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マルセロ・メンドーサ・デ・マットス

マルセロ・マットス
名前
本名 マルセロ・メンドーサ・デ・マットス
Marcelo Mendoca de Mattos
ラテン文字 Marcelo Mattos
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1984-02-10) 1984年2月10日(40歳)
出身地 サンパウロ州インジアポラポルトガル語版
身長 181cm
体重 82kg
選手情報
ポジション MF (DH[1], OH[2], SH[1]),
DF (SB[3])
利き足 右足
ユース
1997-2000 ブラジルの旗 ミラソウ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2001 ブラジルの旗 ミラソウ 2 (0)
2002 日本の旗 FC東京 1 (0)
2002 日本の旗 大分トリニータ (loan) 1 (0)
2003-2004 ブラジルの旗 サンカエターノ
2005-2007 ブラジルの旗 コリンチャンス 134 (17)
2007-2011 ギリシャの旗 パナシナイコス 51 (4)
2009-2010 ブラジルの旗 コリンチャンス (loan) 18 (2)
2010-2011 ブラジルの旗 ボタフォゴ (loan) 25 (1)
2011-2015 ブラジルの旗 ボタフォゴ 32 (1)
2015 ブラジルの旗 ヴィトーリア 10 (0)
2016-2019 ブラジルの旗 ヴァスコ・ダ・ガマ 36 (2)
2019-2020 ブラジルの旗 サンタクルス 2 (0)
2020 ブラジルの旗 ドン・ボスコ 3 (0)
2020-2021 ブラジルの旗 バングー
通算 315 (27)
代表歴
2001  ブラジル U-17 3 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

マルセロ・マットス(Marcelo Mattos)ことマルセロ・メンドーサ・デ・マットス(Marcelo Mendoca de Mattos、1984年2月10日 - )は、ブラジルサンパウロ州インジアポラ出身の元プロサッカー選手。現役時代のポジションは主にミッドフィールダー

経歴

ユーティリティー性のある守備的ミッドフィールダー[1]。相手選手に対する激しいマークと、前線への好配球で攻守に貢献する[4][5][6]

2001年ミラソウFCの下部組織からトップチームへ昇格。同年、FIFA U-17世界選手権に臨むU-17ブラジル代表に選出され、3試合に出場した[7]

2002年1月から2月にかけて参加したタッサ・サンパウロU-20では、飛び級選出ながら[8]背番号10を背負い、堂々たるプレーで中盤に君臨[6]。予てよりマルセロに興味を持っていたJ1(Jリーグ1部)FC東京の強化部からこの時の活躍が評価され[8]、2月末になって同クラブへ加入[5]。登録名は「マルセロ」[9][10]。しかし、FC東京の3つの外国籍選手出場枠は、DFジャーン・MFケリー・FWアマラオがレギュラーとしてこれを確保しており、チームとしても当時まだ18歳になったばかりのマルセロをじっくりと育てる意向であったため[6]、彼らの欠場時にメンバー入りする「第4の外国籍選手」の座を韓国籍MF呉章銀[注 1]と争った。4月13日のJ1第6節ガンバ大阪戦で、負傷中[注 2]のケリーに代わってトップ下で初出場[2]、豊富な運動量と両チーム最多のシュートを放つ積極性を見せるも[2]、次節からケリーが復帰したこともあって[9]、以後リーグ戦での出場機会は得られず[注 3]、同年9月にJ2・大分トリニータに期限付き移籍[12]。大分でもDFサンドロ・MFファビーニョ・FWアンドラジーニャの3名に次ぐ4人目の外国籍選手という立場だったことから出場は1試合のみとなり[10]、FC東京との契約も更新されず[13]、同年限りでブラジルに帰国した。

その後、新興クラブ[注 4]ADサンカエターノで、2004年にはリベルタドーレス杯ベスト8進出や、サンパウロ州選手権優勝に貢献する(決勝ラウンドの2戦ではフル出場している)など頭角を現し[14]2005年に同州の強豪・SCコリンチャンス・パウリスタに引き抜かれた。同年の全国選手権で優勝し、プレミオ・クラッキ・ド・ブラジレイロン(ボランチ部門1位)及びボーラ・ジ・プラッタ(ベストイレブン)に選出された。2006年にはボランチ部門3位選出。

2007年7月に、ギリシャパナシナイコスFCに4年契約、移籍金推定320万ユーロ(5億4000万円)で移籍[1]

2009年9月より古巣コリンチャンスにレンタル移籍。しかし2010年に入ると、サイドバックに配されるようになるなど[3]次第に冷遇されるようになり[14][15][注 5]、1年限りで退団。

