リッジレーサーシリーズ とは、バンダイナムコエンターテインメント (旧ナムコ )が開発・発売するレースゲーム 作品群シリーズ。
概要
1993年のアーケードゲーム(AC) 『リッジレーサー 』からスタートしたレースゲーム。PlayStation (PS) のロンチタイトル として『リッジレーサー』が発売された以降はコンシューマーゲーム を中心にシリーズが続いている。コンシューマではロンチタイトルとしてリリースされることが多かった。
シリーズ共通の特徴として、ドリフト走行 中のアクセルワークやステアリング 操作により、現実ではありえないような大きな影響を与えられる点が挙げられる。この特徴により、ドライビングシミュレーター の性格は大きく失われているが、ドリフト走行に本来要求される知識や技術が緩和され、気軽に楽しめるゲーム性を得ることに成功している。ACの『リッジレーサー2 』やPSPの『リッジレーサーズ 』シリーズにおけるドリフト時の補正は特に強力なものであり、少しの練習で、ありとあらゆるコーナーで逆方向にスピン(左コーナーを右にステアリングを切ってスピン)しつつコースアウトせずに曲がることが可能になる。
PSの『リッジレーサー』より車による能力の違いは存在したが、架空の自動車会社や詳細なスペック の概念 ができ上がったのはPSの『レイジレーサー 』からで、シリーズを重ねるごとに現実の車のように車がモデルチェンジ し登場する。『リッジレーサーズ』以降のシリーズは元自動車デザイナーがスタッフに加わっている。
PSの『リッジレーサー』では道路と平行にドリフトすることにより凶暴的な加速を得られるテクニックがある。発見された当初はドリフトでもグリップでもないことから「ノーグリップ走法」と呼ばれていたが、次第に無音だがドリフトしているということで「サイレントドリフト」という名称へと変わっていった。これを上手く使うことにより、ゴール後に表示される1周平均時速が車本来の最高速を越えたり、残りタイムがカウンターストップするという現象が起こる。このサイレントドリフトは『リッジレーサーV 』にて「速度の落ちにくいドリフト」という形で復活し(ただしスキール音は鳴る)、『リッジレーサーズ』以降では「スキール音はしないがグリップ走行と違いニトロゲージが溜まる」といった形で存続している。
PSPの『リッジレーサーズ』よりニトロ システム が搭載された。これはレース 中にドリフトを行うとニトロがチャージ され、一定分溜まるとニトロを発動し最高速度が大幅に上昇するシステムである。高速度でドリフトするほど溜まるため、いかに上手くニトロをチャージし発動するかといった戦略が生まれた。
なお『R4 -RIDGE RACER TYPE 4- 』以降の架空のレーシングチームや、『リッジレーサー6』以降に出るチューン会社名の一部は、ナムコ が出した作品のタイトル名またはキャラクター名が使われている。
2016年6月9日に日本で発売されたPROJECT CARS PERFECT EDITIONの初回封入特典として、リッジレーサーシリーズのデザインカーがダウンロード可能なプロダクトコードが封入される。
2019年に発売された「エースコンバット7」のマップには、テラジ社の「ガイア」というこれまでのシリーズに登場していない新型車の広告看板が登場したが、同作のディレクターの河野一聡はTwitterで「菅野さんのイタズラです」と答えている[ 1] 。
家庭用ゲーム機におけるシリーズ作品リリースの特徴
初代リッジレーサーがPS1でリリースされて以降2011年発売のPlayStation Vita まで、ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE)の前身のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のゲーム機のローンチタイトルとしてリリースされることが恒例化していた[ 2] 。しかし、PlayStation 4 とPlayStation 5 ではローンチタイトルとして発売されず、他社を含め家庭用ゲーム機向けのリリースは国内では2011年、海外では2012年が最新となっている。リッジレーサー7 まではローンチソフトをアピールする目的でディスク版の製造番号を「XXXX-X0001」で刻印する伝統が存在した[ 3] 。
