一般社団法人日本アミューズメントマシン協会 (にっぽんアミューズメントマシンきょうかい、英 : JAPAN AMUSEMENT MACHINE AND MARKETING ASSOCIATION )は、かつて存在した日本 の業務用遊戯機械 などを製造・販売する企業 並びにゲームセンター など遊技場や遊戯施設を運営する企業の業界団体。略称はJAMMA 。住所は東京都 千代田区 九段南 。会長は里見治 。
概要
第46回AMショー会場風景
1981年 1月任意団体 「日本アミューズメントマシン工業協会(英 : JAPAN AMUSEMENT MACHINERY MANUFACTURERS ASSOCIATION )」として発足し、1989年 6月に社団法人 となった。2012年 4月、日本SC遊園協会 (NSA)および全日本遊園施設協会(JAPEA)と統合し、一般社団法人 に移行、名称を「日本アミューズメントマシン協会」に改める[ 3] 。
AMマシン事業部、SC施設事業部、遊園施設事業部の3事業部からなり、主要アーケードゲームメーカー、主要エレメカ メーカーなどが加盟している。主な活動内容は、アーケードゲームの規格標準化や自主規制規準の制定および運用、違法コピー の監視、国内外の関係諸団体や官公庁 との連携、ジャパンアミューズメントエキスポ (JAEPO)の運営、機関紙 の発行などである。
2006年 4月より経済産業省 の指導で映倫 、ビデ倫 、ソフ倫 、CESA 、CERO と共に、映像コンテンツ倫理連絡会議 (仮称)で審査基準・表示の一本化を協議することが決定している。
2018年4月1日、全日本アミューズメント施設営業者協会連合会 と合併し、日本アミューズメント産業協会 に名称を変更した。
JAMMA規格
オペレーター側の不便の解消および機器の安全な運用のために、JAMMAはアミューズメント機器に対して標準化規格やガイドラインを設けている。
JAMMAとJVS
JAMMAによって制定された規格の代表的なものは、アーケードゲーム基板 と筐体 などを接続するコネクターである[ 4] 。これは1986年に制定され、以降に発売された基板や筐体はJAMMA規格およびそれを拡張したインターフェースで接続がされるようになっている。「JAMMA接続」と言った場合は通常こちらの規格を指す。下記JVS制定後は「旧JAMMA」や、JAMMA Standardの略で「JS」などとも呼称される。
1997年にはゲーム内容と基板の多様化・多機能化に対応するべく、スイッチ入力の増加、オーディオステレオ出力、通信などに対応した新たな規格が制定された[ 5] 。これは「新JAMMA」や、JAMMA Video Standardの略で「JVS」と呼称されている。
会員企業
かつての会員企業
正会員
グループ内での合併や事業移管による退会
インデックス - セガ(後のセガ・インタラクティブ)へアーケードマシン事業を移管したため退会
ファンフィールド - イオンファンタジーに吸収合併されたため退会
その他の理由による退会
エイブルコーポレーション
エー・アイ・アール
エーツーレジャー - 未上場、遊園地や遊技場などの娯楽施設・乗り物の企画制作および管理運営。名古屋市中区
エクサム
ガッチャ
ケイブ - アーケードゲーム事業撤退により退会
こまや - 2015年12月に経営破綻したため退会
三共
サンマック
芝通商
スクラッチ
総商
タニガワ
テクノトップ
ドリームインフィニティ
日本物産 - 脱衣麻雀ゲームの内容を巡って、JAMMAと対立し退会[ 6]
任天堂 - アーケードゲーム事業撤退により退会
バーリーサービス
メルシーサービス
ユウアイ
UCO
ライト
脚注
出典
参考文献
新聞・業界紙など
“ゲームマシン 420号 ”. アミューズメントプレス (1992年2月15日). 2020年3月11日 閲覧。
「麻雀ゲームの審査に不満を示した日本物産の退会で議論」、3ページ
関連項目
外部リンク