Performance Award 5th place
Robot Mechanical Design Award 2nd place
2018
カールスバッド (米・カリフォルニア州 )
5月18日〜20日
不明
不明
LEGOLAND California International Open
Otemon Space Challenger
Champion's Award 1st place
2018
タリン (エストニア )
6月6日〜8日
不明
不明
Estonia Open International
2018
シドニー (オーストラリア )
7月5日〜8日
不明
不明
Asia Pacific Open Invitational
2019
ビブロス (レバノン )
5月13日〜17日
35
72
Open International Lebanon
Infinite Rockets
Strategy & Innovation Award Champion
Fabulous Party
Mechanical Design Award
2019
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月16日〜19日
-
-
Razorback Open Invitational
2019
カールスバッド (米・カリフォルニア州 )
5月17日〜19日
-
-
LEGOLAND California International Open
BWW
Robot Performance Award 1st place
2019
イズミル (トルコ )
5月22日〜25日
-
-
Open International Turkey
2019
モンテビデオ (ウルグアイ )
5月30日〜6月1日
-
-
Plan Ceibal International Open
2019
シドニー (オーストラリア )
7月4日〜7日
-
-
Asia Pacific Open Invitational
YSFH Light Side Robotics
Mechanical Design Award 2nd Place
2019
フェアモント (米・ウェストバージニア州 )
7月12日〜14日
-
-
Mountain State Open Invitational
2020
ピッツバーグ (米・ペンシルベニア州 )
4月18日〜19日
20
48
Virtual Open Invitational
FIRST FUJISAN
Robot Design Award 2nd place
2021
ピッツバーグ (米・ペンシルベニア州 )
6月12日〜20日
30
79
Virtual Open Invitational
FIRST FUJISAN
Champions Award Winner
2021
テッサロニキ (ギリシャ )
6月24日〜27日
117
200
Virtual Open Invitational Greece
FIRST FUJISAN
Engineering Excellence Award 1st Place
Robot Performance Award 4th Place
BIG BEAR
Innovation Project Award 4th Place
2021
シドニー (オーストラリア )
7月23日〜25日
11
41
Asia Pacific Open Championships 2021
GKA Dream Builders
Robot Design Award 2nd Place
2022
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月19日〜22日
-
80
Razorback Open Invitational
Light Side Robotics
Robot Performance Award 5th Place
2023
マラケシュ (モロッコ )
5月18日〜21日
42
66
Morocco Open International 2023
Light Side Robotics
Champion's Award 3rd Place
Robot Performance Award 2nd Place
Coach/Mentor Award
2023
フェイエットビル (米・アーカンソー州 )
5月18日〜21日
-
80
Razorback Open Invitational
FIRST FUJISAN
Robot Alliance Challenge 3rd Place
2023
シドニー (オーストラリア )
6月29日〜7月2日
-
-
Asia Pacific Open Championship
TSKY
Champions Award 2nd Place
2024
ボーデ (ノルウェー )
5月13日〜5月17日
-
-
Open European Championship
Yukikaze Tech Utari
Robot Design Award 3rd Place
2024
ロングビーチ (米・カリフォルニア州 )
5月31日〜6月2日
-
-
Western Edge Open
2024
ウースター (米・マサチューセッツ州 )
6月7日〜6月9日
-
-
WPI Open Invitational
Tezukayama ACE
Judges Award Winner
2024
デイトナビーチ (米・フロリダ州 )
6月19日〜6月23日
-
-
Florida Sunshine Invitational
TSKY
Champions Award 1st Place
Robot Performance Award 1st Place
2024
シドニー (オーストラリア )
7月4日〜6日
-
-
Asia Pacific Open Championship
FIRST FUJISAN
Engineering Excellence Award
RS
Robot Alliance Challenge 1st Place
Motivate Award 1st Place
FLL Global Innovation Award[ 38]
2010-2011年(Food Factor)シーズンからFIRST が運営し、プロジェクトを通して革新的なソリューションを生み出したチームに与えられる賞。FLLに参加する全チームが受賞の対象で、各国・地域からノミネートされた「Innovative Solution」カテゴリにおけるトップチームのうち、20チームがセミファイナリストとして選出される。ロボット競技等とは分離して選考が進められるため、それらの成績は影響せず、革新的で優れたソリューションを生み出したチームが選出される。日本からは例年、日本大会においてイノベーションプロジェクト賞を受賞したチームがノミネートされる。
セミファイナリストは、例年6月にサンノーゼ (カリフォルニア州 )において開催される、イノベーションに焦点を当てたワークショップや最終審査、表彰式を含むイベントに参加することができる。イベントでは、マーケティング、知的財産、プレゼンテーションをはじめとする、生涯にわたる思考スキルの指導や、各種リソースの提供など、ソリューションの推進に向けた各種プログラムが行われる。
優勝チームには2万ドル、次点チームには5千ドルの賞金が授与され、さらなるソシューションの発展が期待される。
関連プログラム
FLL Discover
4歳~6歳を対象としたプログラム。2018-2019シーズンにパイロットプログラムとしてFLL Jr. Discovery Editionが展開され[ 39] 、2019-2020シーズンより正式に導入された。幼児を対象にした、学びの習慣を育てるSTEMの導入プログラムとして位置付けられている。FLLのテーマについて思考を深め、レゴ のインスパイアセットでモデルを作り、アイデアをスケッチをするといった活動を通し、チームワークや創造性、コミュニケーション能力を育てることを目的としている[ 40]
。
FLL Explore
6歳~10歳を対象としたプログラム。2004~2005シーズンからパイロットプログラムが開始され、2007-2008シーズンに前身となるFLL Jr.が正式にローンチし、20019-2020シーズンよりFLL Exploreに再編・改称された。STEMを楽しく学ぶことをコンセプトに開催されている。チームは2~6人により構成され、テーマに沿ったプロジェクトを行う。プロジェクトについて説明するためにレゴ のモデルをつくり、ポスターによるプレゼンテーションを行う。モデルにはLEGO エデュケーション SPIKE ベーシック やWeDo 2.0 を用いることができる[ 41] 。
脚注