国営明石海峡公園
国営明石海峡公園(こくえいあかしかいきょうこうえん)は、兵庫県淡路市(淡路地区)と兵庫県神戸市北区・西区(神戸地区)にある、総面積330ヘクタールの国営公園[3]。淡路地区は2002年(平成14年)3月21日木曜日に開園した。一方、神戸地区については2016年(平成28年)5月28日土曜日に一部開園した[4]。 概要国営明石海峡公園は、国土交通省地方整備局が公園の整備及び維持管理を行うイ号国営公園[5]として、主に近畿地方の広域レクリエーション需要の増大に対処するために設置された大規模公園である。併せて明石海峡大橋を中心とした明石海峡周辺地域の広域レクリエーションゾーンの形成にも寄与するとしている。 明石海峡周辺で1974年(昭和49年)度から調査に着手。1993年(平成5年)4月に国営明石海峡公園として事業化され、1995年(平成7年)度から淡路地区の工事に着手した。1997年(平成9年)3月14日、神戸地区の事業が承認される。2002年(平成14年)3月21日、淡路地区第1期開園(30.1ha)[6]。その後、2010年(平成22年)6月1日まで4期にわたって開園。 所在と計画面積は、神戸地区(兵庫県神戸市、 面積:約 230ha)、 淡路地区(兵庫県淡路市、 面積:約 100ha)の二地区。来園者の想定数は、神戸地区が約 75 万人、淡路地区が80万人~120 万人(2010年(平成22年)から5年おきに開催されている淡路花博等の大規模イベントの年:120 万人)とし、全国で15番目の国営公園[7]となる。公園機能上の特色としては、
としている。 また、緑化材の確保、花卉類の供給システム、維持管理等において地元地域との密接な関連性を構築するとし、地域経済や地域づくりへ波 及効果をもたらすように留意するとしている。同時に民間事業者が参入しやすい管理運営となっている。さらに、ボランティア制度を積極的に採用しており、「淡路島国営明石海峡公園クラブ・海峡フレンズ」[8]が活動している。2010年(平成22年)3月20日から5月30日、淡路花博2010「花みどりフェア」が開催。2011年(平成23年)1月27日、神戸地区基本計画改定後、2016年(平成28年)5月28日土曜日から一部開園した。 2020年(令和2年)の秋と2021年(令和3年)の春の2シーズンにわたって「淡路花博20周年記念 花みどりフェア」の開催が予定されている[9][10]。 淡路地区大阪港ベイエリアや関西国際空港造成のための土砂採取地となっていた灘山の跡地に整備された[11]。 明石海峡大橋を望む海に面した高台にあり、様々なタイプの庭園・テラスが造成されている。2000年に開催された「淡路花博ジャパンフローラ」の会場を含むエリアにあたり、淡路夢舞台の施設群に隣接する。 2008年(平成20年)9月14日・15日には、初のライブイベントとして、ポルノグラフィティの野外ライブが開催された。 2012年(平成24年)8月4・5日には、西日本初開催となるap bank fesが開催された。 神戸地区1994年(平成6年)の当初構想では「六甲山の北麓にある大都市近郊で奇跡的に残った里山を保全して、新しい自然環境を創造したエコミュージアム」であったが、里地里山の維持保全を図るエリアを拡大することが有効と考え、2011年(平成23年)に基本計画の改定案が作成・公表された。「あいな里山公園」の愛称のもと、2016年(平成28年)5月28日に第一期開園エリアとして棚田ゾーン41.3haが開園した[4]。正式開園以前も一部を利用して毎年秋に有志による「あいな里山まつり」が開催されていたが、原則として許可を受けた市民団体による活動や公園事務所主催の催事以外での公園内の一般の立ち入りはできなかった。 施設淡路地区施設
神戸地区施設(あいな里山公園)
イベントいずれも淡路地区で開催。 春
夏秋
冬
沿革
交通アクセス公共交通機関
自家用車
オフィス所在地
関連施設・周辺情報淡路島国際公園都市
あいな里山公園
脚注
外部リンク
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