サイスニード(サイ・スニード)
Cy Sneed
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基本情報 |
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国籍 |
アメリカ合衆国 |
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出身地 |
ネバダ州エルコ郡エルコ |
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生年月日 |
(1992-10-01) 1992年10月1日(32歳) |
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身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 215 lb =約97.5 kg |
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選手情報 |
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投球・打席 |
右投右打 |
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ポジション |
投手 |
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プロ入り |
2014年 MLBドラフト3巡目(全体85位) |
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初出場 |
MLB / 2019年6月27日 NPB / 2021年5月9日 |
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経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
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サイ・スニード(本名:サイ・ロバート・スニード〈Cy Robert Sneed〉、1992年10月1日 - )は、アメリカ合衆国ネバダ州エルコ郡エルコ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
NPBでの登録名はファーストネームとファミリーネームを繋げた「サイスニード」。
経歴
プロ入り前
2011年のMLBドラフト35巡目(全体1074位)でテキサス・レンジャーズから指名されたが、この時は契約せずにダラス・バプティスト大学(英語版)へ進学した。
プロ入りとブルワーズ傘下時代
2014年のMLBドラフト3巡目(全体85位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズ(英語版)でプロデビュー。11試合(先発6試合)に登板して0勝2敗1セーブ、防御率5.92、31奪三振を記録した。
2015年はA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズとA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、2球団合計で26試合(先発24試合)に登板して6勝11敗1セーブ、防御率2.58、122奪三振を記録した。
アストロズ時代
2015年11月19日にジョナサン・ビヤーとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した[1]。
2016年は傘下のAA級コーパスクリスティ・フックスでプレーし、25試合(先発21試合)に登板して6勝5敗1セーブ、防御率4.04、112奪三振を記録した。
2017年はAA級コーパスクリスティとAAA級フレズノ・グリズリーズでプレーし、2球団合計で26試合(先発18試合)に登板して10勝6敗1セーブ、防御率5.97、95奪三振を記録した。
2018年はAAA級フレズノでプレーし、26試合(先発20試合)に登板して10勝6敗、防御率3.83、114奪三振を記録した。
2019年は開幕をAAA級ラウンドロック・エクスプレス[注 1]で迎え、6月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。同日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー[3]。
2020年は、18試合に登板したものの、オフにFAとなった。
ヤクルト時代
2020年12月4日、東京ヤクルトスワローズとの契約に合意した[4][5]。推定年俸は8320万円で、背番号は54[5]。登録名はファーストネームとファミリーネームを繋げたサイスニード[6]。
2021年5月9日にNPB初登板。4回3失点で降板した[7]。2回目の登板でNPB初勝利を挙げた[8]。最終的に13試合に先発し6勝2敗、防御率3.41とまずまずの成績を残すも[9]、10月13日の試合で下半身の張りにより緊急降板[10]。以降は登板が無く、さらに家庭の事情により日本シリーズ前の11月17日に帰国することとなり[11]、ポストシーズンの登板は叶わなかった。オフに1100万円増の推定年俸9500万円プラス出来高で残留することが発表された[12]。
2022年はシーズン初登板こそ荒れるも[13]、4月19日に初勝利を挙げる[14]。そこからは安定して結果を残し続け[15][16][17][18][19]、チームが先発投手の駒不足に悩む中、ローテーションを守り続けチーム最多タイの9勝を挙げた[20]。一方、打たれると止まらず大量失点を喫する場面もあった[21]。日本シリーズには2試合に先発登板。オフに、残留することが発表された[22]。
2023年6月23日の中日戦でNPB初完投・初完封勝利を記録した[23]。9月5日の巨人戦でNPB第1号となる2点本塁打記録した[24]。最終的に23試合に登板し、7勝8敗、防御率3.67を記録[25]。11月28日に155万ドル(約2億3250万円)で残留することが発表された[26]。
2024年は3月29日の対中日ドラゴンズ戦(明治神宮野球場)で2018年のデビッド・ブキャナン以来となる外国人選手の開幕投手を務めた[27]。5回2失点とビハインドの展開で降板したが[28]、チームは逆転勝ちしたため勝敗はつかなかった。その後先発ローテーション入りするも勝ち星に恵まれず、6月8日の対北海道日本ハムファイターズ戦(神宮)での10度目の先発登板で12球団の開幕投手で最遅となる初勝利を挙げた[29]。シーズンでは23試合に先発して2勝8敗と大きく負け越し、来日後ワーストとなる防御率5.03、被打率.303を記録。オフの11月7日に自由契約選手として公示された[30]。
