オキドキ
「オキドキ」は、日本の女性アイドルグループ・SKE48の楽曲。作詞は秋元康、作曲はYUMAが担当した。2011年11月9日に、SKE48の7作目のシングルとしてavex traxから発売された。楽曲のセンターポジションは松井珠理奈が務めた。 背景とリリース前作「パレオはエメラルド」から4か月ぶりのシングルで、前作に続きTYPE-A、TYPE-B、TYPE-C、劇場盤の4形態でのリリース。 キャッチコピーは「元気になる魔法の言葉は、“オキドキ”だ!」。SKEの曲の中では珍しく2番がない。 「パレオはエメラルド」の選抜メンバーは16人中3人が入れ替わった。金子栞・原望奈美が初の選抜入り。小野晴香は「強き者よ」以来約2年3か月ぶりに選抜復帰した。前作の選抜メンバーだった石田安奈・古川愛李・向田茉夏が外れた。「オキドキ」はデビュー以来表題曲としては初めてタイアップが付いていない。ただし、カップリング曲の「初恋の踏切」[2]と「歌おうよ、僕たちの校歌」はタイアップが付いている。 カップリング4曲のユニット名義は前作と同じで、「初恋の踏切」が全員歌唱曲のため、当時のメンバー全員がいずれかの楽曲に参加している。 CDの封入特典として、初回生産分には全国握手会参加引換券、全16種類あるオリジナルトレーディングカードのうち1枚、および『SKE48リクエストアワー セットリストベスト50 2011』投票券が付いた。 音楽性と批評前向きな歌詞をキャッチーでダンサブルなメロディに乗せた曲。曲中全般にわたってミックス的なコーラスが挟まれている。「CDジャーナル」はボーカルを「元気に弾ける歌唱」、「愛があれば“okey-dokey”」「友がいれば“okey-dokey”」という前向きな歌詞が「力を与えてくれる」と評している[3]。 hotexpressの杉岡祐樹のレビューでは、直近のAKB48のシングルの傾向などから前年秋のシングル「1!2!3!4! ヨロシク!」系統の楽曲ではないかとした上で、ダンスグルーヴ、曲中に挟まれている掛け声からくる元気なメロディ、勇気を後押しする歌詞などが共通点に挙げられ、楽曲タイトルさえも『「ヨロシク」に続く「オキドキ」(OK)』で連続性があると指摘している。その一方で、イントロ部分のコーラスに聴いたファルセットを肯定的に評価し、「1!2!3!4! ヨロシク!」の単なる焼き増しには留まっていないと評している[4]。 アートワーク
チャート成績発売前日である2011年11月8日付オリコンデイリーシングルチャートで推定売上枚数約28万3000枚を記録して1位を記録。前作「パレオはエメラルド」の初日売上である約26万4000枚を上回り、2009年3月の推定売上枚数公開以降における、姉妹グループであるAKB48以外のシングルの中で最も高い枚数を記録した(発売当時。後に自身の「片想いFinally」が更新)。また『ミュージックステーション』(テレビ朝日)のシングルランキングにおいて初の1位となった。前作までは通常放送休止もあり、同番組でのランキング1位は初である。 2011年11月21日付のオリコン週間シングルチャートで初登場1位を記録。「バンザイVenus」から3作連続・通算3作目のチャート1位となった。初動売上は約38万3000枚で、前作を上回った。また、同日付の週間2位には本作と同じく秋元康作詞の「リフレイン」(三代目J Soul Brothers)が入った。秋元が作詞した楽曲が週間シングルチャートの1位と2位を独占するのは、1987年2月2日付(おニャン子クラブ「NO MORE 恋愛ごっこ」が1位、渡辺美奈代「TOO ADULT」がそれぞれ2位)以来24年10ヶ月ぶりである[5]。 ミュージック・ビデオミュージック・ビデオの監督は前シングルと同じく丸山健志(KRK PRODUCE)が務めた。 「バズーカ砲発射!」MVの監督は石井貴英。 「微笑みのポジティブシンキング」MVの監督は高城明久。 シングル収録トラックTYPE-A
TYPE-B
TYPE-C
劇場盤
選抜メンバー→カップリング曲の歌唱メンバーは下記と異なる。詳細については「SKE48の楽曲一覧」を参照
脚注出典
参考文献
外部リンク
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