「フォーリング・ダウン」(Falling Down)は、イギリスのロックバンド・オアシスの楽曲。2008年リリースのアルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル』に収録され、後の翌年3月9日にシングル・カットされた[1]。作詞・作曲・ボーカルは、ノエル・ギャラガー。
解説
2005年リリースの「インポータンス・オブ・ビーイング・アイドル (The Importance of Being Idle)」以来5作目となるノエルがボーカルを取るシングル曲。アルバムバージョンよりイントロが若干長くなっており、厳密にはシングルバージョンである。
カップリング曲もノエルがボーカルをとっているため、このシングルにはリアムのボーカル曲がない。
イギリスでの週間シングルチャートでは、初登場10位を記録。
2009年8月にノエルが脱退宣言を行いオアシスは活動停止となったため、2020年に「ドント・ストップ...」がリリースされるまでは最後のシングルであった。ただし、解散前としては事実上のラスト・シングルである。
別バージョン
この曲には、多数の別バージョンが制作されている。マリリン・マンソンのベーシストであるトゥイーギ・ラミレズとプロデューサーのデイヴ・サーディによる「It's the Gibb」リミックス、およびテクノバンドザ・プロディジーによるバージョンは、CDシングルに一緒に収録されている[1]。また、アモルファス・アンドロジーナス(フューチャー・サウンド・オブ・ロンドンの別名義)による「ア・モンストラウス・サイケデリック・バブル」ミックスは12インチシングルおよびデジタル・ダウンロードシングルに収録されており(日本ではCDシングルにも収録)、ケミカル・ブラザーズによるバージョンは、シングル「ショック・オブ・ザ・ライトニング」のB面曲として本作のシングルカット以前にリリースされていた[2]。
日本での扱い
日本においては、フジテレビ『ノイタミナ』枠で放送されるProduction I.G制作のテレビアニメ『東のエデン』の主題歌として本曲が起用され[3]、2009年5月27日に日本でもシングルリリースされた。日本での初回生産盤には、『東のエデン』スタッフによって制作されたオリジナルPVが収録されたDVDが付属している[4]。また、2024年現在で唯一のアニメソングともなった。
また、ツアー来日の際に出演した「ミュージックステーション」でも演奏している(「ザ・ショック・オブ・ザ・ライトニング」も演奏。アンコールでは「ホワットエヴァー」を演奏し、後に総集編で改めて放送)。
収録曲
全曲:作詞/作曲 ノエル・ギャラガー
- CDシングル(イギリス盤)
- フォーリング・ダウン(アルバム・バージョン) Falling Down (album version) (4:20)
- ゾーズ・スウォールン・ハンド・ブルース Those Swollen Hand Blues (3:19)
- フォーリング・ダウン(ザ・ギブ・ミックス) Falling Down (The Gibb Mix) (5:12)
- フォーリング・ダウン(ザ・プロディジー・バージョン) Falling Down (The Prodigy version) (4:27)
- 7インチシングル
- フォーリング・ダウン(アルバム・バージョン)
- ゾーズ・スウォールン・ハンド・ブルース
- 12インチシングル
- フォーリング・ダウン(ア・モンストラウス・サイケデリック・バブル・ミックス) Falling Down (Amorphous Androgynous A Monstrous Psychedelic Bubble remix) (22:27)
- デジタル・ダウンロードシングル1
- フォーリング・ダウン(アルバム・バージョン)
- ゾーズ・スウォールン・ハンド・ブルース
- フォーリング・ダウン(デモ)
- デジタル・ダウンロードシングル2
- フォーリング・ダウン(ザ・ギブ・ミックス)
- フォーリング・ダウン(ザ・プロディジー・バージョン)
- フォーリング・ダウン(ア・モンストラウス・サイケデリック・バブル・ミックス)
- CDシングル(日本盤)[5]
- フォーリング・ダウン(アルバム・バージョン)
- ゾーズ・スウォールン・ハンド・ブルース
- フォーリング・ダウン(ア・モンストラウス・サイケデリック・バブル・ミックス)
- フォーリング・ダウン(ザ・ギブ・ミックス)
- フォーリング・ダウン(ザ・プロディジー・バージョン)
- 日本版初回生産盤付属DVD[6]
- フォーリング・ダウン(オリジナル・バージョン)
- フォーリング・ダウン(『東のエデン』バージョン)
脚注