2010年代 初めまではSCEのみならず様々なゲーム機のローンチタイトルとしてリリースされており、『リッジレーサー6 』ではマイクロソフト のXbox 360 のローンチタイトルとして、『リッジレーサー3D 』では任天堂 のニンテンドー3DS のローンチタイトルとして発売された。また、海外ではリッジレーサー64 の移植版にあたる『リッジレーサーDS』もニンテンドーDS のローンチタイトルとして発売された。リッジレーサー6は発売後に2021年 からXbox One /Series における後方互換に対応した[ 4] 。
サウンド
シリーズを通してエレクトロニック・ダンス・ミュージック を全面的に採り入れたサウンドが特徴で、メーカー自ら「リッジサウンド」と呼称している[ 5] [ 6] 。ゲーム中のBGMも1作目から全6曲より選べるなど収録曲数が多く、2006年 に発売されたPSP 版『リッジレーサーズ2 』では全42曲収録[ 7] 、同年のPS3 版『リッジレーサー7 』ではPlayStation Store にて20曲の楽曲が追加購入できた[ 8] 。ジャンルもフュージョン やロッテルダムテクノ など多岐に渡る。『リッジレーサーV 』には、マイク・ヴァン・ダイク やBOOM BOOM SATELLITES がゲスト参加していた。
主要コンポーザー
五十音順。
サウンドトラック
基本的にサウンドトラックは毎作発売されるが、『レイジレーサー』はサウンドトラックが未発売である(『リッジレーサー』や『リッジレーサーレボリューション』、『レイジレーサー』の音源そのものはPSのCD-ROMにCD-DA形式で収録されているため、CDプレーヤーでトラック2以降を選択することにより再生可能)。
『R:RACING EVOLUTION 』のサウンドトラックは長らく未発売であったが、2014年 6月15日開催のイベント「RIDGE RACER NIGHT 2」(後述)にてSweepRecordより発売された。
20周年の2014年と30周年の2024年 に、それぞれ記念リミックスアルバムが発売された。
イベント
シリーズにまつわるクラブイベントも開催されており、第1回は2012年 3月3日、渋谷 VUENOS にて無料で開催[ 9] 。PlayStation Vita 版『リッジレーサー 』のサウンドトラック『RIDGE RACER - PLANETARY SOUNDS』の発売を記念し、「PlayStation Vita RIDGE RACER NIGHT」と銘打たれた。
2014年 6月15日、シリーズ20周年記念アルバム『リッジレーサー 20th アニバーサリーリミックス』の発売を記念し、渋谷amate-raxiにて「RIDGE RACER NIGHT 2」を開催[ 10] 。同アルバムの帯を持参すると先行入場が可能となったが、開場から1時間足らずで入場規制が敷かれるほどの大盛況となった[ 11] 。
2017年 6月11日、第3回となる「RIDGE RACER FES 2017」を渋谷club asia にて開催[ 12] 。セガ 所属コンポーザーの光吉猛修 がゲスト参加[ 13] 、アルバム『レイジレーサーリミックス -THE 20TH ANNIV. SOUNDS-』の先行販売などが行われた。
2024年 7月7日、シリーズ30周年を記念し、第4回となるイベント「RIDGE RACER NIGHT 2024」を渋谷WOMBLIVE にて開催[ 14] [ 15] 。株式会社ハムスター やHORI が協賛、ラウンジには歴代アーケード作品の筐体がプレイアブルで設置されるなど、過去最大規模で行われた[ 16] 。また同イベントの模様は、受注生産によりCD『RIDGE RACER NIGHT 2024 - LIVE REC』としてアルバム化された[ 17] 。
イメージキャラクター
永瀬 麗子(ながせ れいこ)
『レイジレーサー』から登場したイメージキャラクター (レースクイーン 、架空のCGキャラクター)。『レイジレーサー』以降は『リッジレーサーV』以外の全ての作品に登場している。新作が出るたびに、そのテイストが毎回微妙に変わるのも特徴である。
また、同ナムコから販売されているエースコンバットシリーズ には「ナガセ ケイ」という女性キャラクターが登場しているが、公式生放送で永瀬とは姉妹であるという関係が明かされた。
