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栃木県立美術館(とちぎけんりつびじゅつかん 英表記:Tochigi Prefectural Museum of Fine Arts)は栃木県宇都宮市桜四丁目にある美術館である。
概要
日本の近代美術館の先駆けとして1972年(昭和47年)に開館。県立美術館としては全国で6番目に開館した[5]。県内、国内各地、そして西欧美術品を幅広く収蔵し、絵画、版画、挿絵、写真、工芸品に亘るコレクションの数は9,000点に迫る。概ねシーズンあたり1回の企画展・常設展示品入れ替えが行われる。
宇都宮市西部市街地、宇都宮市の桜美公園の西側に立地する。建物は本館・分館ともに川崎清の設計である。
しかし、壁の亀裂や雨漏りなど老朽化が進み、収蔵庫の不足や駐車場の狭さも問題になった[5]。そのため栃木県では栃木県立図書館とともに栃木県体育館の跡地(宇都宮市中戸祭1丁目)への移転を検討している[5]。
主な収蔵品
企画展
- 2001年度
- 絵画レッスン阿以田治修のモダニスト・ペインティング
- オーストラリア・アボリジニの美術“ドリームタイム”へのいざない
- 奔る女たち 女性画家の戦前・戦後 1930-1950年代
- 川島理一郎展
- 2002年度
- 開館30周年記念クールベ展-自然と女性-
- 2002年日韓国民交流年記念 心のやきもの 李朝-朝鮮時代の陶磁-
- 小山穂太郎展 Phantom
- 近代歴史画と羽石光志
- ダンス! 20世紀初頭の美術と舞踊
- 2003年度
- 創造の手わざ -近代工芸・栃木の七星-
- 舟越桂 -混沌を鮮明に語ること-
- 鉄道と絵画 -夢はこぶモダン列車
- ディスタンス -栃木県出身作家の現在
- 2004年度
- 2005年度
- 2006年度パウラ・モーダーゾーン=ベッカー 時代に先駆けた女性画家
- 柄澤齊展 ―宙空の輪舞(ロンド) 版画、オブジェ、水彩、本 1971-2006
- とちぎ美術探訪―県内ミュージアムが誇る日本絵画の名品たち
- 清水登之のすべて
- 2008年度
- 十二の旅:感性と経験のイギリス美術
- 長重之展 〈時空のパッセージ〉―足利の来し方、世界の行く末―
- 朝鮮王朝の絵画と日本 宗達、大雅、若冲も学んだ隣国の美
- 出光美術館コレクションの至宝 茶の湯の美 茶道具との出会い・語らい
- 2009年度
- 躍動する魂のきらめき―日本の表現主義―
- 中国現代美術との出会い―日中当代芸術にみる21世紀的未来―
- ―日本画創造の苦悩と歓喜―大正期、再興院展の輝き
- 魅力再発見!ニッポンの油絵 三沢厚彦 アニマルズ in TOCHIGI
- 2010年度
- 2011年度
- 妻の遺した秘密の絵 関谷富貴の世界
- 「画像進化論」展
- 石川寒巌展 絵にこめられた魂 青木世一AOKIT展 ―箱の中の名画たち
- 特別展 浅川巧生誕120年記念 浅川伯教・巧兄弟の心と眼 ―朝鮮時代の美
- 2012年度
- 開館40周年記念企画(1)栃木に生きる ―風土・ひと・芸術―
- 開館40周年記念企画(2) 復興祈念〈とちぎアート・ドキュメント〉光あれ!―光と闇の表現者たち
- 開館40周年記念企画(3)ゆく河の流れ ―美術と旅と物語― / 〈特別展示〉 高橋由一
- 開館40周年記念企画(4)アジアをつなぐ ―境界を生きる女たち 1984-2012
- 2013年度
- 全館展示 コレクション万華鏡 西洋名画から無名画家の発見まで─美術館活動40年の成果
- マンハッタンの太陽THERMODYNAMICS OF THE SUN 光学芸術から熱学芸術への拡張:18世紀から21世紀の“太陽画”の系譜
- 〈とちぎアート・ドキュメント〉みる、ふれる、きくアート─感覚で楽しむ美術
- 栃木県誕生140年記念 下野新聞創刊135周年記念 NHK宇都宮放送局開局70周年記念 栃木放送開局50周年記念 日本近代洋画への道 山岡コレクションと高橋由一の名品を中心に
- 2014年度
- 真岡発:瑛九と前衛画家たち展― 久保貞次郎と宇佐美コレクションを中心に
アクセス
脚注
関連項目
外部リンク