スタートレックII カーンの逆襲
『スタートレックII カーンの逆襲』(スタートレックツー カーンのぎゃくしゅう、Star Trek II: The Wrath of Khan)は、1982年のアメリカ映画。スタートレック(オリジナルシリーズ)全6作中の2作目である。劇場公開邦題は『スター・トレック2 カーンの逆襲』。 ストーリー建造から20年がたち老朽化したエンタープライズ号は練習艦となりカーク提督は地上任務に戻り、スポックはエンタープライズの艦長となっていた。今回の任務は、カーク提督の査察のもと候補生達を乗せて訓練航海に出航する平穏なもののはずだった。しかしその頃、20世紀の遺伝子工学によって生まれた優生人類カーンたちは連邦艦U.S.S.リライアント号を乗っ取り、かつてカーク船長らによって追放されていた流刑星からの脱出を果たしていた。カーンはマーカス博士たちが研究していた計画、命のない不毛の星に生命を誕生させる「ジェネシス計画」の存在を知り、それを狙っていた。生命を生み出す力を持つ一方で大いなる破壊力をも合わせ持つジェネシス装置を奪い宇宙を支配し、カーク提督への復讐を果たすべくカーンの攻撃が始まる。 登場人物→詳細は「宇宙大作戦 § 登場人物」を参照
ゲストキャラクター
みどころテレビシリーズで救助したエンタープライズ号を乗っ取り、アルファー星系(セティ・アルファ)の第五惑星に追放されたカーン、敵役でありながら人気の高かった超人類カーンが登場する。テレビシリーズ同様カーン役をリカルド・モンタルバンが演じ、また特撮映画ならではの宇宙戦艦同士の迫力ある戦闘シーンや、短時間で生命のある惑星を生み出すジェネシス計画(テラフォーミング)等、SF映画ファンのみならず楽しめる作品になっている。監督は6作目と同じニコラス・メイヤー。 メイヤー監督の発案により、この作品から「キャラクターが年をとったことを隠さない」方針がシリーズに持ち込まれた。結果として、人生・成長・老いが物語に深く関わるようになり、『新スタートレック』以降のシリーズにも受け継がれている。 本作からエンタープライズ号乗組員のユニフォームは赤を基調にしたデザインに一新され、以降映画版6作目まで使用された[3]。 この作品ではコンピュータ・グラフィックスによってジェネシス計画の概念映像が作成された。担当したのはピクサー・アニメーション・スタジオの創立メンバーとなるエドウィン・キャットマル、アルヴィ・レイ・スミスらILM(当時は「スプロケット・システムズ」と呼ばれていた)に在籍していたCGアニメーターである。 カーンがチェコフに対して「お前は見た事があるな」と言っているが、カーンがテレビシリーズに登場したのはチェコフの登場する前の第1シーズンの話であり内容に矛盾が生じている。 キャスト→「スタートレック § 日本語版の吹き替え」も参照
スタッフ
参考文献
関連項目外部リンク |