本項では、藤子不二雄名義[注釈 1]で発表された漫画『怪物くん』(安孫子素雄の単独執筆作)を原作としたテレビアニメ作品の第2作にあたるカラー版『怪物くん』(かいぶつくん)及びその劇場版を扱う。第1作のモノクロ版アニメ及びその劇場版については、『怪物くん (モノクロアニメ)』を参照。
概要
テレビ朝日系にて、1980年9月2日 - 1982年9月28日に火曜日19:00 - 19:30の時間帯で放送。94回放送、全188話(15分2話)。『ドラえもん』に続くシンエイ動画の藤子アニメ第2弾にして、『ドラえもん』の様な「帯番組からの開始」ではなく、初めて最初から週一回・30分枠での放送。淀川長治による解説がない以外は、原作やモノクロ版をほぼ踏襲している。放送中盤より、キャラクターデザインに若干の変更が加えられた。
モノクロ版で怪物くんを演じた白石冬美は、このリメイク版でも再び彼を演じたいと作者にまで懇願したが、放送局や製作会社、スポンサーが異なるなどの理由から、結局は野沢雅子に決まった。また、フランケン役の相模太郎が1981年に急逝したため、途中から(第28回以降)兼本新吾に交代した[注釈 4]。キャストの中では増山江威子だけが、モノクロ版から一貫して怪子ちゃんを演じ続けている。
放送30周年を記念して2010年9月24日に上巻、11月26日に下巻のDVD-BOXが発売。全話のソフト化は初めてでもある。
ストーリー
ワガママで世間知らずな怪物ランド(怪物界)の王子、怪物太郎(怪物くん)。将来を心配した父の怪物大王は、修業させようと、ドラキュラ、オオカミ男、フランケンをお供につけ、人間界へと送り出した。そこで住居とした怪物屋敷の隣に住む少年ヒロシと仲良くなった怪物くんは、人間界で暮らす怪物たちの面倒を見たり、全世界の征服を企む悪魔たちの秘密組織、デモーニッシュと戦いながら、修業を積む。
キャラクター・声の出演
レギュラー
その他の主なキャスト
- 市川 歌子 - 川島千代子
- アコちゃん(第3話Bから登場)- 潘恵子
- 番野 - 山下啓介→鈴木清信
- キザオ - はせさん治
- ヒロシの担任(第2話Bから登場)- 津村隆
- 怪子ちゃん(第26話Aから登場)- 増山江威子
- ドクター・ノオ(第7話Bから登場)- 野本礼三
- 怪物大王(第48話Aから登場)- 金井大
- ノンビラス (第25話Aから登場)、ガメロ (第4話Bから登場)、セミラ(第2話Bから登場)- 緒方賢一
- アマゾンの半魚人(第9話Bから登場)- 千葉繁
- 透明人間(第20話Aから登場)- 田中崇
- クローばあや(第26話Aから登場)- 堀絢子
- ベラボー怪星人ベム(第24話Bから登場)- 大竹宏→八代駿
- マタクル三(第5話Aから登場)- 北川智絵
- ハニワくん(第30話Bから登場)- 菅谷政子
- ゴリラキング(第6話Bから登場)- 水鳥鉄夫
- ガブロ(第6話Bから登場)- 宮村義人
- ドラキュラjr(第SP1から登場)- 龍田直樹、二又一成
- オオカミ男jr(第SP1から登場)- 丸山裕子
- フランケンjr(第SP1から登場)- 青木和代
- 雪こぞう(第13話Bから登場)- 千々松幸子
- グリムばあさん(第6話Aから登場)- 峰あつ子
- プリンス・デモキン(第75話Aから登場)- 山田栄子
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「ユカイツーカイ怪物くん」
- 作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 野沢雅子
- アニメ版のオープニングでは、主題歌が流れる前に、肝付「さぁ、始まるザマスよ」・神山「行くでガンス」・相模「フンガー」・三人の笑い声 → 野沢の「うるさーい!」の掛け声が入る。
- なお、このセリフは、後にアニメ「らき☆すた」などでもパロディとして使われている。
- エンディングテーマ
-
- 「おれたちゃ怪物三人組よ」(第1回 - 第36回、第41回 - 第94回)