深水 藍(ふかみ あい)
『リッジレーサーV』のみに登場したイメージキャラクター。
イメージガール(レイブレイコ)
『レイブレーサー』に登場するイメージキャラクター。ポスター等では主役車であるCar No.3のドライバーとして描かれていることから、同作の主人公でもある。同作の『リッジレーサーズ』ゲーム内の説明によると「ナムコ社内から当キャラクターの資料は発見できなかった」とされ、本名は不明である。ファンの間では「レイブレイコ」と呼ばれている。
シリーズ
アーケードゲーム
リッジレーサー (1993年 10月 稼動開始)
アーケードゲーム版第1作目。基板 にSYSTEM22 を使用。アーケード版シリーズの秒間フレーム 数は60枚。純粋なカーレースシミュレーションというよりも、ドリフト走行 を手軽に楽しむゲーム、という要素が強かった。シリーズ最初の作品であることもあって、ドリフト走行 への補正は少なめであり、実際タイムアタック においては、ドリフトしないでアウトインアウトでクリアした方が速いコーナーと、ドリフトしてよりインベタでクリアした方が速いコーナーが入り乱れ、攻略の難易度は高かった。SD筐体以外の筐体では、クラッチペダル を踏まずにシフトチェンジすると「カシュッ」という音がする(リッジレーサー2からはこの音はなくなった)が、この音が鳴ることによるペナルティや、また半クラッチという概念もないため、攻略的にはクラッチペダルは無用なものであった(踏んでいる間はシフトがニュートラル扱いになるのみ)。このクラッチの扱いについてはリッジレーサー2・レイブレーサーでも音が鳴らないだけで同様である。
リッジレーサー2 (1994年 6月 稼動開始)
アーケードゲーム版第2作目。基本的内容は前作と同じだが、バックミラーと通信対戦機能が搭載され、その代わりに壁などのポリゴン 数が少なくなるなど各部がマイナーチェンジ された。稼動開始当時はTWIN筐体売りとして登場した為、通信対戦機能搭載ということもあり全国のゲームセンター に数多く設置されたが、わずか1年後に『レイブレーサー 』が登場。同型筐体 使用の為にほとんどの『リッジ2』筐体が『レイブレーサー』に基板交換(コンバージョン)され、ロケーション地域によっては現存数が非常に少ない希少なゲームとなっている。又、同様にシート部のスピーカー形状が共通である『エースドライバー』シリーズとの部材の共通化も図られており、こちらへのコンバージョンKITもわずかながら用意された。
レイブレーサー (1995年 7月 稼動開始)
アーケードゲーム版第3作目。今作は名前も変更された。コース が新たに追加され、TWIN筐体、SD筐体用コンバージョンKITで専用部材となるピンク色のコンパネに左側に配置された視点切替機能用ボタンと反力ステアリング機能が内装された。BGMもすべて一新され、息の長いロングヒット作になった。タイトルデモにポリゴンの女性キャラが初登場。なお、『レイブ』の新コースは『レーサーズ』に収録されている。
ポケットレーサー (1997年 稼動開始)
アーケードゲーム版第4作目。基板にSYSTEM11 を使用。専用のアップライト筐体が使われた子供向けの『リッジ』。PlayStation版の『リッジレーサーレボリューション』がベースになっている。車のモデリングがタイヤを残して車体部分のみ縮小されチョロQ のようになっている(設定で通常のモデリングにすることも可)。AT 限定でブレーキペダル とシフトレバー は省略されている。
リッジレーサーV アーケードバトル(2000年 11月28日 稼動開始)
アーケードゲーム版第5作目。PS2互換基板SYSTEM246 筐体用アーケードタイトル。PS2のリッジレーサーVの発売よりも後に稼動されたため、唯一の逆移植でもある。この作品に使われた2シート筐体は後に『湾岸ミッドナイト 』に流用された。
コンシューマーゲーム
リッジレーサー (1994年 12月3日 発売 / 『The Best』1996年 7月12日 発売・PlayStation )
PSのローンチタイトル として発売。
起動時のミニゲーム:ギャラクシアン (簡易版であり、敵の動きはほぼ一律)
