湘南モノレール500形電車
湘南モノレール500形電車(しょうなんモノレール500がたでんしゃ)は、1988年(昭和63年)に登場した湘南モノレールの懸垂式モノレール車両である。 湘南モノレール初の冷房車として登場した。1991年(平成3年)まで増備が行われ、最大で3両編成6本(18両)が在籍していた。 概要車体はアルミ合金製。400形よりも前・側面窓が縮小され、車体側面の裾絞りも無くなり、直線的なスタイルになった。中間車は先頭車と同等の設計となり、車長・窓位置が統一された。また、全車電動車編成となったため、モーターの出力が下げられている。編成定員は228名。 当初は501から車両番号が付番されたが、その後ラッシュ時対策改造がなされた(後述)際に551からの付番とされた。最初に投入された501号は561号に改番された。この車両は、他の500形編成と比べ前面上部カバーが若干後部に下がっているのが特徴である(400形と同一形状。警笛ラッパの位置が左→右となっている点だけ異なる)。
車内は暖色系で統一されている。両端の車両には折りたたみ式の座席が各ドア脇に1か所ずつ設置されているが、これは当初ロングシートだったものをからラッシュ時対策で改造されたもので、朝のラッシュ時は施錠され、それが過ぎると解錠して使用可能とされる(1992年(平成4年)5月1日から投入された[1])。客用扉は片開き式で、ドアチャイムは装備されていない。400形とは異なり、扉窓は登場当初から二枚窓となっている。 なお、冷房設備の搭載に伴い客室横流ファン装置(商品名:ラインデリア)が廃止されている。 556号には座席カバーに広告を入れていた[4]時期もあったが、しばらくして撤去された。
編成表
廃車最初の編成が落成してから20年が経過した2007年(平成19年)11月末頃より、順次5000系への置き換えが実施された。2008年(平成20年)2月1日付で553編成が廃車となったのを皮切りに、2010年(平成22年)11月に561編成が、2014年(平成26年)に555編成が、2015年(平成27年)12月に557編成が[11]、2016年(平成28年)3月に559編成がそれぞれ引退し、最後まで残った551編成も同年6月26日の大船12時37分発湘南深沢行を最後に引退、本系列は全廃となった[2]。551の先頭部がカットモデルとして本社内に保存展示されている[12]。 関連項目脚注
外部リンク
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