ソラリアプラザ
ソラリアプラザ (SOLARIA PLAZA) は、九州最大の繁華街である福岡市中央区天神に位置するファッションビル。福岡県を拠点とする大手私鉄である西日本鉄道(西鉄)が所有・運営している。 概要大手私鉄の1社である西日本鉄道(西鉄)による西鉄福岡(天神)駅周辺の再開発事業「天神ソラリア計画」の第一期として建設され、1989年3月に完成[1]。西鉄福岡(天神)駅の西隣、かつて西鉄が運営していた「福岡スポーツセンター」の跡地に建っている[1]。 ファッション店が多数入居するほか、映画館「TOHOシネマズ」やレストラン街、スポーツジムなどがあり、ホテル(ソラリア西鉄ホテル福岡)も併設されている。1階にはラブエフエム国際放送(FREE WAVE[2]→ Love FM)のサテライトスタジオがある。コミュニティ放送局時代はビルの屋上に送信所を設置していた他、ビルの7階に本社スタジオを構えていた時期もある。 2013年6月から、以下の大々的なリニューアルを行っていた。
2015年4月26日にこれらのリニューアルが完了した[3][4]。 フロア構成
映画館同プラザの7階には1フロアに3スクリーンを有する映画館がある。かつては「ソラリアシネマ」という名称だったが、2012年1月からはTOHOシネマズ直営の「TOHOシネマズ天神・ソラリア館」となった。 ソラリアシネマ1956年4月11日に同地で開業した名画座「センターシネマ」がその前身。当時は大人50円、小人30円の低料金だった。その後ロードショー館に転換し営業を継続したが、1987年5月、同地の再開発に伴い一時休館。その2年後の1989年3月、同プラザ7階に「ソラリアシネマ」としてリニューアルオープン。シネマ1は当時まだ珍しかった“スタジアム形式”の客席とボディソニックシステムを採用していた。初回・レイトショー以外は全席指定席であった他、西鉄ICカード「nimoca」で入場料金が清算することも出来た。 当初は、東宝洋画系作品(シネマ1は日劇3、シネマ3はシャンテ・シネのなかでも、主にフランス映画社の作品、シネマ2は名画座)がラインナップされていたが、末期はミニシアター向きの作品を中心とした上映に転換していた。しかし晩年は市内に登場したシネマコンプレックスの影響で次第に客足が落ち込み、ヒット作に恵まれない状況が続いた。 2011年8月に同年11月末での閉館を発表[5]。同年11月30日、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の爆音上映を行い、「センターシネマ」時代から数えて55年続いた歴史にピリオドを打った。 座席数
3館ともドルビーデジタルEXに対応。(シネマ1のみSDDS8chにも対応している)。『スター・ウォーズ episode1』の為にドルビーサラウンドEXが導入されたが、結局SDDSでの上映となった。 シネマ2・3のSDDS6chの上映方式は、2010年のドルビーCP650の採用に際し廃止。シネマ1は、2010年にDLPデジタルシネマ映写機を導入。3D方式はXpanDを採用。 TOHOシネマズ天神・ソラリア館
→詳細は「TOHOシネマズ天神」を参照
ソラリアシネマ閉館後、同館の跡地はTOHOシネマズに売却され、2012年1月21日、天神東宝と統合したシネマコンプレックス「TOHOシネマズ天神・ソラリア館」(とうほうシネマズてんじん・ソラリアかん)として再開業した。これに伴い天神東宝もTOHOシネマズ天神本館と名称変更されている[6]。TOHOシネマズ系列としては梅田、なんばに続き、本館と別館がある3つ目の地域となったが、2017年3月31日に天神本館が建て替えのため閉館になり、ソラリア館のみの営業となっている[7]。それ以降、天神地区における東宝系のアニメ映画の時期固定形のシリーズ作品の封切り館は、ソラリア館に移行している[8]。 ソラリアシネマ時代はシネマ1のみデジタル上映だったが、リニューアル後は全スクリーンがデジタル上映に移行されている。 座席数3スクリーンの総座席数は433席で、ソラリア時代よりも68席減となった。前述の天神本館の閉店と共に、スクリーン番号が変更されている。
ギャラリー関連項目脚注
外部リンク
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