九州横断自動車道九州横断自動車道(きゅうしゅうおうだんじどうしゃどう)は、九州地方を横断する国土開発幹線自動車道(国幹道)の路線名である。略称は九州横断道(きゅうしゅうおうだんどう)。 長崎県長崎市から大分県大分市に至る長崎大分線と、熊本県上益城郡御船町から宮崎県延岡市に至る延岡線の2路線からなる。 1990年1月25日までは長崎大分線のうち佐賀県内区間の道路名としても用いられている(翌日、長崎県側と佐賀県側の開通区間が接続したため、以降は長崎道と案内されている)。 本項目では、国幹道としての九州横断自動車道について述べる。 概要国土開発幹線自動車道建設法では、九州横断自動車道は以下のように指定されている。
この全区間が高速自動車国道の路線を指定する政令で下記のとおり、高速自動車国道に指定されている。
これらについて、開通済の道路名に区分すると以下のようになる。※は高速自動車国道に並行する自動車専用道路。
両路線とも、九州縦貫自動車道(九州自動車道)と東九州自動車道を結び、九州の東西軸の強化を目的としている。 長崎大分線長崎大分線は、九州縦貫自動車道をはさんで、西側区間(長崎市 - 鳥栖市)が長崎自動車道として2004年までに、東側区間(鳥栖市 - 大分市)が大分自動車道として1996年までに開通し、全線供用中である。 なお、西九州自動車道として供用中・事業中の武雄JCT - 武雄南IC間も長崎大分線に指定されている他、重複路線である東九州自動車道として供用中の速見IC - 日出JCT - 大分米良IC間も法定名称上は九州横断自動車道長崎大分線となっている[1]。 1990年に武雄北方IC - 大村IC間が開通するまでは、長崎県とはつながっていなかった佐賀県内区間について長崎道の名称を使うことに同県の反発があったため、高速自動車国道の路線名である「九州横断自動車道」をそのまま道路名としていた。 道路の状況およびインターチェンジなどについては各道路の項目を参照。 延岡線熊本県上益城郡御船町から同郡嘉島町、宮崎県西臼杵郡高千穂町などを経由して、宮崎県延岡市に至る路線である。2014年3月22日に嘉島JCT - 小池高山IC間が、九州中央自動車道として初めて開通した[2]。蔵田交差点 - 延岡JCT・IC間は、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路である国道218号北方延岡道路として供用中である。 道路の状況およびインターチェンジなどについては九州中央自動車道の記事を参照。 沿革
脚注
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