- 作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 肝付兼太、神山卓三、相模太郎
- 「新・怪物くん音頭」(第37回 - 第40回)
- 作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 筒井広志 / 歌 - 野沢雅子、こおろぎ'73、肝付兼太、神山卓三、相模太郎
前述の通り、相模は放送途中の1981年に急逝しているが、主題歌は最終回まで相模の声が収録されたものを使用している。
各話リスト
サブタイトルは、野沢雅子が読み上げる。
回数 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
絵コンテ
|
1 |
1980年 9月2日 |
怪物くん登場 |
松岡清治 山田隆司 |
福富博
|
怪物くん対押し売りくん |
山田隆司
|
2 |
9月9日 |
怪物くんゆうかいされる |
奥田誠治
|
宿題はセミラでいこう |
野田作樹
|
3 |
9月23日 |
おしゃれ怪物(モンスター)
|
ペット怪物ゴロニャーン |
水出弘一 |
福富博
|
4 |
10月7日 |
怪物大音楽家プカドン先生 |
高屋敷英夫 |
山崎勝彦
|
いそうろう怪物ガメルくん |
水出弘一 |
野田作樹
|
5 |
10月14日 |
おいらは風のマタクル三 |
鈴木孝夫
|
怪物フニャラがおこった |
松下幹夫 |
中原誠
|
6 |
10月28日 |
空飛ぶタコくん |
山田隆司
|
怪物くんとガブロとゴリラキング |
浦沢義雄 |
奥田誠治
|
7 |
11月4日 |
ドラキュラマントがないざます |
水出弘一
|
雨がふる!ふる!!怪物雨が!!! |
山田隆司 |
山崎勝彦
|
8 |
11月18日 |
蝋人形の館 |
水出弘一 |
奥田誠治
|
お化けヒラメをつったざます |
山田隆司 |
松浦錠平
|
9 |
11月25日 |
怪物アルバイトはいろいろあらあな |
吉田浩
|
根須湖の大怪獣 |
奥田誠治
|
10 |
12月2日 |
ぼくのペットにゃ牙がある |
松下幹夫 |
吉田浩
|
怪物グランプリ |
宮田雪 |
山崎和男
|
11 |
12月9日 |
岩石怪物ドタマカチン |
山田隆司 |
山崎勝彦
|
動物人間がいっぱい |
水出弘一 |
安藤敏彦
|
12 |
12月16日 |
人間になりたい怪物よっといで |
吉田浩
|
たまごの中のふしぎな怪物 |
大和屋竺 |
安藤敏彦
|
13 |
12月23日 |
怪物そっくりでショー |
浦沢義雄 |
奥田誠治
|
雪こぞうがふってきた |
山田隆司 |
福富博
|
14 |
1981年 1月6日 |
新年会だ、オメデタ怪物あつまれ |
松岡清治 水出弘一 |
中原誠
|
怪物亭ナンジャモンジャ |
山田隆司 |
塚田庄英
|
15 |
1月13日 |
空飛ぶ木馬と魔法のじゅうたん |
宮田雪 |
奥田誠治
|
アラビア大魔法団 |
野田作樹
|
16 |
1月20日 |
秀才怪物アタマデン |
水出弘一 |
井内秀治
|
ザ・モンスターズでいこう |
浦沢義雄 |
山田道代
|
17 |
1月27日 |
ハッスルしようぜモンスターズ |
松下幹夫 |
奥田誠治
|
悪念怪物アクネーン |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
18 |
2月3日 |
アマゾンの干し首男 |
松下幹夫
|
サボテン怪物のトゲはいたいぞ |
井内秀治
|
19 |
2月10日 |
ムク犬にはちかよるな |
大和屋竺 |
塚田庄英
|
蛇男もびっくり |
松下幹夫 |
山田黙也
|
20 |
2月17日 |
声はすれども姿は見えないよ |
山崎勝彦
|
砂魔人 |
水出弘一 |
松浦錠平
|
21 |
2月24日 |
怪物くんミイラ男の正体をばらす |
松下幹夫 |
広川和之
|
ネムールきたぞ |
水出弘一 |
奥田誠治
|
22 |
3月3日 |
ミスターシャドウ |
高屋敷英夫 |
野田作樹
|
怪人ハエ男 |
山田隆司 |
鈴木孝夫
|
23 |
