京都市営バス九条営業所
京都市営バス九条営業所(きょうとしえいバスくじょうえいぎょうしょ)は、京都市電九条車庫の跡地である京都市南区東九条下殿田町にある京都市営バスの営業所である。 九条車庫を経由する循環系統、京都駅を発着する均一系統の他、2007年3月からは、北区西部と市内中心部を結ぶ路線も新たに運行するようになった。 操車業務は、岩倉操車場(最寄停留所は岩倉操車場前)、壬生操車場(最寄停留所はみぶ操車場前)、三哲操車場(最寄停留所は下京区総合庁舎前)でも行なっている。委託先の撤退に伴い2020年3月20日から運行・整備の全てが直営化された[1]。 沿革
担当系統
現行路線(直営路線)5号・快速5号系統
5号系統は、岩倉操車場から銀閣寺道、南禅寺・永観堂道、岡崎公園美術館・平安神宮前などの観光地密集地帯を経由しながら、三条京阪前・河原町通・四条通・烏丸通を経て、京都駅前に達する路線である。路線名は銀閣寺線である。かつては北白川別当町や一乗寺、修学院道が終点であった時代もあったが、白川通の延伸に伴って現在の岩倉操車場まで運転されるようになった。岩倉操車場にて操車を行っている。 京都の都心部と数多くの主要観光地を結ぶ路線である。そのため、かつては特に利用客が多い南寄り区間(京都駅前 - 錦林車庫前)の増発便を兼ね、快速5号系統や5A号系統、57号系統(烏丸営業所錦林出張所による運行)が設定されていたが、本系統の西賀茂営業所への移管時に、本系統に統合された。 2024年6月1日のダイヤ改正で、快速5号系統が新設された。京都駅行きの片道のみで、銀閣寺道 - 京都駅前間が快速運転区間である[2]。特5号系統とは一部の経路が異なり、南禅寺・永観堂道や河原町三条は通らず、岡崎通や川端通を経由する。
上記にもあるとおり、鉄道の整備によって最盛期よりは少なくなっているが、15分間隔まで減便されたころよりは改善されている。地下鉄東西線開業までは、休日は早朝・夜間を除き「この間4 - 8分間隔」と記されていただけであった(他にも本数の多い系統はこのような表記が見られたが、東西線開業後は徐々に見られなくなった)。 2015年9月19日より、四条河原町 - 烏丸五条間を河原町五条経由とした特5号系統を新設し、半数が従来通りの四条通経由で、半数が新設の五条通経由で運転している。 京都駅前行の始発便、京都駅前発の一部と最終便およびその一本前は、修学院道発着となっている(かつては修学院離宮道停留所の折り返し便も終日設定されていた)。このうち、京都駅前発の最終便は烏丸営業所錦林出張所が代走する。 また、かつては深夜に修学院・岩倉方面への四条烏丸発着の便が存在したが(現在の錦林出張所への回送の関係とされる)、九条営業所への移管時にすべて京都駅前発着となった。 なお、京都市役所前停留所は復路のみ停車する。
2016年3月18日までは調整系統路線であり、上終町京都造形芸大前以南が均一運賃区間であった。全区間均一運賃化後は、国際会館駅 - 京都駅間の運賃は、市バス230円、地下鉄290円(いずれも大人一人)となっている。 6号・快速6号系統
6号系統は、京都駅前から堀川通、七条通を通って、七条大宮から千本通を経由し、北区鷹峯地区を結ぶ路線である。路線名は、千本線である。この系統と同様に、市内中心部から千本通を経由して北区を結ぶ路線としては46号系統があるが、四条烏丸や四条河原町といった繁華街を通る46号系統に対し、こちらは利用者数、本数ともに少ない。これは阪急京都線の大宮駅に特急が停車しない(ただしラッシュ時の通勤特急は停車)影響であり、鉄道連絡では他の千本通を縦走する系統(46・55・201・206など)よりは見劣りする。