アーケード版の移植+αでPS本体と同時発売。PS版シリーズの秒間フレーム数は30枚。デビルカーの追加や、レース中の視点切替がシリーズ初めて使用可能になったのもこの作品(「ドライバーズ・ビュー」と「マイカー後方から見た視点」)。専用コントローラ 「ネジコン 」も発売された。
リッジレーサー レボリューション (1995年 12月3日 発売 / 『The Best』1997年 6月27日 発売・PlayStation)
起動時のミニゲーム:ギャラガ'88 (ただしチャレンジングステージのみ)
基本は前作『リッジ』と同じシステム・操作性だが、初のPSオリジナル版となる。バックミラー表示や新しいコース、その他にPSを2台つないでの通信対戦を可能にし、通信対戦時のみ前作『リッジ』のコースが使用可能となった。デモ画面などのBGMは新曲が作られたが、レース中のBGMは『リッジレーサー2 』のBGMをそのまま使用している。
レイジレーサー (1996年 12月3日 発売・PlayStation)
ゲームシステムが大幅に変更され、『リッジ』の第3弾ではなく『リッジ』の進化版というコンセプト の元、タイトルも変更された。元がアーケード作品ではないため、家庭用ならではのRPG 的要素(グランプリごとに賞金を獲得し、新車を入手したり性能アップを施したりする)が追加されている。起伏の強いコースが特徴で、登り坂ではシフト ダウンしないと失速し、スピードを維持できなくなることもある。今作からシリーズを象徴するCGキャラクター永瀬 麗子 が登場。シリーズで初めてCGムービーが搭載された。
R4 -RIDGE RACER TYPE 4- (1998年 12月3日 発売・PlayStation)
PSの3DCG 表現能力 (画質)の限界に挑戦した作品。プログラム的にも、SONYから提供されたライブラリ をあまり使用せず、直接ハードウエアを叩く仕様になっている。テールランプの光の残像がリッジシリーズで初めて取り入れられ、その手法は後のリッジに後継され続けている。黄色 をメインカラーとした独特な作風が『R4』の特徴。レーシングチーム のドライバー として支給されるマシンに搭乗しグランプリを勝ち抜くという筋立てで、レース間に展開されるストーリーも特徴である。振動のみだがデュアルショック に対応し、専用コントローラ「ジョグコン 」も発売された。PocketStation にも対応している。
リッジレーサー ハイスペックVer. (1998年12月3日『R4』に同梱・PlayStation)
『R4』のおまけとして別CD-ROM で用意された、初代PS版を秒間フレーム 数60枚にした実験作(元の30フレーム版も選択可だがコースと自車は固定)。ただし、同時に走行する敵車は1台のみ。このCD-ROMにはナムコ が1998年末までに発売してきたPS 用ゲームソフト ・ナムコ公式ガイドブック ・周辺機器 のカタログ 、『ACE COMBAT 3 (仮称)』[ 18] のプロモーションムービーも収録されており、『リベログランデ 』、『鉄拳3 』、『風のクロノア 』、『テイルズ オブ デスティニー 』の体験版 がプレイできる。
Ridge Racer 64 (海外のみ・2000年 発売・NINTENDO64 )
任天堂ゲーム機で初めてリリースされた『リッジ』シリーズ作品。(日本未発売)永瀬 麗子も登場。版権ライセンスが任天堂に卸される形となっており、開発も海外外注会社が担当している。ナムコは製作には関わっておらず、発売元も任天堂となっている。
リッジレーサーV (2000年 3月4日 発売 / 『MEGA HITS!』2002年 7月18日 発売・PlayStation 2 )
PS2のローンチタイトルとして発売。
秒間フレーム数は60枚。シリーズの中でも難易度の高い作品に分類される。この作品にのみ深水 藍が登場。また、シリーズで初めてBGMにゲストミュージシャン が参加。BOOM BOOM SATELLITES 、TAKESHI UEDA (fromTHE MAD CAPSULE MARKETS )、マイク・ヴァン・ダイク が参加した。
R:RACING EVOLUTION (2003年 11月27日 発売・PlayStation 2、ニンテンドーゲームキューブ 、Xbox )