3月10日 |
ほんとに恐竜はいるのかい |
水出弘一 |
奥田誠治
|
木人がウキキといった |
山田隆司 |
山崎勝彦
|
24 |
3月17日 |
魔法塾へどうぞ |
松下幹夫 |
中原誠
|
にせもの怪物がいっぱい |
大和屋竺 |
山崎勝彦
|
25 |
3月24日 |
絵の中の怪物 |
野田作樹
|
地底よいとこ一度はおいで |
中原誠
|
SP |
3月31日 |
怪物むすこ三人組 |
松下幹夫 |
光延博愛
|
怪物は怪物学校に入学せよ |
大和屋竺 |
奥田誠治
|
コワイ山の大冒険 |
中原誠
|
26 |
4月7日 |
やってきた怪子ちゃん |
水出弘一 |
山田道代
|
アフリカ珍道中 |
大和屋竺 |
やすみ哲夫
|
27 |
4月14日 |
人形の家 |
中原誠
|
料理名人きたる |
山田隆司 |
塚田庄英
|
28 |
4月28日 |
ミイラは王子だ |
浦沢義雄 |
野田作樹
|
ベラボー怪星人 |
大和屋竺 |
やすみ哲夫
|
29 |
5月5日 |
電光ゴルゲンぎり!! |
水出弘一 |
山崎勝彦
|
ドードー教への招待 |
大和屋竺 |
鈴木孝夫
|
30 |
5月12日 |
シャボン玉の中のすてきな世界 |
中原誠
|
ハニワくんと大怪神 |
草川昭 |
福富博
|
31 |
5月19日 |
蚊男と血のすいっこしよう |
大和屋竺 |
沼尻東
|
エネルギー怪獣ウラニドン |
宮田雪 |
やすみ哲夫
|
32 |
5月26日 |
怪物部隊は無敵だぜ
|
貝男ホーラ!ホラをふく |
水出弘一
|
33 |
6月2日 |
黄金怪物ゴールド・フンガー |
山田隆司 |
沼尻東
|
ゴールド・フンガー都へいく |
安藤敏彦
|
34 |
6月9日 |
アイスマンはつめたいのがおすき |
水出弘一 |
野田作樹
|
モンスターの大運動会 |
やすみ哲夫
|
35 |
6月23日 |
おれはボカン!なぐり魔だい |
山田隆司 |
山崎勝彦
|
大海底、大探検!! |
宮田雪 |
やすみ哲夫
|
36 |
6月30日 |
モクモク怪物とドラキュラじいさん |
山田隆司
|
怪物同窓会は大さわぎ |
野田作樹
|
37 |
7月7日 |
カビラがきたぞ |
水出弘一 |
やすみ哲夫
|
怪物城へ涼みに行こう |
山田隆司
|
38 |
7月14日 |
合体怪物キョウダイゴン |
松下幹夫 |
安藤敏彦
|
バラが食ったよ |
山田隆司 |
塚田庄英
|
39 |
7月21日 |
怪物ハンターをハントせよ |
山崎勝彦
|
みよ!怪物ウエスタン |
米川功真
|
40 |
7月28日 |
ピラニアボーイはこわいぞ |
水出弘一 |
塚田庄英
|
鳥の味方だ!コンドル魔人 |
大和屋竺 |
福富博
|
41 |
8月4日 |
アマゾンの半魚人 |
宮田雪 |
山本一
|
怪物くんと豆の木
|
42 |
8月11日 |
やく病神がやってきた |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
キングペンジンがやってきた |
松岡清治 鶴見和一 |
山本一
|
43 |
8月18日 |
家つき怪物マイホ・ムー |
池永雅一
|
巨人対豆人間 |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
44 |
8月25日 |
むしり魔をむしれ!! |
松下幹夫 |
前園文夫
|
大スターだよ!大怪物!ノンビラスは! |
大和屋竺 |
中原誠
|
45 |
9月8日 |
怪物芝居コンクール |
山本一
|
46 |
9月22日 |
秋の彫刻コンクール |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
怪物庭園の大冒険 |
山崎勝彦
|
47 |
10月6日 |
女の子には注意しろ |
松崎一
|
おれはかなしいヒヒ男 |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
48 |
10月20日 |
パックといっしょに夢の旅 |