2001年までは京都駅前発着で、京都駅前 - 千本北大路間は206号系統の補完的な役割を担っていた。しかし、2017年のダイヤ改正で一部便に限り再び京都駅前発着となった。2020年のダイヤ改正で平日ダイヤの2本を除くすべての便が京都駅前発着となった。その後、2022年のダイヤ改正で全便が京都駅前発着に統一された。 快速6号系統は、佛教大学の通学需要に対応するために運行されている路線である。2024年6月1日までは臨6号系統(旅客案内上は「臨」)として運転されていたが、同日のダイヤ改正で快速6号系統に変更され、停車停留所が増えた[2]。 鉄道とは、阪急京都線(大宮駅)、地下鉄東西線・JR嵯峨野線(二条駅)で接続している。また沿線には佛教大学があるため、学生の利用が多い。 かつては横大路営業所が担当していたため、出入庫時の回送距離は非常に長くなっていた。
なお、6号系統となった1981年以降の運行営業所は、以下のとおりであり、営業所間での移管が多い。
平日・土曜日・休日とも、昼間は30分間隔で運転している。また夜間の最終とその1本前は玄琢下までとなる。 50号系統
50号系統は、西洞院通、堀川通、中立売通を経由して、京都駅と立命館大学を結ぶ路線である。路線名は北野線である。九条通、東山通、北大路通、西大路通に囲まれた旧市街地内にて、2車線道路(西洞院通、中立売通)を長距離にわたって走行する珍しい路線である。これは、京都市電ではここのみの狭軌(1067mm)の路線である京都市電堀川線跡をほぼたどっているためである(千本中立売 - 北野天満宮前を除く)。 鉄道とは、京都駅前(地下鉄烏丸線、JR京都線、JR嵯峨野線、JR奈良線、近鉄京都線)、堀川御池・二条城前(地下鉄東西線)で接続しているのみであるため、京都駅と上京区西部の流動が主体である。起終点が立命館大学前ということもあり、立命館大学への通学客も多い。また、沿線に二条城や北野天満宮といった観光地も存在するため、観光客も多い。ただし、立命館大学は一部の学部がびわこ・くさつキャンパスに移転したことや平日の朝の通学時は西洞院通・中立売通より車線数の多い西大路通を経由し速達性の高い快速205号系統に学生が流れること、また観光路線としても50号系統と類似した経路で急行101号系統を運行するようになったことから、最盛期に比べると利用者数・運転頻度が少なくなった。 かつては、類似路線として52号系統(等持院線)があった。
50号系統は1961年8月-1979年5月までは烏丸営業所北野支所が、1979年5月-1983年11月までは九条営業所三哲支所が、1983年11月-2001年3月までは五条営業所が、2001年3月以降は九条営業所が担当している。 52号系統は1960年12月-1982年までは梅津営業所が、1982年-1997年10月の廃止までは五条営業所による運行であった。
平日・土曜日・休日とも、昼間は15分間隔で運転している。沿線に北野天満宮がある関係で、しばしば臨時の増発便が運転される。五条営業所が運行していた頃は、最終便の入庫のために北野白梅町止まりの便もあったが、現在はすべて京都駅前 - 立命館大学前の運転となっている。また、沿線に北野天満宮が控えていることもあり、毎月25日の縁日や正月時には臨時バスも運転される。この臨時バスには、九条営業所以外の車両も使用される。
当系統は北野神社前発着の時期があった関係で、昔から前後の方向幕には「北野神社」もしくは「北野天満宮」の文字が入っていた。昔は50号系統以外の北野天満宮を経由する系統では、前後の方向幕で「北野天満宮」の文字は入っていなかった。最近の方向幕では、50号系統以外の系統でも「北野天満宮」の文字を入れることが多い。 58号系統
