上連雀(かみれんじゃく)は、東京都三鷹市の地名[4]。現行行政地名は上連雀一丁目から上連雀九丁目。郵便番号は181-0012[2]。
地理
三鷹市北部に位置する。
下連雀、野崎、井口、(以下武蔵野市)境南町、境、関前、西久保、中町と接する。北端を玉川上水、南端を東京都道110号府中三鷹線(人見街道)が通っており、北部を貫く中央本線の北側に一丁目、南側に二丁目から九丁目までが存在する。
河川
地価
住宅地の地価は、2019年(平成31年)1月1日の公示地価によれば、上連雀1-11-3の地点で55万5000円/m2となっている。[5]
歴史
1657年(明暦3年)1月の明暦の大火による神田連雀町(現在の千代田区神田須田町・神田淡路町付近)の被災者の替え地として、1658年(万治元年)に神田連雀新田(現在の下連雀)が開発された。この神田連雀新田を拡大して開発されたのが現在の上連雀地区である。
開発当初は連雀前新田と称されたが、享保の頃、新田開発の進捗とともに連雀新田が連雀村と改称され、京都(朝廷)に近い方を「上」と称し、江戸方に近い方を「下」と称す慣習により下連雀村に対して上連雀村となった。連雀の名の由来としては、「連雀」とは小板を使った背負い梯子のことで江戸神田の連雀の職人仲間が住んでいた町を連雀町と呼んでいた、とする説がある。
1941年(昭和16年)には住宅営団により住宅開発が行われ、10月には営団初の分譲が行われた。当時はケヤキやクヌギの森に囲まれた古き良き武蔵野の雰囲気が残される一方、吉祥寺と調布を結ぶバスが利用できるなど交通の便も良く、人気を集めた[6]。
世帯数と人口
2018年(平成30年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 |
世帯数 |
人口
|
上連雀一丁目
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1,830世帯
|
3,154人
|
上連雀二丁目
|
1,352世帯
|
2,328人
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上連雀三丁目
|
905世帯
|
1,554人
|
上連雀四丁目
|
1,674世帯
|
3,161人
|
上連雀五丁目
|
1,467世帯
|
2,759人
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上連雀六丁目
|
1,506世帯
|
3,019人
|
上連雀七丁目
|
1,398世帯
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2,910人
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上連雀八丁目
|
1,577世帯
|
3,533人
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上連雀九丁目
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1,489世帯
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3,165人
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計
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13,198世帯
|
25,583人
|
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[7][8]
交通
鉄道
隣接する下連雀の三鷹駅への利用が大きい。ただし路線バス調布駅方面へのバスが充実しており、潜在的な選択肢が豊富なのが特色である。
バス
…が周辺の路線を運行している。
施設
脚注
関連項目
外部リンク
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