『リッジ』シリーズの外伝的意味合いの強いタイトル。日本において初めて任天堂のゲーム機で発売されたと同時に、2機種以上のクロスプラットフォーム による発売にもなった。『リッジ』シリーズと同社の『MotoGP 』を融合したようなレースゲーム。挙動はややリアル志向で、実在のレーシングカーやサーキットが収録されているのが特徴。当初は、リッジレーサーの6作目を匂わせる様なプロモーション活動を行っていたが、リアル志向故リッジレーサーの売りでもある爽快ドリフトを行うことはできなく、セールス的に芳しくない為、リッジレーサーとは関係のない作品という立場に落ち着いた。
Ridge Racer DS (海外のみ・2004年 12月7日 発売・ニンテンドーDS )
『64』の移植作。日本では未発売であり、日本以外ではニンテンドーDSのローンチタイトルとして発売された。やはり開発も海外の外注の手によるものではあるが、販売がナムコの現地法人に変更されている。イメージガールが『R:RACING EVOLUTION』のジーナ・カバーリに変更されている。タッチパネルをハンドル に見立てて操作が可能。
リッジレーサーズ (2004年 12月12日 発売 / 『the Best』2005年 11月17日 発売・PSP )
PSPのローンチタイトルとして発売。
起動時のミニゲーム:NEW RALLY-X
過去の作品(『リッジレーサー』、『リッジレーサーレボリューション』、『レイジレーサー』、『R4』、『レイブレーサー』)のコースと新コースをミックスした、ワールドツアー形式のゲームストーリーとなった。ニトロ システムや、新しいマシン区分の導入、以降のシリーズタイトルフォントがレーサーズと共通になるなど、新リッジ の幕開けとなったタイトル。起動時のミニゲームが今作より復活した。ワイヤレス通信 (アドホックモード)による対戦が可能で、最大8人対戦が可能。携帯機でありながら秒間60フレーム 、PS2に迫る高画質を実現した。
リッジレーサー6 (2005年 12月10日 発売・Xbox 360 )
Xbox 360のローンチタイトルとして発売。
起動時のミニゲーム:パックマン
ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機 (PS、PS2、PSP) 以外の家庭用ハードでは初のナンバリングタイトルとなった。『レーサーズ』で人気コースだった「ダウンタウンレイブシティ」やその発展コースを収録し、過去作でおなじみの車種や新たなスペシャルカーが登場する。Xbox Live でリッジシリーズ初のオンライン 対戦が可能となり、また、過去のシリーズで使用されたBGM(有料)のダウンロードができる。最大画面解像度は720p 、秒間60フレーム、反面、GPUのシェーダ機能等は使用されておらず、ロンチにて同時発売となったプロジェクトゴッサムレーシングと比較して、グラフィック的に見劣りしたため日米ともにセール的には惨敗している。
リッジレーサーズ2 (2006年 9月14日 発売・PSP)
起動時のミニゲーム:NEW RALLY-X (デビルカーバージョン)
バンダイナムコゲームス に社名を変更し、バンダイナムコレーベルの名義で発売された最初のタイトル。『レーサーズ』の内容に加え、前作で収録しきれなかった過去のコースを新たに9コース追加収録した。その他にもスペシャルカーの入れ替えや、過去のシリーズで使用されたBGMのオリジナルとリミックスの計12曲が新たに追加、新モードとしてデュエルモード、サバイバルモードが追加されたりと、現時点では『レーサーズ』の完全版とも言える作品。予約購入時、特典として音楽CD 『スペシャルメガミックス』が付属された。
リッジレーサー7 (2006年11月11日 発売・PlayStation 3 )
PS3のローンチタイトルとして発売。
起動時のミニゲーム:ゼビウス
キャッチコピーは「リアリティの向こうへ」。多彩なコースやマシンのカスタマイズ機能などシリーズ屈指のボリュームとなる。最大画面解像度は1080p 、秒間60フレーム、無料のオンラインサービスに対応している。「アジアの景観」をモチーフとした新機軸のグラフィックに注目が集まる。BGMにはリッジレーサーV 以来再びゲストミュージシャン が参加。収録された40曲と、発売後にPlayStation Network 内で配信された20曲のBGMは全てが5.1ch で収録されている。尚、2010年 10月1日 より3D対応にするプログラム『3D License Ver.』がPlayStation Storeにて500円で配信され、3D対応のテレビにて3D立体視 で楽しむことができる。
