コロラドスプリングス・スカイソックス(Colorado Springs Sky Sox)は、アメリカ合衆国コロラド州コロラドスプリングスに2018年まで本拠地をおいていたマイナーリーグの野球チーム。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ傘下AAA級チームで、パシフィックコーストリーグに所属していた。本拠地球場はセキュリティ・サービス・フィールド。
歴史
1901年にパシフィック・ノースウェスト・リーグ(英語版)に参加したポートランド・ウェブフッツ(英語版)というチームが起源とされる。1903年よりパシフィックコーストリーグに加盟した。
その後、カリフォルニア州サクラメントへの移転を経て1961年からはハワイ州ホノルルを本拠地とするハワイ・アイランダーズ(英語版)に改称した。ホノルル移転後はトニー・グウィンやバリー・ボンズなど後のスター選手を輩出していたが、アメリカ本土から距離が遠い上に時差もあり、遠征にかかる費用もネックとなって機能的に厄介な存在になっていった[1]。
1988年、プロ野球チームが無かったコロラド州のパイクスピーク地方に移転し、コロラドスプリングス・スカイソックスと改称された。「スカイソックス」は1950年から1958年まで存在したシカゴ・ホワイトソックス傘下の同名のチームに由来する。同年、クリーブランド・インディアンスと提携。スポルジョン・スタジアムを使用していたが、6月からセキュリティ・サービス・フィールドを本拠地としている。
1992年にはかつてヤクルトスワローズや近鉄バファローズで活躍したチャーリー・マニエルが監督を務め、コロラドスプリングス移転後初のリーグ優勝に導いている[2]。
1993年、同じコロラド州にメジャーリーグに加盟した新球団コロラド・ロッキーズの誕生に伴い、球団はロッキーズと提携を開始した。2009年、チームロゴ、カラー、ユニフォームを一新した。
ロッキーズを上回る海抜1,839 mに本拠地があるため、極端な打高投低であり、2011年にはチームOPS.855を記録した[3]。
2014年限りで地元のロッキーズとの提携を解消し、9月19日にミルウォーキー・ブルワーズと2年契約を結んだ[4]。
2017年6月、2019年シーズンよりAAA級の球団としてサンアントニオ・ミッションズの名称でテキサス州サンアントニオへ移転することが発表された[5]。なお、これに伴い、すでに存在していた同名でテキサスリーグ所属のAA級球団は、同じテキサス州アマリロへの移転及び新ニックネームのコンテスト開催の運びとなり、後にアマリロ・ソッドプードルズへ改称した[6]。
過去の主な所属選手
ハワイ・アイランダーズ時代
コロラドスプリングス・スカイソックス時代
脚注
外部リンク