2010年7月より、ボタフォゴFRにレンタル移籍[16][14]。シーズン途中の加入ながら早々に適応し[17]、レギュラーを確保した。マルセロ加入以来チームは好成績を挙げた[18]ことから、2011年にはボタフォゴはマルセロを完全移籍で獲得することを決め[19][20]、レンタル移籍期間が満了した同年7月より完全移籍に移行[注 6]2012年は負傷により[22][4]長期欠場を強いられたが[23]2013年リオデジャネイロ州選手権で本格復帰。同年4月、オラリアAC戦でボタフォゴでの100試合出場を達成し、クラブから表彰された[24][25]

2015年7月、ECヴィトーリアへ移籍[26]

2016年、CRヴァスコ・ダ・ガマへ移籍[27]。同年の州選手権では古巣ボタフォゴを破り優勝。

エピソード

  • FC東京に在籍中、クラブハウスの食堂にてマルセロからのリクエストをきっかけに塩味の焼肉がメニューに加わった。当初はマルセロのための『裏メニュー』だったが、それを見た他の選手も味見をして好評だったためレギュラーメニューとして定着し、マルセロ退団後もその焼肉は「ブラジル」という名で食堂のメニューに残されている[28]

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2001 (pt ミラソウ SP州2部 2 0
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2002 FC東京 34 J1 1 0 1 0 - 2 0 
2002 大分 26 J2 1 0 -
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2003 (en サンカエターノ SP州1部
2003 セリエA 31 0
2004 (en SP州1部
2004 セリエA 40 1
2005 (en コリンチャンス 5 SP州1部 1
2005 セリエA 35 6
2006 (en SP州1部
2006 セリエA 29 4
2007 (en SP州1部 2
2007 セリエA 8 2
ギリシャ リーグ戦 リーグ杯エラーダス杯 期間通算
2007-08 (en パナシナイコス 4 スーパーリーグ 32 3
2008-09 (en 18 0
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2009 コリンチャンス 6 セリエA 8 0 -
2010 (pt 15 SP州1部 6 1
2010 ボタフォゴ 8 セリエA 14 0
2011 (en 5 RJ州1部 9 0 4 0
2011 セリエA 32 1
2012 (en RJ州1部 17 0 5 0
2012 セリエA 2 0
2013 (en RJ州1部 15 0 8 0
2013 セリエA 33 0
2014 (en RJ州1部 4 1
2014 セリエA 5 0
2015 (en RJ州1部 12 0 0 0
2015 (en セリエB 5 0
ヴィトーリア 10 0 -
2016 (en ヴァスコ・ダ・ガマ RJ州1部 13 1
2016 (en セリエB
通算 ブラジル セリエA 237 14 17 3 251 17
ブラジル セリエB 15 0
ブラジル 州選手権 78 3
日本 J1 1 0 1 0 - 2 0
日本 J2 1 0 -
ギリシャ スーパーリーグ 50 3
総通算 382 20 18 3 400 23
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
CONMEBOLスダメリカーナ杯リベルタドーレス杯
2004S (en/L (en サンカエターノ 3 0 11 0
2005 (en コリンチャンス 5 4 0 -
2006S (en/L (en 4 0 7 0
UEFAUEFA ELCL予選
2007-08 パナシナイコス 4 6 0 -
2008-09 - 5 0
2009-10 - 1 0
CONMEBOLスダメリカーナ杯リベルタドーレス杯
2010 コリンチャンス 15[29] - 1 0
2011 (en ボタフォゴ 5 3 0 -
2012 (en 30 0 0 -
2014 5 - 7 0
通算 CONMEBOL 14 0 26 0
UEFA 6 0 6 0
総通算 20 0 32 0

