齋藤飛鳥
齋藤 飛鳥(さいとう あすか、1998年〈平成10年〉8月10日 - )は、日本のタレント、女優、ファッションモデルであり、女性アイドルグループ・乃木坂46の元メンバー[7][4]、『CUTiE』の元専属モデル[5][8]、『sweet』のレギュラーモデルである[6]。東京都出身[2]。乃木坂46合同会社所属[9][10]。 来歴→「乃木坂46 § 年譜」も参照
1998年(平成10年)8月10日生まれ[11]。 小学4年生の時、学校のダンス部員が踊っていた曲が気になって調べてみるとアイドルの曲で[12]、それがきっかけでアイドルに励まされるようになり、自分もアイドルになりたいと思うようになった[13]。小学4年生の時はお笑いクラブ、小学5年生の時はテニスクラブ、小学6年生の時は合奏クラブにそれぞれ所属し[14]、ブラスバンドのティンパニを担当した[11]。中学校では吹奏楽部に所属し[14]、サックス[11]、バスクラリネットを担当した[15]。 2011年(平成23年)8月21日、中学校の友達に教えられ[16]、母親や知人の勧めでオーディションに応募し[17][18]、乃木坂46の1期生オーディションに合格。オーディションでは西野カナの「if」を歌った[19]。合格後の夏に吹奏楽部を退部する[20]。 2012年(平成24年)2月22日、1stシングル『ぐるぐるカーテン』でCDデビュー[21]。同年8月22日発売の3rdシングル『走れ!Bicycle』のカップリング曲「海流の島よ」では、初めてセンターを務めた[22]。 2015年(平成27年)1月10日発売のファッション誌『CUTiE』2月号で自身初の単独表紙に抜擢され[23]、翌月から同誌の専属モデルに起用される[24]。同年7月21日、メンバーの北野日奈子・斉藤優里とともにANNA SUIの2015年秋冬アジア圏ビジュアルモデルに抜擢された[25]。『CUTiE』が2015年9月号をもって休刊するのに伴い[26]、同じ宝島社のファッション誌『sweet』のレギュラーモデルに起用され[27]、2015年11月号から紙面に登場するとともに「乃木坂46齋藤飛鳥のFASHION BUZZ」の連載を開始した[6]。同年10月28日発売の13thシングル『今、話したい誰かがいる』で初の「十福神」に選ばれた[28]。 2016年(平成28年)4月2日、ラジオ『POP OF THE WORLD』の「HARRY'S ENGLISH CLASS」のコーナーにレギュラー出演を開始、J-WAVEのナビゲーターとしては史上最年少[29]、かつ女性アイドルグループのメンバーが務めるのは初めて[30]。 同年6月6日、15thシングル『裸足でSummer』で初めてシングル表題曲のセンターを務めることが発表された[31]。 同年7月4日放送開始のテレビドラマ『少女のみる夢』では初主演を務めた[32]。同年10月8日には『GirlsAward 2016 AUTUMN/WINTER』で自身が監修したAnk Rougeの衣装を披露[33]。 同年12月23日、1st写真集『潮騒』(幻冬舎)の発売を記念し、InstagramとTwitterを開設[34][35]。翌年1月23日には755を開設した[36]。 2017年(平成29年)1月25日、1st写真集『潮騒』を発売[37]。週間推定売上5万8215部を記録したほか[38]、同年2月6日付のオリコン週間ランキングのBOOK総合部門・写真集部門で1位となり、乃木坂46のメンバーとしての史上最高週間売上を記録し[注 1]、女性ソロ写真集としても歴代2位の記録となった[40][41]。発行部数は当初7万部を予定していたが[42]、10万部を突破した[43]。同年6月7日発売のMONDO GROSSOのアルバム『何度でも新しく生まれる』の収録曲「惑星タントラ」ではボーカルを担当[44]。同年11月10日発売の19stシングル『いつかできるから今日できる』で、4作ぶり2度目となるセンターを同期の西野七瀬とともに務めた[45]。 2018年(平成30年)8月8日発売の21stシングル『ジコチューで行こう!』