増田隆宣
増田 隆宣(ますだ たかのぶ、1961年2月26日 - )は、日本のキーボーディスト、ギタリスト、作曲家、編曲家。大阪府出身。音楽スクール「T-Music Yokohama」代表。 B'zのサポート・メンバーとしての活動が代表的で、「B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"」[1]から、1998年と2019年を除き、「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-」[2]まで長きにわたって共にしている。 来歴
人物幼少期、カトリック系幼稚園の教会でのパイプオルガンの音色に魅了され、オルガンを弾き始める。高校時代、初めて買ったシンセサイザーはRoland SH-1000。 高校時代にディープ・パープルやレッド・ツェッペリンなどのヘヴィメタルに魂を射抜かれ、特にジョン・ロードに心酔していた。小川文明による著書『文明的鍵盤奏法ノススメ』によると、高校時代、小川が「堺のジョン・ロード」を自称していたのに対し、増田は「高槻のジョン・ロード」だったらしい。 ディープ・パープルのマニアとして非常に有名で、ディープ・パープルのトリビュート・アルバムに参加した際も、スタジオテイクではなく、ライブテイクのフレーズを演奏して、そのマニアぶりの一端を覗かせている。また、10代の頃は沖縄のハードロック・バンド、紫のコピーもしていた。 ハードロックの他にはプログレッシブ・ロックも好み、ジェネシス、ピンク・フロイド、キング・クリムゾンを好きなバンドとして挙げている。ジェネシスについては、トリビュート・ライブに参加したことがある。 使用機材使用している機材をすべて記述すると雑多になるため、代表的なものを挙げる。
キーボード・スタンドの上段にセミ・ウェイテッド鍵盤、下段にピアノ鍵盤というセッティングが多い。KORGのインタビューにおいて、増田はM1以来KORGのヘビー・ユーザーだと語っているように、KORG製品が多い。しかし、時期や用途によって、YAMAHAのデジタル・ピアノ(いわゆるステージ・ピアノ)のCP1などを使ったこともある。2018年3月現在、KORG OASYS 76 + KORG KRONOS 88の組み合わせである。B'zのライブにおいて、ピアノ、エレピ、シンセ・リード、パッドなど、すべての音色にKRONOSを使用している。
KORG RADIAS……アナログ・モデリングによる波形を中心に、フォルマント波形やノイズ、PCM など、多彩なオシレータ・アルゴリズムを搭載したシンセサイザー、エフェクト、ボコーダー。ハモンド・オルガンの上に載せている。 Clavia Nord Lead 2……アナログ・シンセサイザーをデジタルでシミュレーションした音源を搭載している。ハモンド・オルガンの上に載せている。
モーグ・シンセサイザー Minimoog[3]……ヴィンテージのアナログ・モノ・シンセ。コルグのチューナー、DT-3をつないで使用している。アナログ・シンセならではの豊かな音色や、増田のピッチ・ホイールを使用したベンド奏法などを聴くことができる。キーボード・マガジン(2000年12月号)のアーティスト・アンケート「あなたが出会った中で最も好きなシンセを教えてください」において、増田はMinimoogと答え、「他の追随を許さない、そしていかなる楽器にも負けない圧倒的な音圧」と表現した。
KORG SG-Rack……B'zのライブにおいてラックに2台組み込んでいる。 KORG M1R EX……「ZERO」と書かれたシールが貼られているのが確認できる。B'zの楽曲「ZERO」において使われている、いわゆるM1ピアノという音色のためにラックに組み込んでいると思われる。 ハモンドオルガン
XK-3Cにデモ・ソング「Liberation」を提供している。また、XB/XMシリーズでは、増田がプロ・ミュージシャンの観点からさまざまなアドバイスを行なっていた。
サポートアーティストレコーディング参加
楽曲提供その他
脚注
外部リンク
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