佐久間レイ
佐久間 レイ(さくま れい、1965年1月5日[7][8] - )は、日本の声優、女優、歌手。東京都世田谷区出身[3]。元夫は声優でタレントの水島裕[9]。 経歴母は三味線の師匠[10]で、幼い頃から和楽器の音に包まれて育ったという[11]。バレエ、ピアノなどを選んだことでそれらを習い、それで演じる、歌う、踊る事も好きであった[11][12]。その時は舞台袖からの眺めや舞台裏の雑然とした様子や楽屋の匂い、並んだ衣装などが血が逆流するくらいワクワクしていたという[12]。世田谷区民会館でバレエの発表会もしていた[13][14]。 東京文化高等学校[15]在学中の高校生の時はソフトボール部に所属して[16][17][18]、ソフトボールをしていた[12][19]。しかし、練習中に骨折してしまい、毎日皆の練習を見ていた[12]。その時にもうひとつの夢であった「芝居の世界に行こう」、「大人になったら、あのワクワクする心に正直に生きよう」と思った[12][19]。しかし業界に知り合いもおらず、佐久間曰く素人でも入れそうに思った「入り口」は若者向けのオーディション番組だけだったため、その思いつきで応募していた『スター誕生!』(日本テレビ)に合格[12][19][20][21]。しかし、その番組は歌手志望のための番組であり、そのため「佐久間さんはとにかくアイドル歌手になりたかったそうです」という「私の気持ち」が書かれていたということも初耳であった[12]。佐久間自身は実際には歌手やアイドルを目標にしていたことはなく、例で挙げるなら「行き先が違う電車」に飛び乗ってしまった感じであり[12]、合うはずもなく「入り口間違えた~!」と苦しんでいたという[19]。漠然と夢見ていた未来は「舞台が好き、そして言葉、歌、芝居、執筆など、あらゆる形で自分を表現してみたい」というものであったという[12]。 『スター誕生!』第36回決戦大会では芸能事務所やレコード会社からスカウトされなかったものの、優先的に決戦大会への再挑戦権を与えられる審査員奨励賞を受賞する[21](この回の最優秀賞は河上幸恵)。その時、「行き先を間違えて乗りました!」といったことは言えなかったという[12]。その後、審査員による敗者復活で選ばれ[12]、『スター誕生!』第38回決戦大会に挑戦するも、今度は中森明菜に敗れた[21]。このことについては「10代で人生の電車を乗り間違えて、テレビで日本中に名前と顔を晒して大失敗を経験した」と振り返っている[12]。近所に住んでいた佐久間の大恩人でもあった才賀明との縁もあり、少しだけテレビドラマに参加したりして、演技の世界へと進むはずだった[12][22]。しかし、少し風向きが変わり、タレント養成所からスカウトされ、レッスンを経て1982年10月にNHK『レッツゴーヤング』で芸能界にデビューした[12][21]。アイドル時代、最初は才賀企画に所属していたが[23]、1983年後半の時期にボンドに移籍[3][24]。ボンド移籍を機に佐久間レイから佐久間 麗に改名[24][1]、この頃の愛称はガー子だった[1]。 1983年2月に徳間音工から『はみだし天使[25]』でレコードデビューし、NHK『レッツゴーヤング』にサンデーズの一員として出演[1]。しかしあまりに頑張りすぎてしまい、精神的に追い込まれてしまった[26]。同時にその世界に馴染めず全然楽しめず、「心が『違う』と叫んでるし、もう辞めよう」と思った[12]。 その後は少し芸能活動を休止し、復帰後には声の仕事と出会ったことで、1985年、テレビアニメ『夢の星のボタンノーズ』のピアス役で声優としてデビュー[12][26][27]。当時は声優としての基礎がなく、現場で色々と学んでいた[26]。その時の頑張りを支えたのは観察で、先輩の声優や町ですれ違った人物、ふとした時の自分の仕草などを観察して、自分のポケットに入れていったという[26]。以後は声優として活動を行うようになり、主人公やヒロインも多く演じるようになる。 1988年から放送されているテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』にはバタコさん役で全話出演しているが、2017年11月16日に鶴ひろみが急逝したため、その時点でアフレコ未収録だった2017年のクリスマスSPに限り、鶴が演じていたドキンちゃんを兼任で代演した[28]。 『魔女の宅急便』のジジ役を演じていた頃、肩書きに「声優」が付くようになり、「職人の称号みたいでカッコイイ」と思ったという[12]。 81プロデュースに所属していた[29]が、2018年8月現在、個人事務所である「おおきな(株)」に所属している[5]。 人物・エピソード役柄としては、こまっしゃくれた少し変わった女の子役どころが多い[30]。 特技として、ピアノの演奏、三味線の演奏を挙げている[29]。 『らんま1/2』のシャンプーは原作にあった「アルヨ」などの語尾を外すよう指示されたことで、独自のイントネーションを編み出して演じた[31][32]。 兄と姉がいる[33]。 出演太字はメインキャラクター。 テレビアニメ
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