で、6作ぶり3度目となるシングル表題曲の単独センターを務めた[46]。 同年10月5日公開の映画『あの頃、君を追いかけた』でヒロイン役を務める[47][48]。同作は台湾歴代興行収入1位の映画の日本リメイク版であることから、同年8月15日には台湾プロ野球「Lamigoモンキーズ」対「統一ライオンズ」戦で自身初の始球式を行った[49]。同年12月9日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』にメンバーで初出演[50][51]。同月、1st写真集『潮騒』の累計発行部数が20万部を突破した[52]。 2019年(平成31年 / 令和元年)1月24日(23日深夜)放送開始のテレビドラマ『ザンビ』で主演を務める[53][54]。同年3月4日には『第5回カバーガール大賞』のエンタメ部門において2年連続受賞し、総合順位も3位となった[55]。同年5月29日発売の23rdシングル『Sing Out!』で2作ぶり4度目となるシングル表題曲のセンターを務めた[56]。 2021年(令和3年)2月4日に『WEIBO Account Festival in Japan 2020』が行われ、話題タレント賞を受賞。微博の個人アカウントを開設した[57]。同年8月10日、公式Instagramを開設[58]。画像が投稿される前にフォロワーが30万人を超えた[58]。 2022年(令和4年)2月9日発売のMONDO GROSSOのアルバム『BIG WORLD』の収録曲「STRANGER[Vocal:齋藤飛鳥 (乃木坂46)]」ではボーカルを担当[59]。 同年6月、『日経エンタテインメント!』の「タレントパワーランキング2022」において女性アイドル部門で前年と同じく3位となった[60]。 同年9月17日から2023年2月12日まで開催されたアンディ・ウォーホル大回顧展「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」で、自身初となる展覧会オーディオガイドのナレーターを務めた[61][62]。 同年11月4日、自身のブログにて、31stシングル『ここにはないもの』の活動をもって同グループを卒業することを発表した[63][64][65]。同年12月7日発売の同シングルで8作ぶり5度目となるシングル表題曲のセンターを務める[66]。同年12月31日、『第73回NHK紅白歌合戦』に出場し、乃木坂46として最後の音楽特番の歌唱を行い卒業した[67]。 2023年(令和5年)5月17日・18日、東京ドームで卒業コンサートが開催された[68][69][70]。同年6月30日、乃木坂46公式サイト内の公式ブログが閉鎖[71]。 2025年(令和7年)1月21日、「第48回日本アカデミー賞」で新人俳優賞(『【推しの子】 -The Final Act-』)を受賞した[72]。 人物愛称は、あしゅ、あしゅりん[73]、あす[74]、あすか[75]、飛鳥さん[76]。名前に「鳥」の字を含む2人の兄がいることから、父親から「飛鳥」と名付けられた[16]。本人は名字で呼ばれることが苦手で、仕事の現場では「飛鳥ちゃん」と呼ばれることを望んでいる[77]。 父親が日本人、母親がミャンマー人のハーフで[74]、母の祖国であるミャンマーに行ったことがある[51][78]。8頭身で縦18センチ、頭回り50センチの小顔の持ち主で、アイドル界最小クラスといわれている[5]。 ブログがやりにくいという理由で、ガラケーをiPhoneに買い替えたことがある[79]。 誕生日が夏休み期間のため、小・中学校時代は友人に祝ってもらったことがなかった[80]。 好きな食べ物はパフェ[81]、イチゴ[注 2]、卵かけご飯[74]、ヨーグルト[83]、お粥[84]、コーヒー[85]。好きなラーメンは味噌ラーメン[86]。好きな映画は『アヒルと鴨のコインロッカー』[87]。好きなゲームはマリオカート[86]。アニメ『ラブライブ!』のキャラクターの中では西木野真姫が好き[16]。好きなブランドはTOGA、COMME des GARCONS[88]。好きな色はモノトーン、ピンク[89]。 