FMラインウェーブ株式会社(エフエムラインウェーブ)は、岐阜県可児市、美濃加茂市、可児郡御嵩町の各一部地域を放送対象地域[2]として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。
FMらら(FM rara)の愛称でコミュニティ放送を運営している。
2012年7月24日開局。「FMらら」の愛称は、「ラインウェーブ」の頭文字に、音階のうち良い印象を与えるとされる「ラ」の音を組み合わせたもの[2]。
当地では2004年6月にかにかも放送が開局したが、2009年末に制作体制が終了してしまった。2010年7月15日の平成22年梅雨前線豪雨、2011年3月11日の東日本大震災のあと、地域の新たな情報発信手段への要望が高まり[3][4]、地元2市1町などのバックアップによってFMラインウェーブの設立に至った。
本社・演奏所(スタジオ)を可児市広見のケーブルテレビ可児に置く。サテライトスタジオとして、美濃太田駅に「みのかもHOTスタジオ」、御嵩町御嵩に「御嵩ミーモスタジオ」がある。
放送エリアは可児市、美濃加茂市、御嵩町、その他周辺市町村と称している[2]。送信所は可児市西帷子の鳩吹山にあり、空中線電力10W。放送区域は可児市、美濃加茂市、御嵩町および周辺市町。また、FM++によるインターネット配信も行っている。
開局当初より平日帯番組、土曜ワイド番組の編成で24時間放送を行っている。自社製作番組以外の時間は、基本的にミュージックバードのコミュニティFMチャンネルより編成している。
一部の番組ではケーブルテレビ可児での映像付き放送がある。また一部地域向け番組はポッドキャスト配信されているほか、緊急放送に関する協定を結んだ地域では、通常放送を中断して割り込み放送が実施される[26]。
自社制作番組のみ記載。
土曜日の編成は一日を通して『FMらら サタデーライン』と冠したワイド番組編成になっている。時刻は本放送開始時間のみを記載。
帯番組内で放送される箱番組も含む。時刻は本放送開始時間のみを記載。
美濃加茂市は、緊急情報伝達システム稼働[26]にあわせて、市内在住の世帯や要配慮者利用施設の希望者に防災ラジオ(緊急告知FMラジオ)を無償貸与している[27]。FMラインウェーブ以外の地元のFM放送・AM放送も受信でき、緊急割込放送を受信すると自動的に起動する[40]。