孤狼の血 LEVEL2
『孤狼の血 LEVEL2』(ころうのち レベルツー)は、2021年8月20日に公開の日本の映画作品[2]。柚月裕子の小説『孤狼の血』シリーズを原作とした2018年の映画『孤狼の血』の続編だが、ストーリーは原作小説では描かれていない完全オリジナルとなる[3][4][5][6]。 監督は前作に続き白石和彌、主演は前作で助演の松坂桃李が務めた[3][4][5][6]。 製作
2020年9月29日から呉市と広島市を中心に撮影、11月8日にクランクアップ[7][8]。 ストーリー
広島県警で“伝説”と称された刑事・大上章吾がこの世を去ってから3年後、彼の遺志を受け継いだ刑事・日岡秀一(松坂桃李)は裏社会を取り仕切っていたが、そこに出所してきた“悪魔”こと上林(鈴木亮平)が現れたことで状況は急転し、互いの組織を巻き込んだ抗争と発展していく。 キャスト警察
広島仁正会
尾谷組
その他一般人
スタッフ
製作前述のように柚月の原作から離れ、池上によるオリジナルの脚本が執筆された書いた[27]。池上はヤクザの存在自体が魅力的に描かれていたとは言い難い前作の轍を踏むまいと、日岡と対決する超弩級のヤクザ・上林を造形した[27]。また、監督の白石は前作では希薄だった、ヤクザを描くには不可欠な「差別問題」を入れようと池上に提案[27]。池上は在日韓国・朝鮮人が多く住む原爆スラムを取り壊して建てられた市営基町高層アパートを上林とチンタの出身地とした[27]。 ロケ地2020年9月29日~11月8日まで[28][29]、オール広島ロケ[30][31]。原爆スラムを連想させる上林の少年期の回想シーンは、スタジオではなく前作冒頭にて養豚場のシーンの撮影が行われた倉橋島にセットが建設された[31]。またカーチェイスなどの合成シーンはグリーンピアせとうち内のホールをスタジオに改造し、撮影されている[31]。 作品の評価批評家評
受賞歴
コミカライズ本作の公開を記念したタイアップ企画「コロウノチVS」の一環として、『マンガクロス』にて2021年8月16日より2022年12月26日まで連載[37][38]。作画は常石爾來也が担当[37]。
関連テレビ番組
関連商品
続編2021年9月17日、東映がシリーズ3作目となる続編の製作決定を発表した[43][44][45]。 脚注注釈
出典
参考文献
外部リンク
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