並木秀尊
並木 秀尊(なみき ひでたか、1999年3月23日 - )は、埼玉県草加市出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。 経歴プロ入り前草加市立八幡小学校2年の時に野球を始め、草加市立川柳中学校時代は軟式野球部で捕手であった[2][3]。 市立川口高等学校では2年夏に中堅手にコンバートし、3年夏は埼玉県大会3回戦で敗れ甲子園出場はなかった[3]。 首都大学野球リーグに所属する獨協大学硬式野球部では2年からレギュラーを獲得。在学中の4年間全て二部リーグでプレーし、通算24盗塁を記録した(二盗失敗は0)[4]。また3年春、3年秋、4年秋に首都大学二部のベストナインを受賞した。 2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから5巡目で指名され、11月27日に契約金3300万円、年俸750万円(金額は推定)で仮契約を結んだ[5]。背番号は0。獨協大学からは初のプロ野球選手となった[6]。 ヤクルト時代2021年4月3日にプロ初昇格した[7]。4月13日に代走として出場し、プロ初盗塁を決めた[8]。5月18日にプロ初安打・打点を記録[9][10]。イースタン・リーグでは20盗塁を決めた[11]。オフに、100万円増となる推定年俸850万円で契約を更改した[12]。 2022年7月12日、新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数発生したことによる、特例2022の代替選手として一軍に同年初昇格する[13]。同日の対中日戦(豊橋市民球場)では1番・中堅手としてプロ初先発出場となる予定だったが[14]、降雨により試合が中止となった[15]。イースタン・リーグでは24盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを獲得した[16]。11月16日、50万円増となる推定年俸900万円で契約を更改した[17]。 2023年は、82試合出場(うち37試合に先発出場)と出場機会を増やし、打率.242、1本塁打、15盗塁を記録[18]。11月20日、600万円増となる推定年俸1500万円で契約を更改した[18]。 2024年は、開幕一軍入りし[19]、3月29日の開幕戦から2試合連続で代走で起用されていたものの、2試合目に下半身のコンディション不良を訴え、肉離れと診断され31日に登録を抹消[20]。7月3日の横浜DeNAベイスターズ戦に代走として出場し、二盗した際に左肩を脱臼し、翌4日に出場選手登録を抹消された[21]。33試合の出場にとどまったが10盗塁をマークし、盗塁成功率は100%であった。11月29日、100万円ダウンの年俸1400万円で契約を更改[22]。 選手としての特徴・人物俊足巧打の外野手[23]。大学3年秋に参加した日本代表候補合宿の50m走計測において、中央大学の五十幡亮汰の5秒42を上回る5秒32を記録し、圧倒的な俊足をアピールした[4]。またそれ以来、五十幡が「サニブラウンに勝った男」と呼ばれていることから、「『サニブラウンに勝った男』に勝った男」の異名が付いた[24]。 愛称は「ヒデ」[25]。 「大学野球の聖地」と呼ばれる神宮球場[26]でプレーした経験がプロ入りまで一度もない(並木が所属していた首都大学リーグは神宮球場で公式戦を開催しない)。一方、大学時代に遠征費用捻出のため、冬場に同球場を警備する会社でアルバイトをしていた[27]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
背番号
登場曲
脚注
関連項目外部リンク
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