MAD QUALIA
「MAD QUALIA」(マッド・クオリア)は、日本のロックバンド・L'Arc〜en〜Ciel、VAMPSのボーカリストで、シンガーソングライターであるHYDEの12作目のシングル。表題曲は2019年3月6日に配信発売。フィジカルは2019年3月20日に発売。発売元はVirgin Music。 解説前作「ZIPANG」から約1ヶ月ぶりとなるシングル。なお、本作は4thアルバム『ANTI』の先行シングルとなっている。 本作の表題曲「MAD QUALIA」は、メロディアスでストレートなロックナンバーとなっている。ちなみにこの曲は、2019年3月8日に発売されたゲーム『DEVIL MAY CRY 5』のイメージソングに使用されている。なお、この曲はゲームのタイアップを受けて書き下ろされた楽曲で、HYDEはこの曲の制作を振り返り「『デビル メイ クライ 5』のタイアップをめがけて作った曲です。ストックもいろいろあったけど、それに合うような曲がなかったんですよ。だから、締め切りまでにかっこいい曲を作ろうと思って、結構締め切り間際に頑張って作ったって感じですね[5]」「僕自身で曲を完成させることができなかったんで、今回はShoくん(MY FIRST STORY)が作ってくれた曲があって、そこにメロディをはめていった感じですね[5]」と述べている。また、HYDEはアルバム発売時に受けたインタビューの中で、この曲の印象について「日本人の感性としてはすごく盛り上がる曲ではある[6]」「新しいHYDEの核になる曲じゃないかなと思ってます[6]」と述べている。なお、この曲の制作には前述の通り、MY FIRST STORYのギタリストであるshoがコンポーザーとして参加している。余談だが、この曲は4thアルバム『ANTI』に収録された楽曲の中で、海外のプロデューサーが唯一制作に参加していないものになっている。 なお、この曲は「狂っているのが自分なのか、それとも自分以外なのか、答えのない(醒めない)悪夢に堕ちていく[7]」ことをテーマにしているという。ちなみにHYDEは、楽曲のタイトルを決めるにあたって「<喧嘩している相手との分かりあえない感覚>や<この人が見ている"赤"と、僕が見ている"赤"は果たして同じ赤なんだろうか?>っていうようなことをなんて言葉で言うんだろう」と考え[6]、その思いを表す言葉を調べて、Ali(MONORAL)に相談したうえで"QUALIA(=主観的経験)"というワードを使うことにしたという[6]。 フィジカル発売前の2019年3月6日には、各種音楽配信サイトにおいて、表題曲「MAD QUALIA」のダウンロード・ストリーミング先行配信が開始されている。また、同年3月7日には、前記のゲームの発売記念イベント「SSS Devil Night」の第2部に、HYDEとキャラクターボイスを担当した声優の森川智之、石川界人が出席している[8]。 先行配信から約2週間後の同年3月20日に、初回生産限定盤A(CD+コンセプトブック)、初回生産限定盤B(CD+DVD)、通常盤(CD)、デビルメイクライ盤(CD+DVD)の4形態でフィジカルが発売された。初回限定盤Aには撮り下ろし写真を掲載したコンセプトブックが、初回限定盤Bには表題曲のミュージック・ビデオとドキュメンタリーを収めたDVDが、デビルメイクライ盤には『DEVIL MAY CRY 5』のオリジナル描き下ろしデザインを使用したジャケット、そしてゲームとのコラボMVを収録したDVDが付属している。 カップリングには、HYDEが在籍するロックバンド、L'Arc〜en〜Cielの楽曲「HONEY」のセルフカバーが収録されている。このセルフカバーの編曲作業には、HYDE名義のライヴでサポートギタリストを務めるPABLO(Pay money To my Pain)が参加している。 収録曲
初回生産限定盤B・デビルメイクライ盤付属DVD
タイアップMAD QUALIA
参加ミュージシャン
収録アルバム
外部リンク脚注
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