TOHOシネマズスカラ座
TOHOシネマズスカラ座(とうほうシネマズ スカラざ、TOHO CINEMAS SCALA-ZA)は2000年12月16日から2018年2月23日まで東京都千代田区有楽町1-1-3の東京宝塚ビル地下1階に在ったTOHOシネマズ株式会社が経営・運営する映画館。現在はTOHOシネマズ日比谷のSCREEN12となっている。 沿革
スクリーン
概要2000年12月に新築された東京宝塚劇場ビルの地下1階に再オープン。オープンした時はスカラ座1・2の2館体制で構成されていた。劇場内の椅子の色は1が青で、2が赤である。しかし、2005年3月31日にみゆき座が閉館したため、同年4月1日にスカラ座2が「みゆき座」の名称を継承する形で改称し、それに伴いスカラ座1が「スカラ座」となった。 2006年10月1日、東宝株式会社は映画興行部門をTOHOシネマズ株式会社へ吸収分割させた。このため、本施設の運営はTOHOシネマズが引き継くことになった。その後2009年2月3日から「TOHOシネマズスカラ座」の名称に変更され、TOHOシネマズ名のシネコン同様にインターネットチケット販売「vit」、ポイントカード「シネマイレージカード」が導入された。 スカラ座・みゆき座に降りていく階段の屋根周囲は電光掲示板になっている。東宝の直営だった時代は電光掲示板が利用され、公開中の映画を案内していたが、TOHOシネマズに経営権が譲渡されて以降は使用されていない。そのため、TOHOシネマズに経営譲渡されて以降に当劇場に来館するようになった観客で、これが電光掲示板であることを知っている者は少ない。現在はその痕跡のみが残されている状態である。 2018年3月に開業する東京ミッドタウン日比谷内にTOHOシネマズ日比谷が開業するのに合わせて、みゆき座と共に改修しTOHOシネマズ日比谷に合併、一体運営されることになった[2]。スカラ座は『TOHOシネマズ日比谷 SCREEN12』、みゆき座は『TOHOシネマズ日比谷 SCREEN13』に、それぞれ改称され、1955年7月から約63年続いた「スカラ座」の名称が消滅した[3]。映画ファンの中には、建物が別であることや、60年以上も名乗ってきた伝統ある「スカラ座」「みゆき座」の名称が無くなることから、『TOHOシネマズ 日比谷』への集約に反対意見を示す意見も多くあった。 本施設は東宝の洋画系で最大のチェーンマスターであった[4]ため、常に洋画の大作・話題作が封切られていた。稀にスタジオジブリ作品など、大ヒットが予想されている邦画も多く封切していた。当劇場はジブリ映画との繋がりが強く「日比谷スカラ座」としてリニューアルオープンして以降『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』『思い出のマーニー』が当劇場をメイン劇場として封切られ、その都度当劇場で舞台挨拶が行なわれてきた[5]。東宝の本拠である東京宝塚劇場の敷地内に同居している劇場ということもあり、東宝系映画館の筆頭劇場に挙げられ、上述したジブリ映画のみならず、他の作品でも舞台挨拶イベントが多く行われることで知られる。また、東宝系の映画の上映館に当劇場が含まれる場合、各映画の公式サイトにおける東京都の上映館一覧には当劇場が必ずトップでクレジットされていた。なお、この上映館一覧でのトップクレジットは『TOHOシネマズ 日比谷』に集約された現在も継承されており、現在は「TOHOシネマズ 日比谷」の名称でのトップクレジット表示となっている。ただし、必ずトップクレジットされるわけではなくなってきている。 2018年3月29日に「TOHOシネマズスカラ座」が「TOHOシネマズ日比谷 screen12」、「TOHOシネマズみゆき座」が「TOHOシネマズ日比谷 screen13」に改称され、劇場名としての「スカラ座」「みゆき座」は消滅した。ただし、TOHOシネマズの公式見解としてはスカラ座・みゆき座ともに閉館扱いはしていないため「TOHOシネマズ日比谷」が後継劇場という扱いである。 主な上映作品再オープン以降(2000年12月 - 2009年1月)
TOHOシネマズ スカラ座に館名変更後(2009年2月 - 2018年2月)
受賞歴
脚注
外部リンク
. |