リッジレーサー3D (2011年 2月26日 発売・ニンテンドー3DS )
3DSのローンチタイトルとして発売。
シリーズ初の3D立体視標準対応ゲームであり(ただし7が有料パッチで3D対応済み)、日本の任天堂の携帯型ゲーム機かつ日本の任天堂のゲーム機で独占タイトルを発売をされるのは初。3DS標準機能である「すれちがい通信」を利用した、他ユーザーのゴーストとのバトルなどがプレイできる。
リッジレーサー (2011年12月17日 発売・PlayStation Vita )
PS Vitaのローンチタイトルとして発売。
セリウス との共同開発。歴代のリッジレーサーシリーズに携わりセリウスに移籍した寺本秀雄がディレクターを担当する[ 19] 。8人でのオンラインプレイが可能。
リッジレーサー アンバウンデッド (欧州2012年 3月2日 / 北米3月6日 発売・PS3、Xbox 360、Windows )
フィンランド のゲーム会社Bugbear Entertainment が開発した外伝的作品。シリーズで初めて車の衝突によるダメージ表現が導入される。Windows版はシリーズ初[ 20] となる。日本は未発売。
携帯電話
リッジレーサー(2003年5月下旬配信開始・JフォンJ-SH53 など)
JフォンのJ-SH53 専用として登場。以後ドコモ のiアプリ など、多くのキャリアや端末にて購入プレイ可能。
シャープ のAQUOSケータイ など横表示可能端末では、横画面でのプレイも可能。
リッジレーサーズモバイル(2007年11月提供開始・ドコモP905i プリインストールアプリ、会員専用アプリ)
シリーズのコースのなかから4つを厳選し、傾きのセンサーによる直感操作 を可能にした移植アプリ。追加コース・マシンはダウンロードして取得する。
RIDGE RACER ACCELERATED(2009年12月16日配信開始・iPhone 、iPod touch 用アプリ)
Ridge Racer Accelerated for 006SH(2011年6月4日発売のソフトバンクモバイル 向けAndroid スマートフォン AQUOS PHONE SoftBank 006SH 専用プリインストールアプリ)
006SH標準機能である3D立体視標準対応ゲーム
Ridge Racer Accelerated auスマートパス(2012年3月1日配信開始・IS01 (CDMA SHI01)を除くAndroid搭載au スマートフォン専用アプリ、auスマートパス 会員専用アプリ)
ドリフトスピリッツ (2013年11月6日配信開始・Android・iOS向けアプリ)
『リッジ』シリーズ関連のスマートフォン作品。2016年にリッジレーサーシリーズのマシンが追加。
2018年に開催されたコラボ1回目「ドリフトサバイバル」ではリッジレーサーのコース「Seaside Route 765」が追加される。難易度ごとに歴代リッジレーサーシリーズのBGMが使用されている。
リッジレーサー スリップストリーム (2013年12月19日配信開始・Android・iOS向けアプリ)
コースやBGMなど『7』とほとんど同じであるが、一部マシンは『3D』『ヴィータ』から登場。
歴代登場のスペシャルマシンは収録ない。『7』登場のコンプリートマシン仕様は収録あり。
リッジレーサー Draw & Drift(2016年配信開始・Android・iOS向けアプリ)
平面コースをなぞって走行ラインを決め、走行中に画面をタップしてコーナリングを決めるゲーム。海外限定。
脚注
^ “https://twitter.com/kazutoki/status/1087383915344654337 ”. Twitter . 2020年8月14日 閲覧。
^ ちなみにPSはリッジレーサー 、PS2 はリッジレーサーV 、PSP はリッジレーサーズ 、PS3 ではリッジレーサー7 がローンチタイトルであり、最初のSCE製5ハード全てでローンチタイトルとしてリリースしている。
^ しかし、PS4のSCE (SIE)の事実上のローンチ作品であるKNACK やキルゾーンシャドウフォール はディスク刻印のナンバーが"XXXX-X0001"で表記されていない。PS5ではUHDBD にディスク仕様が変更されているが同様である。