山田隆司 |
米川功真
|
お骨ダンスでコーツコツ |
松岡清治 鶴見和一 |
山本一
|
49 |
10月27日 |
ミイラ男は骨つぎ名人 |
山田隆司 |
棚橋一徳
|
怪物温泉一度はおいで |
山本一
|
50 |
11月3日 |
モーグリ要塞を撃滅せよ |
鶴見和一 |
やすみ哲夫
|
怪物カガミで美しく |
松下幹夫 |
米川功真
|
51 |
11月10日 |
ヒマラヤの雪オヤジ |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
おれのきらいな電獣エレキドン |
水出弘一 |
山崎勝彦
|
52 |
11月17日 |
めいわく怪物イタズラー |
山本一
|
フンガー、フンガー、父よ弟よ |
大和屋竺
|
53 |
11月24日 |
マンガ怪物コミックドン |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
メキシコからきたタランチュラ |
水出弘一 |
野田作樹
|
54 |
12月1日 |
保険怪物モンストロ |
松岡清治 山田隆司 |
山崎勝彦
|
なまけ怪物ノラクラ |
山田隆司 |
米川功真
|
55 |
12月8日 |
怪物モジャオのラブレター |
水出弘一 |
やすみ哲夫
|
怪物サムライまかり通る |
松岡清治 山田隆司 |
山本一
|
56 |
12月15日 |
げんこつ怪物ビックハンド |
松下幹夫 |
野田作樹
|
怪物うらないピタリとあたるよ |
山田隆司 |
塚田庄英
|
57 |
12月22日 |
ゴキブリ使いラ・クカラチャ |
山本一
|
怪物三人組にお休みを |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
SP |
1982年 1月1日 |
正月はつまんないや |
野田作樹
|
1月2日 |
宇宙怪物からの挑戦 |
山田隆司 |
竹内大三
|
1月3日 |
モンスター・正月ゴルフ大会 |
児玉兼嗣
|
58 |
1月5日 |
宇宙怪物軍の来襲 |
山本一
|
59 |
1月12日 |
家出してきた怪子ちゃん |
米川功真
|
怪子になった怪物くん
|
60 |
1月19日 |
太平洋上の一匹モンスター |
松岡清治 鶴見和一 |
福富博
|
61 |
1月26日 |
1日だけの名選手 |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
怪子ちゃんのケーキ作り |
松下幹夫 |
山崎勝彦
|
62 |
2月2日 |
怪物花伝説 |
山田隆司 |
野田作樹
|
筋肉怪物が泣いた |
松下幹夫 |
塚田庄英
|
63 |
2月9日 |
カミキル博士とハイタ氏 |
山田隆司 |
中原誠
|
64 |
2月16日 |
怪物プラモで大あばれ |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
鳥人怪物イカイダー |
野田作樹
|
65 |
2月23日 |
宇宙怪物コスモスノーマン |
山田隆司 |
山本一
|
飛行船怪物プワプワ |
松下幹夫 |
安藤敏彦
|
66 |
3月2日 |
怪物スパイ戦争 |
山田隆司 |
中原誠
|
67 |
3月9日 |
怪物島の大決戦 |
山本一
|
68 |
3月16日 |
がんばれ怪物っ子 |
松岡清治 山田隆司 山本有子 |
やすみ哲夫 野田作樹
|
69 |
3月23日 |
風のマタクル三がまたきたよ |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
怪物ルックも軍隊調で |
松岡清治 松下幹夫 |
野田作樹
|
70 |
3月30日 |
呪い怪物ハンニャラ |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
小判鮫のジョージ |
松下幹夫 |
山田道代
|
71 |
4月6日 |
怪物ヤマガーミが出たぞ!? |
須田裕美子
|
ラッパ吹きのガラヤン |
やすみ哲夫
|
