ママタルト
ママタルトは、サンミュージックプロダクションおよび漫才協会に所属する日本のお笑いコンビ[7]。M-1グランプリ2024ファイナリスト。 メンバー
来歴大鶴は『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)や田上よしえを見てネタというものを意識し始め、笑う犬シリーズに出演したいと考えるようになった。お笑いサークルに在籍していた大学4年時、ワタナベエンターテインメントの大会で受賞したのがきっかけで元祖爆笑王からプロへの誘いを受けたが、一度は断る[5]。卒業後は塾講師として働いていたが[10]、しばらくしてから考え直しした結果、2015年に太田プロダクションの養成所へ入所、コンビを結成した[5][10]。 檜原は和泉市立槇尾中学校在学中にからキン肉マンに登場するキャラクター「ゲッパーランド」をラジオネームとして用い、『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK総合)やラジオ番組へネタを投稿していた。高校時代に「グランドメニュー」というコンビでM-1甲子園の南大阪大会で優勝を果たす[17][18]。粗品(霜降り明星)とはその大会で出会ってからの仲[5]。2020年には、粗品が主催するライブ「ツッコミ」で優勝した[19][20]。大学生時代はコンビ「サンストレンジ」として大阪の5upよしもとで活動。『第3回わらいを愛する学生芸人No.1決定戦〜アマがプロに勝つ!?お笑い下克上元年〜』で優勝を果たすなど活躍していた。卒業前には就職活動へ励み、一人で企画を50本出してアダルトビデオ制作会社(SOD)から内定を受けたものの[10]、研修で挫折して内定を辞退した[21]。なお、内定辞退の際には、会社側から夢を応援してもらったという[22]。大学卒業後は芸人活動を再開させ、東京に拠点を移したが、相方がナンパばかりするようになり、お笑いに本腰を入れなくなったことから解散した[5][10]。 その後、大阪時代から仲の良かったZAZYに「次はすごく太っているか、すごく歌がうまい人のような、特徴のある人と組んだほうがいい」とアドバイスを受けた。その翌日に大鶴と出会い、大鶴の持つ大柄な体型を見てコンビ結成を決めた。一方で大鶴は、養成所内でのコンビこそ事務所所属が確実だろうと言われていたが、本人は所属しても必ず解散するだろうと考えていたという。その養成所卒業直前のタイミングで檜原に声をかけられる[5]。この時はまだ大鶴のコンビは解散していなかったが、檜原から「僕と組めばあなたはキングになることができる」と説得を受けたため、コンビを結成する形になった[5][10]。檜原は元々さすらいラビーやストレッチーズなど関東の学生芸人と仲が良かったものの、「大鶴肥満と組む」と相談してみると「大鶴肥満がウケているところを見たことがない」と猛反対されたという[5][1]。コンビを結成したものの、檜原が事務所所属ではなかったことから太田プロダクションには所属できなかった。そこでマセキ芸能社のオーディションを受けるも落選、その後受けたサンミュージックのオーディションに合格し、正式に所属が決定した[5][11]。 コンビ名の由来は、インターネットで「オシャレ 喫茶店」と検索してでてきた喫茶店の中で自分たちが一番素敵だったと思った店が「ママタルト」だったことから。これに大鶴が常連だった練馬の定食屋「みよし」、檜原が大学生時代によく行っていた神戸市内の阪神・御影駅の立ち飲み屋「ライオン堂」の2つを候補として加え、この3つでくじ引きをした結果「ママタルト」に決まったという経緯がある[20]。 2020年からラジオを始め、その翌年からM-1グランプリで優勝するために大阪のフリーライブに出るようになる[23]。 2022年1月、大鶴肥満がいかに「まーごめ」を獲得していったかに迫るドキュメンタリーVTRが制作され、ライブ「劇場版まーごめドキュメンタリー まーごめ180キロ」にて放映される。これを再編集したものが、2023年5月19日より映画『まーごめ180キロ』として全国の映画館で公開された[24]。 2022年10月2日、漫才協会へ入会。同日未明放送の『オールスター後夜祭 '22秋』(TBSテレビ)にて出題されたクイズの正解にするため、本人たちには内緒で入会させられた[25]。 2023年3月1日、YouTubeチャンネル『ママタルト本物チャンネル』の本格始動を発表[26]。それまではネタ動画などを不定期に投稿していたが、本格始動後は企画動画などを毎日投稿していた。2023年8月21日に、不定期投稿を再開した[27]。 2024年12月22日、M-1グランプリ2024の決勝戦に進出し、その際のVTR紹介文は『デカすぎるにもほどがある!』[28]。漫才ネタの採点結果は900点満点中812点で最下位となった[29]。 芸風一部の熱狂的なファンにウケるよりも、みんなに笑ってもらえるようなネタを目指している[10]。主にコント漫才を得意としており[30]、コントも演じている[31]。大鶴の巨体を活かしたダイナミックなボケと、檜原の長いツッコミが特徴[32][33]。 結成当初は檜原がボケ、大鶴がツッコミ担当と役割が逆であった。しかし、当時の大鶴のツッコミが「鼻につく」という理由で著しく評判が悪かったため、檜原がツッコミを担当するようになった(ただし、檜原曰く「(当時の)自分もツッコミは下手だったが、大鶴よりはマシだったので消去法で決まった」)[34][注 1]。このような経緯でツッコミを担当しているため、檜原はネタ中に「この役割最悪だな」と思いながら嫌々大鶴にツッコんでいる事を明かしている[34][注 2][注 3]。また檜原はネタ以外ではツッコまないスタンスを通しており、ライブのコーナーMCを任されている時も一切ツッコまずボケ続けたため、徐々にMCを担当する機会が減らされているという[34][注 4]。 出囃子賞レースでの戦績コンビ
檜原
大鶴
出演テレビ過去のレギュラー番組
特別番組(MCまたはメインキャスト)
過去の出演番組
ラジオ
ネットラジオ
インターネット
CM
連載舞台・ライブ
映画
テレビドラマ
配信ドラマ
脚注注釈出典
外部リンク |