58号系統は、京都水族館・梅小路公園・京都鉄道博物館から四条通・東山通を経て京都駅八条口・九条車庫を結ぶ路線である。四条大宮 - 九条車庫前間は特207乙入号と同経路であり、207号系統の補助的な役割を果たす。
土曜日・休日のみ、昼間のみ30分間隔で運転している。 71・特71号系統
71号系統は、九条通、大宮通、四条通を経由して、京都駅八条口アバンティ前から右京区西院・梅津地区を結ぶ路線である。四条大宮 - 松尾橋間は、1969年に廃止されたトロリーバスの路線をたどっており、3号系統(梅津営業所担当)、67号系統(西賀茂営業所担当)と共に、トロリーバス代替機能を果たしている。当系統の路線名は梅津線である。 右京区梅津地区には、日新電機(最寄停留所:日新電機前)、三菱自動車工業(最寄停留所:南広町)などの大工場があり、朝ラッシュ時には、郊外方向である松尾橋行きの利用者も多い。 2012年3月より、昼間の一部便が太秦天神川駅前を経由するようになった。 2016年3月より、梅津営業所代走便を除き、京都駅八条口経由九条車庫前発着に変更された。九条車庫前を片道で2回通ることから、誤乗を避けるため旅客案内上は九条車庫前 - 東寺道 - 京都駅八条口の区間を「臨」系統として表示していた。しかし、2024年6月のダイヤ改正で「臨」系統表示の使用を原則廃止したため、それ以降は往路の九条車庫前から京都駅八条口に限り「71(特71)|八条口」と表示している[6]。
71号系統については、営業所が頻繁に変更となっている。運行営業所の変遷は、以下のとおりである。
五条営業所による運行の頃は、操車場が三哲であった。操車場から営業運転に入るまで、三哲 - 京都駅前 - 塩小路高倉 - 京都駅八条口と回送していた。そのため、京都駅前(烏丸口)を、回送車が堂々と素通りする光景が見られた。
平日は朝夕が15分毎、昼間が30分毎、土曜日および休日は、早朝・深夜を除き30分毎で運行している。昼間の半数が太秦天神川駅を経由する特71号系統となっている。なお、始発の京都外大前発京都駅八条口アバンティ前行は、梅津営業所(直営)が運行している。 88号系統
88号系統は九条車庫前、京都駅八条口、東福寺と京都駅を結ぶ路線である。
土曜・休日の日中のみ30分間隔で運転している。 202・快速202号系統
202号系統は、九条車庫前を起終点とし、九条通、東山通、丸太町通、西大路通を循環する全長約16kmの路線である。線名は、九条・丸太町循環線である。入庫のため、九条車庫前止めの便も存在する。京都市電2号系統(京都駅前 - 河原町今出川 - 錦林車庫前 - 西ノ京円町 - 西大路駅前)および22号系統(九条車庫前 - 東福寺道 - 百万遍 - 北野白梅町 - 西大路駅前 - 九条車庫前)の代替機能を持っている。このため、始発が早く、終発が遅い。 京都の高速鉄道路線のほとんどと接続しており、沿線に高等学校が多く立地している。そのため、京都駅、三条京阪、四条河原町、四条烏丸をはじめとする京都中心部を経由しないにもかかわらず、利用者数は多い。 当系統と接続する高速鉄道は、地下鉄烏丸線(九条駅(最寄り停留所は大石橋)、丸太町駅)、地下鉄東西線(東山駅・西大路御池駅)、近鉄京都線(東寺駅)、京阪本線・鴨東線(神宮丸太町駅、東福寺駅)、阪急京都線(西院駅)、JR京都線(西大路駅)、JR嵯峨野線(円町駅)、JR奈良線(東福寺駅(※京阪本線同様、東福寺停留所とは若干離れている。))である。 また、東側と西側では路線の持つ役割が大きく異なる。東山通側は、東福寺、三十三間堂(最寄停留所:東山七条)、清水寺、八坂神社(最寄停留所:祇園)、知恩院など著名な観光施設が立地し、観光客の利用が多い。一方、西大路通側は島津製作所本社(最寄停留所:西大路三条)、ローム本社(最寄停留所:西大路五条)、日本新薬本社(最寄停留所:西大路八条)、堀場製作所本社(最寄停留所:西大路八条)、ワコール本社(最寄停留所:西大路駅前)などの企業が立地し、通勤利用が多い。