選手としての特徴
最速96.3mph (155km/h)・平均93mph (149km/h)カット気味の速球が主で、変化球はカーブ、縦のスライダー、カットボールを織り交ぜる。奪三振率が高い[5]。
人物
趣味は狩猟[32]。約680キログラムのヘラジカを仕留めたこともある[33][34]。シーズンオフにはアラスカ州で狩猟をし、髭で寒さを凌いでいる[8]。
ドーナツが大好物[35]。日本の穴場スポットとしてミスタードーナツを挙げている[36]。2021年8月に食べて以来、ミスタードーナツをこよなく愛している[37]。家族にドーナツを食べさせてあげるのが夢だという[38]。ドーナツを使った「サイスニードーナッツセット」が神宮球場で販売されている[39]。
敵味方問わず、常に紳士的な態度で接しファンからも愛されている[40]。
自他共に認める「雨男」[41][42]。
詳細情報
年度別投手成績
年
度 |
球
団 |
登
板 |
先
発 |
完
投 |
完
封 |
無 四 球 |
勝
利 |
敗
戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝
率 |
打
者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬
遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴
投 |
ボ 丨 ク |
失
点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P
|
2019
|
HOU
|
8 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
.000 |
93 |
21.1 |
26 |
5 |
5 |
0 |
0 |
23 |
0 |
0 |
13 |
13 |
5.48 |
1.45
|
2020
|
18 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
3 |
.000 |
83 |
17.1 |
22 |
3 |
10 |
2 |
0 |
21 |
1 |
0 |
15 |
11 |
5.71 |
1.85
|
2021
|
ヤクルト
|
13 |
13 |
0 |
0 |
0 |
6 |
2 |
0 |
0 |
.750 |
279 |
68.2 |
60 |
9 |
23 |
0 |
2 |
69 |
0 |
0 |
29 |
26 |
3.41 |
1.21
|
2022
|
23 |
23 |
0 |
0 |
0 |
9 |
6 |
0 |
0 |
.600 |
553 |
132.1 |
140 |
17 |
26 |
0 |
5 |
96 |
3 |
0 |
66 |
52 |
3.54 |
1.25
|
2023
|
23 |
23 |
2 |
2 |
1 |
7 |
8 |
0 |
0 |
.467 |
569 |
135.0 |
133 |
15 |
36 |
2 |
3 |
103 |
2 |
0 |
61 |
55 |
3.67 |
1.25
|
2024
|
24 |
23 |
1 |
1 |
1 |
2 |
8 |
0 |
0 |
.200 |
536 |
120.0 |
148 |
16 |
31 |
1 |
5 |
89 |
3 |
0 |
69 |
67 |
5.03 |
1.49
|
MLB:2年
|
26 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
3 |
.000 |
176 |
38.2 |
48 |
8 |
15 |
2 |
0 |
44 |
1 |
0 |
28 |
24 |
5.59 |
1.63
|
NPB:4年
|
83 |
82 |
3 |
3 |
2 |
24 |
24 |
0 |
0 |
.500 |
1937 |
456.0 |
481 |
57 |
116 |
3 |
15 |
357 |
8 |
0 |
225 |
200 |
3.95 |
1.31
|
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手(P)
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2019
|
HOU
|
8 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1.000
|
2020
|
18 |
1 |
3 |
0 |
0 |
1.000
|
2021
|
ヤクルト
|
13 |
2 |
4 |
2 |
1 |
.750
|
2022
|
23 |
6 |
15 |
0 |
1 |
1.000
|
2023
|
23 |
7 |
17 |
3 |
1 |
.889
|
2024
|
24 |
5 |
18 |
1 |
0 |
.958
|
MLB
|
26 |
1 |
4 |
0 |
0 |
1.000
|
NPB
|
83 |
20 |
54 |
6 |
3 |
.925
|
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
NPB
- 初記録
- 投手記録
- 打撃記録
- その他の記録
背番号
- 67(2019年 - 2020年)
- 54(2021年 - 2024年)
登場曲
- 「Don't Tread On Me」We The Kingdom(2021年 - )※登板時
- 「North To Alaska」Johnny Horton(2021年 - )※打席時
脚注
注釈
- ^ 2019年よりアストロズ傘下
- ^ 26救援・38.2回。BrooksBaseball.comによる[31]。
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
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1950年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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