ダニエーレ・ベンナーティ(Daniele Bennati、1980年9月24日- )は、イタリア・アレッツォ出身の自転車競技(ロードレース)選手。2002年にプロデビュー。ロードレース界におけるトップスプリンターの一人であった。
ステージレースのポイント賞部門では常に上位に食い込む活躍を見せ、ステージ優勝も多数収めた。2019年に腰痛により引退。
経歴
2002年
- アクアサポーネ・カンティーナトッロでプロデビュー。
2003年
- ツール・ド・ポローニュ の第3ステージで勝利するなどしてスプリンターとしてのキャリアを積んでいく。
- ドミーナ・ヴァカンツェで1シーズンだけマリオ・チポリーニといっしょに走った(後年のインタビューでチポリーニはアシストたちがベンナーティをアシストするようになったのを見て、自身の引退の時期を考えるようになったと語っている)。
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
タイプ
スプリントでステージ優勝を量産するスプリンターであった。しかし、ある程度の独走力も有しており[1]、しばしば逃げ集団に乗ってステージ優勝を狙う(前述の通り、グランツール初勝利も逃げ集団に乗ってのスプリント勝利である。)。上りもある程度こなし、山岳ステージでは集団の牽引役を担当することもある。
キャリア後半はスプリント力の衰えから、ゴールスプリントに絡むよりも先述の独走力を生かしてティンコフ移籍後にアルベルト・コンタドールを、モビスターに移籍してからはアレハンドロ・バルベルデやナイロ・キンタナなどの総合系リーダーを平地でアシストする役目を担うことが多くなった。
主な戦績
グランツール
ステージレース
ワンデーレース
脚注
- ^ 2008年のジロ・デ・イタリア最終ステージの個人TTでは優勝のマルコ・ピノッティから24秒遅れの7位、2009年のブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージで首位カンチェラーラから16秒差で5位、第7ステージの個人TTでは途中パンクのアクシデントがありながらも、カンチェラーラから1分12秒遅れの16位に食い込んでいる。
外部リンク