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東御市梅野記念絵画館・ふれあい館(うめのきねんかいがかん・ふれあいかん)は、1998年(平成10年)に開館した長野県東御市立の総合交流施設(美術館相当施設)である。旧称「北御牧村立梅野記念絵画館・ふれあい館」。
芸術むら公園内にあり[2]、ホールとともに「東御市総合交流促進施設」を成す[3]。
概要
美術品コレクターであった梅野隆および梅野満雄(隆の父)のコレクションを主な収蔵品としている。久留米市出身の梅野満雄は青木繁、坂本繁二郎と同郷であり交友が深かったことから、二人に関する資料も展示している。梅野家は八女の大地主で、満雄は上京中の青木の生活を助け、没後すぐに遺作30点を遺族から買い取り、遺作展を開催、坂本にはアトリエ用地を提供するなど、両者を無名時代から支援した[4]。
ふれあい館では市民による展覧会や企画展が開催される。今後は、梅野コレクションを継承しながら、東御市立の絵画館および総合交流促進施設として、地域に根付いた展覧会やイベントを開催していく予定。
秋頃には火のアートフェスティバル、天空の芸術祭などのイベントが開催され、会場には2万人近い来場者が訪れる。
その他
梅野満雄の収集した青木繁の作品群が、石橋正二郎(ブリヂストンの創業者)のコレクション(久留米市美術館収蔵)の元となっている。[5]
歴史
- 1998年 -「北御牧村立梅野記念絵画館・ふれあい館」として開館。
- 2004年 - 自治体の合併に伴い名称を「東御市梅野記念絵画館・ふれあい館」へ変更。
施設
- 梅野記念絵画館 - 収蔵された資料(後述)の展示のほか、企画展を開催。
- ふれあい館 - 主に市民による作品展、企画展を開催。
- ミュージアムショップ
- カフェ
- ホール - 講演会のほか、市民によるコンサートを開催している。
企画展
収蔵品
近代日本の物故作家の作品を中心に、近代画家の作品を中心に収蔵している。梅野隆の父である満雄が、青木繁、坂本繁二郎との交友が深かったことから、青木繁に関する資料や書簡の展示も行なっている。[6]
主な収蔵作家
脚注
出典
関連施設
- アートヴィレッジ明神館 - 宿泊施設
- 丸山晩霞記念館 - 東御市内の美術館。同市出身の水彩画家、丸山晩霞の作品を収蔵。
- 東御市文化会館
- 雷電生家
外部リンク