202号系統は、昼間は1時間当たり4-5本運転している。 快速202号系統は、平日朝に九条車庫前 - 立命館大学前間に往路4本、復路2本設定されており、停車停留所は、九条近鉄前、羅城門、西大路駅前、西大路七条、西大路五条、西大路四条、西大路三条、西大路御池、西ノ京円町、北野白梅町、衣笠校前、小松原児童公園前(復路のみ)となっている。 また、立命館大学開講日に限り立命館大学前行4本が追加で運行される。 205・快速205号系統
205号系統は、九条車庫前を起点とし、京都駅、河原町通、北大路通、西大路通、七条通を一周して京都駅に戻り、九条車庫前を終点とする全長約22kmの長大路線である。路線名は、河原町・西大路循環線である。京都市営バス循環系統のうち、唯一完全な形の循環運転をしない路線である。京都市電4号系統(京都駅前 - 四条烏丸 - 烏丸車庫前 - 金閣寺前 - 西大路七条 - 京都駅前)および5号系統(京都駅前 - 洛北高校前 - 千本北大路 - 九条大宮/後に四条大宮、廃止直前は千本北大路 - 金閣寺 - 西大路四条)の代替機能を持っている。このため、始発は早く、終発は遅い。 東山通を経由する206号系統より観光需要は少ないが、京都駅、四条河原町、北大路バスターミナルなどの市バス主要ターミナルを経由することや沿線に金閣寺や下鴨神社等の観光地が少なからず存在すること、さらには高速鉄道への乗り継ぎには便利であることから、京都市営バスはおろか全国の公営バス中で最多の乗客数を誇る路線である[7]。 当系統と接続する高速鉄道は、地下鉄烏丸線(京都駅、北大路駅)、地下鉄東西線(京都市役所前駅・西大路御池駅)、近鉄京都線(京都駅)、阪急京都線(京都河原町駅、西院駅)、JR京都線(京都駅)、JR嵯峨野線(梅小路京都西駅・円町駅)である。京阪本線・鴨東線とは至近距離では接続していない。ただし、旅客案内上では葵橋西詰停留所で乗換案内がされている。京都駅前 - 洛北高校前で経路が重複する4号系統が出町柳駅前を経由するのに対し、当系統は経由しない。
205号系統は、昼間は1時間に約8本(北大路バスターミナル〜西大路四条間は9本ほど)と頻発されている。なお日中の河原町今出川 - 京都駅前間は4号系統、17号系統とともに3〜4分間隔で運転されている。 快速205号系統は、九条車庫前・京都駅前 - 立命館大学前間で運行している。立命館大学の学生の利用を主体としているため、立命館大学休校日は大幅な減便となる。2010年度から土曜日・休日も1往復のみだが運行が開始された。停車停留所は、京都駅前、烏丸七条、七条大宮・京都水族館前、七条千本、西大路七条、西大路五条、西大路四条、西大路三条、西大路御池、西ノ京円町、北野白梅町、衣笠校前、小松原児童公園前(復路のみ)である。平日朝の一部および西大路四条発の1本をのぞき、定期便はすべて京都駅前を起終点として運転される。立命館大学開講日の復路の一部便についてはキャンパス内の平井嘉一郎記念図書館前にあるロータリーにある、「立命館大学前(キャンパス内)」停留所を始発とし、一般の立命館大学前停留所(京都府立堂本印象美術館前)は2番目の停留所となる。2016年に4限終了後の5便で設定され、2017年3月より5限終了後、2018年3月には3限終了後にも設定された。2019年改正より、往路について、旅客案内上は「快速立命館」の系統表示を行っている(快速202号系統も同様)。 また、九条営業所以外にも、西賀茂営業所・ 烏丸営業所錦林出張所(京都バス委託)・梅津営業所(直営・JRバス委託共に設定あり)担当便も設定されている。かつては九条営業所(京阪バス委託)・横大路営業所(阪急バス委託)運行便も設定されていた。 207号系統
