Mineomineo(マイネオ)は、関西電力グループの電力系通信事業者であるオプテージ(旧 ケイ・オプティコム)が、仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話・データ通信サービスである。オプテージとしては2度目の携帯電話事業参入であり[注 1]、かつてアステル関西の事業を引き継いでPHS事業を[1]、そしてPHSを使用した最大64kbpsの定額インターネット接続サービスeo64エアのサービスを提供していたことがある。 概要
移動体通信事業者(MNO)の、au(KDDI・沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN・au 4G LTE・au 5G)、NTTドコモ(FOMA・Xi・docomo 5G)、ソフトバンク(SoftBank 3G・SoftBank 4G LTE・SoftBank 5G)が提供する移動通信サービスを利用するMVNOである。 2014年6月にauのau 4G LTE網を利用したMVNOとして携帯電話サービスを開始し[3]、2015年9月にNTTドコモのXi[4]、2018年9月にソフトバンクのSoftBank 4G LTEに対応。これにより、個人向けサービスとして日本初のマルチキャリアMVNOとなった[5]。 ブランドステートメント「Fun with Fans!」[6]と、5つのモットー(「まっすぐなmineo」「イケてるmineo」「ネットぢからのmineo」「おもしろいmineo」「うれしい!たのしい!大好き!mineo」)[7]を、行動指針「mineo way」[6](「シンプルに、正直に。みんなに誠実であろう。」・「共有して、共感して、仲間と一緒に創っていこう。」・「前例のない未来へ、自ら挑戦しよう。」)掲げている。この方針に沿ってシンプルで分かりやすい料金体系が用意されていたり、コミュニティサイト「マイネ王」の運営、ユーザとの意見交換会「オフ会」の定期開催[8]、独自のコンテンツなどの制作などが行われている。ブランドカラーはmineo greenと命名された緑色で[2]、ブランドサイト・広告・店舗・SIMカード台紙[9]など、あらゆる場面で使用されている。 また「ファンとの共創」をうたっていることもあり、コミュニティサイト「マイネ王」を通じた利用者とのコミュニケーション・情報公開も積極的に行っている。例えば通信速度の実測値を毎月公開したり[10]、過去の傾向から混雑度合いを予想する「ネットワークお天気情報」や、通信キャリアとmineoとの接続回線(POI)の増強規模・予定日なども公開している[11]。 番号ポータビリティはSIMカードが届いてからユーザがmineoマイページ(Web)にて手続きを行うため、通信不能時間が最小限となる[注 2]。申し込み時にキャリアメールの代わりとして「[email protected]」形式のメールアドレスが1つ発行される。「@」前はユーザー自身により変更手続きができる。POP3・IMAP対応[12]、プッシュ型電子メールには非対応。 データ通信回線のバックボーンは、プロバイダ事業のeo光でも使用されているオプテージのバックボーンネットワークを使用している[13]。 通信の最適化2018年4月10日より、通信の混雑緩和を目的として混雑時間帯における通信データの圧縮・パケット再送の抑制による「通信の最適化」を、「ファンとの共創」の方針に反して利用者に一切知らせないまま、mineo利用者とMVNEとしてサービスを提供している各社に対して実施。同年4月下旬に利用者からインターネット上で「通信の最適化」がなされているのではないかといった指摘が相次いだ。5月7日にその事実を認め、「事前に説明すべきだった」と謝罪した[14]。なお9月27日15時より「通信の最適化」についてユーザーが非適応を、利用者が選択できる仕様になった。 沿革
プラン個人向け現行プランは、回線種別(au回線のAプラン・NTTドコモ回線のDプラン・ソフトバンク回線のSプラン)と、シングルタイプ(データ通信のみ)・デュアルタイプ(音声通話・データ通信両対応)に、データ容量別の「マイピタ」か回線速度別の「マイそく」がある。「マイそくスーパーライト」は回線速度が32kbpsの超低速ながら月額料金250円の低価格で提供している。 オプションサービス
など mineoプチ体験お試し200MBコースと呼ばれるmineoプチ体験プランもある[26]。 プリペイド2015年2月27日にプリペイドのSIMを販売した[15]。 mineoプリペイドパックmineoプリペイドパックは、購入後、電話一本で簡単に開通手続ができる、データ通信専用のSIMカードである。200(税抜)円で200MBを最大2カ月(開通日の翌月末まで)利用できる。 同じSIMカードを利用して月額サービスへ変更可能
mineo海外用プリペイドSIMmineo海外用プリペイドSIMは、海外で利用できるデータ通信専用SIMカードである。2015年7月1日より販売開始[16]。 法人向けmineo for ビジネスは、法人契約のプランである。2015年7月1日よりKDDI回線、[16]2015年12月16日よりNTTドコモ回線を利用したプランの提供を開始[19]。 企業管理ID1つにつき2回線以上契約で、各回線の月額基本料金から50円(税抜)割り引き。 企業管理IDでアクセスするWebページで社員の利用状況を確認し、容量の変更やパケットチャージも対応できる。 マイネ王マイネ王は、mineoユーザーやmineoスタッフと交流できるコミュニティサイトである。 会員登録は無料。mineoを契約しているユーザーに加え、mineo契約していなくても会員登録が可能である。しかし、mineoを契約していない場合は、フリータンクやチップなどの機能は利用できない。[27] 登録メンバー数は約711,950人であり増加傾向である(2022年1月4日現在)[28]。
MVNE仮想移動体サービス提供者(MVNE)として、携帯電話サービスを以下の電力系通信事業者に提供している[注 3]。 販売店販売店のほかに、mineoショップ・mineoスポットと呼ばれる直営店や、全国にお渡し店・サポート店と呼ばれる販売店がある。 脚注注釈出典
外部リンク
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