72 |
4月13日 |
激突!伯爵対男爵 |
山田隆司 |
山本一
|
73 |
4月27日 |
こうもり怪物ブラックバット
|
家つきおばけポルターガイスト
|
74 |
5月4日 |
怪物カメラマン・カイシャーン |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
怪物デザイナーミナ・リッチ |
山田隆司
|
75 |
5月11日 |
やってきたプリンス・デモキン |
水出弘一 |
中原誠
|
76 |
5月18日 |
大波怪物ビッグウェーブ |
児玉兼嗣
|
北京原人ニイハホー |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
77 |
5月25日 |
フランケンがしゃべった?! |
丸尾みほ |
野田作樹
|
怪物くんに妹ができた |
児玉兼嗣
|
78 |
6月1日 |
ビッグアイのコンピュータ作戦 |
山田隆司
|
79 |
6月15日 |
鉄くずロボット・テッカメン |
松下幹夫 |
やすみ哲夫
|
怪物カゼラに気をつけろ |
水出弘一 |
塚田庄英
|
80 |
6月22日 |
悪魔塾にご用心 |
山田隆司 |
中原誠
|
81 |
6月29日 |
家出したヒロシくん |
丸尾みほ |
野田作樹
|
グニャグニャ怪物ネンドラ |
草川昭 |
福富博
|
82 |
7月6日 |
ドアの向うの怪物くん |
丸尾みほ |
児玉兼嗣
|
走れ!モンスターペガサス |
山田隆司 |
野田作樹
|
83 |
7月13日 |
悪魔怪物パニックマン |
松下幹夫 |
児玉兼嗣
|
夢みるリンゴはいかが? |
山田隆司 |
やすみ哲夫
|
84 |
7月20日 |
孫小空がやってきた |
野田作樹
|
赤面怪物ハズカシラー |
丸尾みほ |
児玉兼嗣
|
85 |
7月27日 |
一番すてきなおくりもの |
やすみ哲夫
|
怪物屋敷の花そうどう |
水出弘一 |
中原誠
|
86 |
8月3日 |
呪いの柱時計 |
丸尾みほ |
やすみ哲夫
|
プールは怪物でいっぱい |
水出弘一 |
北原健雄
|
87 |
8月10日 |
怪物マンションをたてよう |
やすみ哲夫
|
やさい畑のなぞをとけ!! |
水出弘一 福富博 |
福富博
|
88 |
8月17日 |
怪物息子たちの夏休み |
水出弘一 |
やすみ哲夫
|
竜巻怪物グルルーン |
大和屋竺 |
野田作樹
|
89 |
8月24日 |
怪物トレーニングセンター |
水出弘一 |
中原誠
|
怪物議員になるざます |
大和屋竺 |
北原健雄
|
90 |
8月31日 |
怪物料理を食べよう
|
怪盗十八面相 |
山田隆司 |
塚田庄英
|
91 |
9月7日 |
石怪物リトルモアイ |
松下幹夫 |
野田作樹
|
怪物くんが婚約した?! |
山田隆司 |
北原健雄
|
92 |
9月14日 |
これが怪鳥モアのタマゴ?! |
松岡清治 |
安藤敏彦
|
怪人キャンドルマン |
深見弘 |
やすみ哲夫
|
93 |
9月21日 |
怪物くん一人旅 |
松岡清治 |
中原誠
|
94 |
9月28日 |
さようなら怪物くん |
大和屋竺 |
芝山努
|
放送局
放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が掲示してあるものを除き、1982年8月中旬 - 9月上旬時点のものとする[1]。
ネット配信
劇場版
怪物くん
|
映画:怪物くん 怪物ランドへの招待
|
監督
|
福富博
|
制作
|
テレビ朝日 シンエイ動画 小学館
|
封切日
|
1981年3月14日
|
上映時間
|
75分
|
映画:怪物くん デーモンの剣
|
監督
|
福富博
|
制作
|
テレビ朝日 シンエイ動画 小学館
|
封切日
|
1982年3月13日
|
上映時間
|
52分
|
テンプレート - ノート
|
2作の劇場版が制作され、いずれも劇場版『ドラえもん』と併映された。
怪物くん 怪物ランドへの招待
