新田谷 凜(にたや りん、英語: Rin Nitaya、1997年8月8日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。血液型はO型。
2015年ガルデナスプリング杯優勝。2017年ユニバーシアード銀メダル。
人物
兵庫県西宮市出身。
名古屋市立東港中学校、愛知みずほ大学瑞穂高等学校卒業。2016年4月に同じくスケート選手の宇野昌磨、加藤利緒菜、磯邉ひな乃等と共に中京大学スポーツ科学部へ入学、2020年3月卒業。
経歴
2010-11シーズン、全日本ジュニア選手権にはじめて出場し13位となる。2011-12シーズン、同大会で再び13位に終わる。
2012-13シーズンより拠点を名古屋市に移し、長久保裕コーチに師事。全日本ジュニア選手権で5位に入り、初出場となった全日本選手権では10位となる。ガルデナスプリング杯のジュニアクラスでは2位入賞する。しかし、2013-14シーズンは、全日本ジュニア選手権で9位に終わる。
2014-15シーズン、初戦のアジアフィギュア杯のジュニアクラスで3位に入る。初参戦となったジュニアグランプリシリーズのJGPクールシュヴェルに出場し、エフゲニア・メドベージェワに続いて2位に入る。続くJGPタリン杯ではSPで首位に立つが、FSでジャンプのミスが続き総合で4位となる。全日本ジュニア選手権ではショートプログラムで10位と出遅れ総合で8位に終わる。二度目の出場となった全日本選手権では13位で終わる。シーズンの締め括りとなったガルデナスプリング杯では、シニアクラスの国際大会にはじめて出場し優勝する。
2015-16シーズン、JGPJ&Tバンカに出場し4位、続くJGPコペルニクススターズではトータルスコアでパーソナルベストを更新し3位に入賞する。自身最後の全日本ジュニア選手権ではSPでノーミスで3位、FSと合わせ4位に入り、これまでの最高位となる。全日本選手権では国内大会での自己ベストを更新し8位に入る。プランタン杯ではヨシ・ヘルゲソンに続き2位に入る。
2016-17シーズン、シニアクラスへの移行を予定していたが、コーチの勧めもありジュニアグランプリシリーズの選考会に参加[1]。JGPサン・ジェルヴェでは3位入賞、続くJGPタリン杯では4位となる。全日本選手権ではSPで16位と出遅れたもののFSで追い上げ、11位で終える。アルマトイで開催された2017年冬季ユニバーシアードのフィギュアスケート女子シングル(英語版)では2012年世界選手権銀メダルアリョーナレオノワや2015年世界選手権金メダルのエリザベータトクタミシェワを破り、エレーナ・ラジオノワに続く銀メダルを獲得した。
2017-18シーズン、初戦となったISUチャレンジャーシリーズのオータムクラシックではSP9位からFPで巻き返し6位。西日本学生フィギュアスケート選手権では2位、続く西日本選手権でも2位となる。全日本選手権では、ジャンプが抜けるミスもありながら、後半に3回転3回転のコンビネーションジャンプを決め、12位となる。
2018-19シーズンは怪我に悩まされ、国際大会初戦としてISUチャレンジャーシリーズのオンドレイネペラトロフィーに出場したものの、ジャンプのミスが相次ぎ9位に終わる。西日本選手権では7位に入り、全日本選手権出場を果たしたものの、SP28位となり、フリー進出を逃してしまう。
2019-20シーズン、当初は当シーズンをもって現役を引退する意向を表明していた。集大成と決めたラストイヤーの中部ブロックでは横井ゆは菜や大庭雅を抑え初優勝。第13回西日本学生フィギュアスケート選手権でも優勝する。続く西日本選手権ではジャンプが抜けるミスがありながらも2位に入る。周りの皆様へ感謝の気持ちを伝えたいと臨んだ全日本選手権ではSPとFSともにノーミスの演技をし、過去最高順位である7位となる[2]。
その直後に足を骨折し、約2ヶ月間氷に乗れない期間があったものの、その間に現役を続行することを決意し、ゲスト出演した「明法 ON ICE」終演後に引退を撤回。次シーズン以降も競技を続行すると発表した[3]。
2020-21シーズン、JOCオリンピック強化選手に選出される。このシーズンの終わり頃に2021-2022シーズンでの引退を決断したという。
2021年9月末に保険会社から内定を得て、引退後は営業職として働くことが決まった[4]。2022年1月25日、Twitterで引退表明[5]。同年2月に行われた愛知県フィギュアスケート選手権大会が現役最後の試合であった[6]。
技術・演技
アクセルを除く5種類のトリプルジャンプをジャンプ構成に入れている。得意としているコンビネーションは、3回転トゥーループ-3回転トゥーループと2回転アクセル-3回転トゥーループ。他にも2回転アクセル-オイラー-3回転サルコウ、3回転ルッツ-3回転トゥーループや、3回転フリップ-3回転トゥーループも成功させている。練習では3回転ルッツ-3回転ループや3回転アクセルを着氷させている。
主な戦績
詳細
2011-2012 シーズン
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開催日
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大会名
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SP
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FS
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結果
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2011年11月25日 - 27日
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第80回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(八戸)
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23 41.02
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12 80.17
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13 121.19
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プログラム使用曲
脚注
- ^ フィギュアスケート、今季の飛躍が期待されるシニア女子選手【前編】
- ^
新田谷凜 笑顔で全日本ラスト演技「200点あげてもいいかな」自己最高7位も引退の意思揺るがず
- ^
中部フィギュア女王の新田谷凜が引退撤回「現役続行を決意いたしました」足の骨折で心境に変化か
- ^ “フィギュアスケート - 新田谷凜、ラストシーズンの葛藤 全日本選手権へ「試合を楽しんで滑り切りたい」 | 4years. #大学スポーツ”. 4years(2021年12月21日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “@@rinrinrin0808 来月末にある知事杯で現役選手をを引退します。”. Twitter. 2022年3月1日閲覧。
- ^ “|Japan Skating Federation Official Results & Data Site|”. www.jsfresults.com. 2022年3月1日閲覧。
- ^ a b フリーに進出出来ず
外部リンク