特技はドナルドダックのモノマネ[17]、前転、コラージュ画像をつくること[90]。保有資格は語彙・読解力検定3級[91]。泳ぐことができない[92][93]。 趣味読書については哲学、心理学に興味がある[94]。読書が好きになったきっかけは、小学校高学年の頃に休み時間にひとりで図書室に通う習慣がついたからである[95]。2016年のインタビューの際にお薦めの本を3冊選んだが、1冊目は一番好きな作家・貫井徳郎の『微笑む人』[96]、2015年の別のインタビューでも貫井の『崩れる 結婚にまつわる八つの風景』『乱反射』をお薦めの本に挙げている[95]。2冊目は舞城王太郎の『世界は密室でできている。』[96]。3冊目はファンに教えてもらった伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』[95][96]。また『砂の女』を初めて読んで安部公房が一番好きな貫井と一瞬で並んだと語っている[96]。小説はファンタジーやコメディよりはミステリーやサスペンスを好み[97]、最後の解説と自身の解釈を比較して読む[98]。本を選ぶにあたって「基本的には人に薦められたものは読むようにしていて」、自分で選ぶ場合は本屋で「裏表紙のあらすじ」「帯に書いてある文章」「最初と最後のページ」を読んで決めている[96]。 ドラムについてはライブで演奏することもあり[99]、ギターにも興味がある[11]。 映画は「男くさい感じの作品が結構好き」で、白石和彌監督の『凶悪』『孤狼の血』などが好みだという[100]。 乃木坂46結成時の最年少メンバー[101][注 3]、乃木團のドラム[102]、メガネ選抜[103]、乃木坂読書選抜[104]。2016年から2017年の一時期は次世代エースと称されることもあった[105]。 同期の秋元真夏とは仲が良く、ファンからは「あすまな」の愛称で親しまれている[106]。また1期生が齋藤、秋元の2人になったときに、秋元が1期生最後のメンバーとして卒業することを強く望んでいた。乃木坂工事中では自身最後のヒット祈願において、「やっぱり、1期生の最後を飾るのは我らがキャプテンでしょ。ファンの皆さん、召し上がれ。」と齋藤卒業後に唯一の1期生である秋元に対してメッセージを送っている[動画 1] メンバーを尊敬しており[107]、橋本奈々未の考え方や冷静な判断力[12]、白石麻衣のストイックで明るく綺麗なところを尊敬している[81]。 齋藤飛鳥・斎藤ちはる・能條愛未の3名で「チームN」を結成していた[108]。斎藤ちはるは、齋藤飛鳥をクールだが心優しいと評価している[109]。中元日芽香とは7thシングル「バレッタ」でともに選抜入りした時から話をする機会が増えて仲良くなり、格差社会についてよく議論した[110]。齋藤飛鳥・星野みなみのペアはファンから「あしゅみな」と呼ばれている[111]。 『乃木坂って、どこ?』内でダンスの上手い「ダンス七福神」に選ばれている[112]。樋口日奈は「振付を間違えているところを見たことがない」といい[109]、和田まあやは「ダンスは冷静かつ癖がなく模範的である」という[113]。好きな振付は「命は美しい」[114]。好きなミュージック・ビデオは「世界で一番 孤独なLover」、「シャキイズム」、「水玉模様」[115]。 「日本で一番ブログのタイトルが長いアイドル」を自称し[116]、公式ブログのタイトルを220文字の文字数制限限界まで長くしている[117]。 作品シングル乃木坂46
坂道AKB
IZ4648
アルバム乃木坂46
MONDO GROSSO
映像作品
出演→乃木坂46メンバー複数による出演については「乃木坂46の出演一覧」を参照
映画
テレビドラマ
バラエティ
その他のテレビ番組
舞台
ラジオ
CM
ネット配信
ウェブドラマミュージックビデオファッションショー
イベント
書籍→乃木坂46の書籍については「乃木坂46 § 書籍」を参照
写真集雑誌連載
受賞歴
脚注注釈動画
出典
外部リンク
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