1981年3月14日公開。カラーでは初となる劇場版。『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』併映作。
- あらすじ
- 怪物大王から呼び出された怪物くん。それを知ったヒロシは、春休みを利用して怪物ランドへ行きたいとせがむ。しかし、怪物ランドには人間を入れてはならないという掟があった。エイリアンのマスクを被って逃れようとするヒロシだが大王に見破られ、ついに石にされてしまう。怪物くんは命の花の蜜が石化した人間を元に戻せると知り、花を求めて、好戦的な戦怪族の住む山奥への危険な旅に出た。
- 漫画
- 1980年から1981年にかけて『月刊コロコロコミック』に映画原作漫画が3回にわたって連載され、1981年にカラーコミックスのレーベルで1冊にまとめられて発売された。いずれも1960年代に発表した漫画の再録で、詳細は下表の通り。映画用の物語は、実際には下表の#1と#2(★印)を組み合わせアレンジすることで作られた。
# |
初出年 |
副題 |
頁数 |
初出誌 |
電子書籍 収録巻
|
1
|
1966 |
★オヤジが出たぞ!! |
32 |
少年画報 |
4
|
2
|
1968 |
★お正月は怪物ランドで |
51 |
少年画報 |
19
|
3
|
1969 |
宇宙怪物軍の来襲 |
39 |
少年画報 |
19
|
怪物くん デーモンの剣
1982年3月13日公開された、カラー2作目となる劇場版。『ドラえもん のび太の大魔境』、『忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻』との併映作。
ヒロシは事情を知らされなかったこともあり、怪物くんの冒険には付いていかず、歌子はヒロシと共に登場するも台詞はなく、アコとキザオと番野はエンディング映像のみ登場。
- あらすじ
- 悪魔ランドの悪魔王デーモンが宿敵である怪物大王の像に剣を刺し呪いをかけた。もがき苦しむ父を見た怪物くんはお供を連れて、悪魔ランドのデーモン城へ乗り込む。悪魔王子デモキンは好奇心と父デーモンへの反抗心から、怪物くん一行を城の中央まで誘致し始めた。
- 漫画
- 1981年から1982年にかけて『月刊コロコロコミック』に映画原作漫画が3回にわたって連載され、1982年にカラーコミックスのレーベルで1冊にまとめられて発売された(『忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻』も収録)。いずれも1960年代に発表した漫画の再録だが、加筆修正が行われた頁もある(後述)。詳細は下表の通り。映画用の物語は、実際には下表の#2と#3(★印)をもとにアレンジすることで作られた。
# |
初出年 |
副題 |
頁数 |
初出誌 |
電子書籍 収録巻
|
1
|
1968 |
悪魔王子プリンス・デモキン |
50 |
少年画報 |
14
|
2
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1969 |
★悪魔の大神殿を攻略せよ!(前) |
24 |
少年キング |
17
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3
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1969 |
★悪魔の大神殿を攻略せよ!(後) |
15 |
少年キング |
17
|
- 『月刊コロコロコミック』での連載時には、上表#1の中盤までを第1回、そこから#2の序盤までを第2回、残りを第3回として分割された。
- 上表#2[注釈 6]の冒頭から中盤まではカラー原稿だったため、『月刊コロコロコミック』での連載時に白黒原稿へのリライトと加筆が行われ、結果的に上表#2の部分は1頁増加した(扉なしで全25頁に)[注釈 7]。
劇場版キャスト
2作共通
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第1作のみ
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第2作のみ