207号系統は、九条通、東山通、四条通、大宮通を循環している。京都市電7号系統(九条車庫前 - 東福寺 - 祇園 - 四条大宮 - 九条大宮 - 九条車庫前)の代替路線である。なお、入庫のために九条車庫前止めの便も存在する。路線名は南部循環線。 京都駅は通らないが、旧市街南部地域と京都市の都心部を貫く四条通の各地区を結ぶ機能を持っているため、利用者数は多い。 当系統と接続する高速鉄道は、地下鉄烏丸線(九条駅(最寄り停留所は大石橋)、四条駅)、阪急京都線(京都河原町駅・烏丸駅・大宮駅)、京阪本線(祇園四条駅、東福寺駅)、近鉄京都線(東寺駅)である。ただし、地下鉄東西線とは接続していない。また、JR西日本との接続は、東福寺停留所の近くに東福寺駅がある。 東山通側は、東福寺、三十三間堂(最寄停留所:東山七条)、清水寺、八坂神社(最寄停留所:祇園)など、観光施設が多い。一方、大宮通側は、観光施設は東寺、京都水族館程度で、地元の利用客が主体である。
昼間が1時間あたり6 - 7本である。 208号系統
208号系統は、九条通、東山通、七条通、西大路通を循環している。入庫のため、九条車庫前止めの便も存在する。京都市電8号系統(九条車庫前 - 東山七条 - 西大路七条 - 九条車庫前)の代替機能を持っている。路線名は九条・七条循環線。 京都駅近辺を小規模に循環している。また、利用者数および運転頻度は循環系統8路線の中では最も低い。 当系統の東側は東福寺、三十三間堂などの観光施設が多いが、西側は観光施設は京都水族館・京都鉄道博物館程度で、観光需要に乏しい。
平日・土休日問わず、昼間は1時間当たり2, 3本程度の頻度で運転されている。 かわらまち・よるバスよるバスを参照 撤退路線4号系統・14号系統現在は西賀茂営業所による運行 15号系統現在は西賀茂営業所による運行 16号系統現在は横大路営業所(エムケイ委託)による運行 17号系統現在は錦林出張所(京都バス委託)が運行 一時期錦林営業所(当時)との掛け持ちの時期があった。現在でも早朝、深夜の一部便を当営業所が代走している。 26号系統現在は梅津営業所(西日本ジェイアールバス委託)による運行 31号系統現在は烏丸営業所による運行 51号系統現在は西賀茂営業所による運行 55号系統現在は西賀茂営業所による運行 65号系統現在は烏丸営業所による運行 75号系統現在は梅津営業所による運行 83号・南5号系統現在は横大路営業所(阪急バス委託)による運行 急行101号系統
急行101号系統は、北大路バスターミナルから金閣寺、北野天満宮、二条城、四条烏丸を経由して、京都駅まで結ぶ路線である。主要停留所のみに停車する系統であった。 多くの観光地を結んで走る系統であるため、観光客の利用が非常に多くなっていたため、2005年1月19日から外国人観光客誘致推進事業の一つとして実施されている洛バス系統のひとつとして運行されていた。本系統に用いられる車両は、夏の若葉をイメージした緑色のラッピングが施されていた。
1997年10月 - 2003年1月までは五条営業所、2003年1月 - 2007年3月までは梅津営業所、2007年3月 - 2021年3月までは烏丸営業所、2021年3月以降は九条(分所)営業所が担当している。
