『Rock'n Roll Standard Club』(ロックン・ロール・スタンダード・クラブ)は、日本のロックユニット・B'zで活動するギタリストである松本孝弘が、ソロ活動の一環として「ROCK'N ROLL STANDARD CLUB BAND」名義でリリースした作品。B'zのシングル『Real Thing Shakes』と同時発売された。
内容
本作は、松本が選曲しカバーしたものを収録した、ロック黄金世代を築き上げたスタンダード・ナンバーに捧げるトリビュート・アルバムである。カバーにあたっては松本の解釈による編曲などはなく、バンド構成や楽曲のアレンジは全曲ほぼ原曲に忠実に演奏されている。
このアルバム制作の発端は、松本がパーソナリティを務めたラジオ番組『BEAT ZONE』(TOKYO FM系)で1年間続いたコーナー「Rock'n Roll Standard Club」である。このコーナーは、松本の音楽的ルーツとなったロック・ナンバーを、気の合うミュージシャン仲間と録音しオンエアするというコーナーだった。このコーナーの集大成として制作されたのが、本作である。[要出典]
発売から7年後の2003年には、本作とは対となる邦楽カバーアルバム『THE HIT PARADE』が発表された。
ROCK'N ROLL STANDARD CLUB BAND
本作のアーティスト名義は、「ROCK'N ROLL STANDARD CLUB BAND」となっているものの、レコーディング当時はバンドとしての形態では存在せず、メンバーは流動的でレコーディングには多くのミュージシャンが参加した。
その後、1996年8月から9月にかけてROCK'N ROLL STANDARD CLUB BANDによるライブハウスツアーが行われた。このツアーは、松本孝弘(ギター)、生沢佑一(ボーカル)、鮫島秀樹(ベース)、黒瀬蛙一(ドラム)、増田隆宣 (オルガン)の固定メンバーで行われた。
収録曲
- I GOT THE FIRE (3:19)
- 原曲:モントローズ「I Got the Fire」(邦題「灼熱の大彗星」)
- アメリカ合衆国のハードロックバンド、モントローズの1974年のアルバム『Paper Money』(邦題『ペイパー・マネー(灼熱の大彗星)』)収録曲。
- 松本によると、この楽曲の選曲はドラムを担当した樋口のリクエストだったとのこと。冒頭部分のシャウトのみオリジナルである。
- FOOL FOR YOUR LOVING (4:09)
- CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS (5:39)
- INTO THE ARENA (4:23)
- ROCK AND ROLL, HOOCHIE KOO (3:51)
- MOVE OVER (4:02)
- 原曲:ジャニス・ジョプリン「Move Over」(邦題「ジャニスの祈り」)
- アメリカの女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの1971年のアルバム『Pearl』(邦題『パール』)収録曲。
- ヴォーカルを担当した人見のリクエストで選曲された。
- LIFE FOR THE TAKING (4:53)
- SUNSET (5:13)
- WISHING WELL (4:09)
- 原曲:フリー「Wishing Well」(邦題「ウィッシング・ウェル」)
- イギリスのロックバンド、フリーの1973年のアルバム『Heartbreaker』(邦題『ハートブレイカー』)収録曲。
- COMMUNICATION BREAKDOWN (2:56)
- MISTREATED (7:47)
- 原曲:ディープ・パープル「Mistreated」(邦題「ミストゥリーテッド」)
- イギリスのロックバンド、ディープ・パープルの1974年のアルバム『Burn』(邦題『紫の炎』)収録曲。
- 原曲の終盤に出てしまっているギターのノイズ音も、忠実に再現している。
参加アーティスト
参考文献・出典
|
---|
TAK MATSUMOTO |
アルバム | |
---|
シングル | |
---|
映像作品 | |
---|
配信限定 |
Live Life - EPIC MATCH ~ the match everyone wanted ~ - BATTLEBOX - GLORIOUS 70
|
---|
Rock'n Roll Standard Club Band | |
---|
Larry Carlton & Tak Matsumoto | |
---|
House Of Strings | |
---|
Tak Matsumoto & Daniel Ho | |
---|
コンピレーション | |
---|
レコードレーベル | |
---|
関連項目 | |
---|