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- 怪物くん - 野沢雅子
- ドラキュラ - 肝付兼太
- オオカミ男 - 神山卓三
- フランケン - 相模太郎→兼本新吾
- 市川 ヒロシ - 三輪勝恵
- 怪子ちゃん - 増山江威子
- 怪物大王 - 金井大
- ゴーリキ伯爵 - 小林修
- ゴーリキ夫人 - 北浜晴子
|
- 市川歌子 - 川島千代子
- アコちゃん - 潘恵子
- キザオ - はせさん治
- 番野 - 鈴木清信
- 先生 - 津村隆
- ドクターノオ - 野本礼三
- 従者A - 槐柳二
- 従者長 - 兼本新吾
- イーグルマン - 飯塚昭三
- ゴリラキング - 水鳥鉄夫
- ガブロ - 宮村義人
- ガメロ - 緒方賢一
- 半漁人 - 千葉繁
- ペット - 峰あつ子
- 戦怪族首領 - 加藤精三
- 戦怪族隊長 - 玄田哲章
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劇場版スタッフ
- 原作:藤子不二雄(第1作では脚本も担当)
- 脚本:松岡清治
- 設定・レイアウト:芝山努
- 作画監督:本多敏行
- 美術監督:工藤剛一(第1作)、川井憲(第2作)
- 撮影監督:小山信夫(第1作)、金子仁、角原幸枝(第2作)
- 録音監督:浦上靖夫
- 演出助手:安藤敏彦、塚田庄英、森脇真琴(第2作)
- 色指定:野中幸子
- 編集:森田清次、井上和夫(第1作)、坂本雅紀(第2作)
- 効果:松田昭彦
- 整音:中戸川次男
- 原画:木上益治、大塚正実、高倉佳彦、一川孝久、尾鷲英俊、葛岡博 他
- 動画:大貫健一、佐藤真人、洞沢由美子、林静香 他
- 音楽:筒井広志
- プロデューサー:別紙壮一、真田芳房、菅野哲夫
- 監督:福富博
- 制作協力:藤子スタジオ
- 制作:テレビ朝日、シンエイ動画、小学館
脚注
注釈
- ^ a b 1988年の独立(藤本弘とのコンビ解消)後は藤子不二雄Ⓐ名義。
- ^ 福富博は演出としてクレジット表記。
- ^ 当時の正式な社名は全国朝日放送だが、テレビ朝日としてクレジット表記。
- ^ 兼本はモノクロ版でオオカミ男を演じており、他にもモノクロ版に参加していた声優が別の役で多数出演している。
- ^ 第46回は試験放送期間中の放送。本放送は第47回から。
- ^ 大きな舌に巻き付かれる前のコマまで。
- ^ 1988年発行の藤子不二雄ランド17巻には加筆修正前の『少年キング』版が収録された。1頁増加したリライト版は「カラーコミックス」「ぴっかぴかコミックススペシャル」に収録された。
出典
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1982年9月号、徳間書店、96 - 97頁。
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1981年4月号、徳間書店、114頁。
- ^ 『福島民報』1981年6月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1981年9月22日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1983年12月16日 - 12月23日付夕刊、テレビ欄。
- ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1981年10月号、徳間書店、100頁。
- ^ a b 「全国放映リスト」『アニメージュ』1981年4月号、徳間書店、115頁。
- ^ a b c d e 「全国放映リスト」『アニメージュ』1981年10月号、徳間書店、101頁。
- ^ a b 「全国放映リスト」『アニメージュ』1982年4月号、徳間書店、95頁。
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