主要停留所のみに停車する。停車停留所は、北大路堀川、大徳寺前、千本北大路、金閣寺道、わら天神前、北野白梅町、北野天満宮前、千本今出川、今出川大宮、堀川今出川、堀川丸太町、二条城前、堀川御池、四条堀川、四条烏丸、烏丸五条である。北大路バスターミナル発で7時台 - 16時台、京都駅前発で8時台 - 16時台で30分間隔で運転している。また、春や秋(4 - 6月、9 - 11月)の土曜・休日ダイヤ運転日には臨101号系統を運行して本数を15分間隔まで増やしていた。2014年3月22日のダイヤ改正で臨101号系統を定期化し、曜日・季節に関係なく15分間隔となっていた。 急行106号系統
急行106号系統は、京都駅と東山地区を結ぶ路線であり、急行100号系統の補完系統であった。
土曜・休日のみ約30~60分間隔で運転していた。 急行111号系統
急行111号系統は、京都駅と二条城・金閣寺方面を結ぶ路線であり、急行101号系統の補完系統である。
先述の経路に記載の停留所のみ停車する。2019年改正時点で、京都駅→金閣寺方面13本/日、金閣寺→京都駅方面16本/日の運行であった。 (旧)204号系統運行していた区間 204:京都駅八条口 - 三哲 - 京都駅前 - 烏丸今出川 - 烏丸車庫前 - 千本北大路 - 北野白梅町 - 烏丸今出川 - 京都駅前 - 三哲 - 京都駅八条口 沿革 221号系統運行していた区間 221:九条車庫前 - 九条大宮 - 四条大宮 - 千本北大路 - 烏丸車庫前 沿革
水族館・東山ライン現在は錦林出張所(京都バス委託)が86号系統として運行 急行103号系統
急行103号系統は、梅小路公園・京都鉄道博物館・京都水族館と京都駅を結ぶ路線である。 2016年3月までは土曜・休日のみ運転していた。ただし開園から3月30日までとゴールデンウィーク中の平日にも運転された。
昼間時間帯は15〜30分間隔で運転。朝の梅小路公園・京都鉄道博物館前行きと夕方の京都駅行きの一部は洛西営業所(近鉄バス委託)が代走していた。
設定当初は梅津営業所(京阪バス委託)、その後2016年3月改正までは横大路営業所(阪急バス委託)が担当していた。 水族館シャトル時代は、2012年3月をもって定期運行から撤退した旧・定期観光バスを使用しており、この場合立ち席では乗車できなかった。車両が不足する場合は、一般のバス車両も運転していた。 東寺・梅小路Express
京都駅八条口と東寺・京都水族館・梅小路公園・京都鉄道博物館を結ぶ路線である。地元の商店経営者らが共同で設立した事業組合「京都まちづくり交通研究所」が、京都市交通局に運営を委託する方式で運転している。2016年3月13日までは東寺・水族館・西本願寺Expressの名称で西本願寺も経由しており、梅小路公園は往路のみ停車していた。20分に1本の運転であったが、極めて乗車率が悪く、現在のルートに再編された。土曜・休日ダイヤのみ運転している。
東寺・梅小路Expressの各停留所には、専用の看板が掲出されていた。 また、東寺・水族館・西本願寺Expressの停留所は、市バス停留所とは異なる名称であったが(例:東寺・水族館・西本願寺Exp.→水族館、市バス→七条大宮・京都水族館前)、東寺・梅小路Expressは市バス停留所と同じ名称となっていた。 車両1977年10月の営業所開設以降、シャーシはいすゞ自動車製および三菱自動車(現:三菱ふそうトラック・バス)製に統一されていたが、近年では一般競争入札の実施により、国産4メーカーの車両が新製配置されている。 九条営業所にはかつて市バスの整備工場があったこと(現在は竹田に移転)などから、車両の収容容量が大きく、昔から京都市営バスの営業所の中でも車両数が多い。 2022年現在、九条営業所には以下の低公害バスが所属している。
脚注
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