タイトル

クラブ

ADサンカエターノ
SCコリンチャンス・パウリスタ
ボタフォゴFR
CRヴァスコ・ダ・ガマ
  • カンピオナート・カリオカ : 2016

個人

脚注

注釈
  1. ^ 当時は「アジア枠(AFC加盟国の国籍を持つ選手に対しての外国籍枠。2009年度より導入)」が存在しなかった。
  2. ^ 出場停止でもあった[9]
  3. ^ カップ戦では1試合を残してグループリーグ突破を決めたため、グループリーグ最終節でフル出場している。ポジションはボランチ[11]
  4. ^ 1998年に3部、1999年に2部、2000年に1部昇格。
  5. ^ この間、コリンチャンスのボランチではパウリーニョが台頭した[15]
  6. ^ パナシナイコスは復帰を求めていた[20]。また、マルセロとの契約が残っていたので、違約金が発生している[21]
出典
  1. ^ a b c d パナシナイコスがマルセロを獲得 UEFA (2007年7月18日)(日本語)
  2. ^ a b c Jリーグ ディビジョン1 ファーストステージ第6節 FC東京 (2002年4月13日)
  3. ^ a b Sem chance com Mano Menezes, Marcelo Mattos se prepara para sair globoesporte (2010年6月13日)(ポルトガル語)
  4. ^ a b Ainda lesionado, Marcelo Mattos faz falta ao Bota Archived 2014年3月7日, at the Wayback Machine. LANCENET (2012年6月25日)(ポルトガル語)
  5. ^ a b マルセロ選手移籍加入のお知らせ”. 2002年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月7日閲覧。 FC東京 (2002年2月22日)
  6. ^ a b c 『FC東京ファンブック2002』2002年、52頁。 
  7. ^ マルセロ・メンドーサ・デ・マットスFIFA主催大会成績(英語)
  8. ^ a b 新加入マルセロは成長の期待大!!”. 2002年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月7日閲覧。 東京中日スポーツ (2002年2月23日)
  9. ^ a b c 選手出場記録 FC東京 2002Jリーグ ディビジョン1 1stステージ Jリーグ (2002年8月17日)
  10. ^ a b 選手出場記録 大分トリニータ 2002 Jリーグ ディビジョン2 Jリーグ (2002年11月24日)
  11. ^ ナビスコ 予選リーグ 第6節 FC東京 (2002年5月12日)
  12. ^ マルセロ選手 期限付移籍決定のお知らせ”. 2004年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月7日閲覧。 FC東京 (2002年9月3日)
  13. ^ 来季契約非更新選手について”. 2004年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月14日閲覧。 FC東京 (2002年12月3日)
  14. ^ a b c Botafogo contrata Marcelo Mattos e Elizeu プラカール (2010年7月21日)(ポルトガル語)
  15. ^ a b Encostado, Marcelo Mattos desabafa: "Não vou continuar no Corinthians" UOL ESPORTE (2010年6月12日)(ポルトガル語)
  16. ^ Ανακοίνωση της ΠΑΕ ΠΑΝΑΘΗΝΑΪΚΟΣ パナシナイコスFC (2010年7月23日)(ギリシア語)
  17. ^ Botafogo prepara investida para ter Marcelo Mattos em definitivo プラカール (2011年2月11日)(ポルトガル語)
  18. ^ Invicto no Botafogo, Marcelo Mattos não se considera amuleto SuperEsportes (2010年10月27日)(ポルトガル語)
  19. ^ Diretoria deixa renovação de Marcelo Mattos por conta do empresário e do atleta SuperEsportes (2011年3月29日)(ポルトガル語)
  20. ^ a b Panathinaikos quer o retorno imediato de Marcelo Mattos プラカール (2011年1月3日)(ポルトガル語)
  21. ^ Botafogo trabalha para manter Marcelo Mattos プラカール (ポルトガル語)
  22. ^ Recomeço Feliz pelo retorno após 5 meses, Marcelo Mattos celebra vitória no clássico ボタフォゴFR (2012年10月19日)(ポルトガル語)
  23. ^ Crescimento contínuo ボタフォゴFR (2013年1月25日)(ポルトガル語)
  24. ^ Justa homenagem Botafogo homenageia Marcelo Mattos pelos seus 100 jogos no clube ボタフォゴFR (2013年4月5日)(ポルトガル語)
  25. ^ Marcelo Mattos recebe homenagem do Botafogo pelos 100 jogos no clube LANCENET (2013年4月5日)(ポルトガル語)
  26. ^ VOLANTE NA TOCA ECヴィトーリア (2015年7月8日)(ポルトガル語)
  27. ^ Marcelo Mattos é apresentado pelo Vasco: "Estou muito feliz com essa oportunidade" CRヴァスコ・ダ・ガマ (2016年1月15日) (ポルトガル語)
  28. ^ 『FC東京ファンブック2003』毎日新聞社、2003年、111頁。ISBN 9784620792224 
  29. ^ Medellín vs. Corinthians 1 - 1 Soccerway (英語)
  30. ^ Match details line-up Panathinaikos - Olympiakos Piräus(英語) worldfootball.net
  31. ^ Match details line-up Artmedia Petržalka - Panathinaikos(英語) worldfootball.net
  32. ^ Match details line-up AE Larisa - Panathinaikos(英語) worldfootball.net

関連項目

外部リンク

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