^ “XB1/XSX|S下位互換タイトルが70本以上対応!『ニーア ゲシュタルト』『リッジレーサー6』や19万円のタイトルも? 1枚目の写真・画像 ”. 2024年11月30日 閲覧。
^ 「リッジサウンド 」『PSP/RIDGE RACERS』バンダイナムコエンターテインメント。2025年1月11日閲覧 。
^ 「リッジサウンド 」『RIDGE RACER6 リッジレーサー6』バンダイナムコエンターテインメント。2025年1月11日閲覧 。
^ 「製品概要 」『RIDGE RACERS 2』バンダイナムコエンターテインメント。2025年1月11日閲覧 。
^ 「「PLAYSTATION®Store」で追加BGMが配信されます! 」『RIDGE RACER7 リッジレーサー7』バンダイナムコエンターテインメント。2025年1月11日閲覧 。
^ 「クラブイベント「PlayStation Vita RIDGE RACER NIGHT」開催 歴代コンポーザーが「リッジ」サウンドをパワープレイ! 大盛況の一夜に 」『GAME Watch 』インプレス 、2012年3月5日。2025年1月11日閲覧 。
^ 「SweepRecord Presents RIDGE RACER NIGHT 2 」『SWEEP RECORD』スーパースィープ 。2025年1月11日閲覧 。
^ 「歴代コンポーザーによる駆け巡るリッジサウンド再び!「R:RACING EVOLUTION」OSTも発売決定! 」『GAME Watch』インプレス、2014年6月19日。2025年1月11日閲覧 。
^ 「RIDGE RACER FES 2017 」『SWEEP RECORD』スーパースィープ。2025年1月11日閲覧 。
^ 「『リッジレーサー』シリーズの音楽イベント“RIDGE RACER FES 2017”に『デイトナUSA』の光吉猛修氏がゲスト出演決定 」『ファミ通 .com』KADOKAWA Game Linkage 、2017年5月22日。2025年1月11日閲覧 。
^ 『リッジレーサー30周年記念イベント「RIDGE RACER NIGHT 2024」開催決定! 』(プレスリリース)バンダイナムコエンターテインメント 、2024年3月1日。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001154.000051316.html 。2025年1月11日 閲覧 。
^ 「【2024/7/7更新】リッジレーサー30周年記念イベント「RIDGE RACER NIGHT 2024」開催決定! 」『Bandai Namco Game Music(バンダイナムコゲームミュージック)』バンダイナムコエンターテインメント、2024年6月3日。2025年1月11日閲覧 。
^ 佐伯憲司「『リッジレーサー』30周年記念DJイベントアフターリポート。7年ぶりの開催で豪華絢爛クリエイターが競演【RIDGE RACER NIGHT 2024】 (1/2) 」『ファミ通.com』KADOKAWA Game Linkage、2024年7月26日。2025年1月11日閲覧 。
^ 『DJイベント「RIDGE RACER NIGHT 2024」のライブ音源CD「RIDGE RACER NIGHT 2024 - LIVE REC」7月7日より受注開始! 』(プレスリリース)バンダイナムコエンターテインメント、2024年7月9日。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001334.000051316.html 。2025年1月11日 閲覧 。
^ R4の発売当時はまだ「エレクトロスフィア」という副題は付いておらず、「エースコンバット3」のままだった。
^ バンダイナムコ、PSV「リッジレーサー」(仮称)を発表 セリウスと共同開発 、Impress GAME Watch 、2011年6月7日
^ Ridge Racer Unbounded colliding with Xbox 360, PS3 and PC in 2012 、Joystiq、2011年2月4日
外部リンク
※PS Vita版以外はアーカイブ