オビ・パウエル・オビンナ(OBI Powell Obinna、1997年12月18日 - )は、埼玉県大宮市(現:さいたま市見沼区)出身のプロサッカー選手[2]。Jリーグ・ヴィッセル神戸所属。ポジションはゴールキーパー(GK)。
来歴
クラブ
ナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれた[3]。5歳でサッカーを始め[4]、大宮アルディージャのアカデミーを経て、中学校年代からはJFAアカデミー福島に所属[3]。進学した流通経済大学では1年次から正ゴールキーパーを務めた[3]。複数のJクラブからオファーを受けたが[3]、2019年8月22日に2020シーズンからの横浜F・マリノスへの加入内定が発表された[5]。同月、特別指定選手に認定された[6]。
2020年に加入後は朴一圭、中林洋次、梶川裕嗣の存在もあり、ベンチ入りも困難な状況であったため8月4日、栃木SCに育成型期限付き移籍[7]。移籍後はすぐさま川田修平、塩田仁史からポジションを奪取した。栃木で正GKとしてプレーする中で10月27日、新型コロナウイルスによって設けられた特別の移籍期間で横浜FMへの早期復帰を果たした[8]。11月14日、リーグ第27節の浦和レッズ戦でJ1デビューを果たし、自身のミスで失点するものの6-2で勝利に貢献。第30節の川崎フロンターレ戦では退場した高丘陽平に変わって途中出場。脇坂泰斗のフリーキックや小林悠のPKをストップするなど、チームは敗れたものの好パフォーマンスを見せた。ACLグループリーグ第3節の上海上港戦でもスタメンで出場し、オスカルのPKをストップし勝利に貢献した[9]。
2021年も引き続き開幕戦からスタメン出場を続けたが、リーグ第7節以降は高丘に再びポジションを奪われ、出場機会が減少。6月末に再び栃木へ期限付き移籍することが発表された[10]。
2022年より横浜FMに復帰[11]。しかし、高丘からはポジションを奪えず、カップ戦3試合のみの出場に終わる。
2023年は、高丘の海外移籍により開幕戦から2試合連続でスタメンで出場。しかし、ガンバ大阪からレンタル移籍で加入した一森純にレギュラーを奪われて、その後リーグ戦での出場は無かった。
2024年よりヴィッセル神戸へ完全移籍で加入[12]。
代表
2013年より各年代別の日本代表に選出され[13]、2018年8月にU-21日本代表として出場したアジア競技大会で銀メダルを獲得した[14]。2019年6月、ユニバーシアード日本代表に選出され、ユニバーシアードで金メダルを獲得した[15]。
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2018 |
流経大 |
1 |
- |
- |
- |
0 |
0 |
0 |
0
|
2019 |
- |
- |
1 |
0 |
1 |
0
|
2020 |
横浜FM |
31 |
J1 |
0 |
0 |
- |
- |
0 |
0
|
栃木 |
50 |
J2 |
9 |
0 |
- |
- |
9 |
0
|
横浜FM |
31 |
J1 |
2 |
0 |
- |
- |
2 |
0
|
2021 |
5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0
|
栃木 |
50 |
J2 |
22 |
0 |
- |
- |
22 |
0
|
2022 |
横浜FM |
J1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
3 |
0
|
2023 |
2 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
5 |
0
|
2024 |
神戸 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
0 |
3 |
0
|
通算 |
日本 |
J1
|
9 |
0 |
3 |
0 |
6 |
0 |
18 |
0
|
日本 |
J2
|
31 |
0 |
- |
0 |
0 |
31 |
0
|
日本 |
他
|
- |
- |
1 |
0 |
1 |
0
|
総通算
|
40 |
0 |
3 |
0 |
7 |
0 |
50 |
0
|
その他の公式戦
タイトル
クラブ
- 横浜F・マリノス
- ヴィッセル神戸
代表
- ユニバーシアード日本代表
代表歴
脚注
関連項目
外部リンク