国際ボクシング機構
国際ボクシング機構(こくさいぼくしんぐきこう、英:International Boxing Organization)は、プロボクシングの王座認定団体。略称はIBO。いわゆるマイナー団体に分類される。 歴史1988年にジョン・W・ダダノにより設立され、1992年にイリノイ州で法人格の認可を得た団体で、1996年にフロリダ州に移転し法人格の認可を得た団体である。1999年の会長就任以来エドワード・レビンが会長を務めている。王座認定団体としては、主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)に比べマイナーなボクシング団体となっているが、数多くの有名ボクサーがタイトルを獲得している。 マイナー団体で日本ボクシングコミッション(JBC)から認められていないが、日本人選手としては 2012年5月12日にウクライナ・キーウ州ブロヴァルィーで淵上誠が、2013年3月30日にモナコ・モンテカルロで石田順裕が、いずれもゲンナジー・ゴロフキンのWBA世界ミドル級王座に挑戦した際、同じく保持していたIBO王座も懸けられていた(敗戦のため獲得ならず)。2024年12月18日にフィリピン・ゼネラルサントスにて高山勝成がIBO世界ミニマム級王座奪取に成功し、日本人初のIBO世界王者となった。日本のジムに所属歴のある選手であれば、サーシャ・バクティンがロシア帰国後の2012年9月18日にスーパーバンタム級王座を、レイ・ロリトが来日前の2014年2月1日にライトフライ級王座をそれぞれ獲得している。 各階級の呼称の多くはJBCと一致するが、リミット154ポンドのスーパーウェルター級は「ジュニアミドル級」、リミット140ポンドのスーパーライト級は「ジュニアウェルター級」、リミット108ポンドのライトフライ級は「ジュニアフライ級」、リミット105ポンドのミニマム級は「ストロー級」と、一部異なっている。 JBCや他の世界王座認定団体では試合の際のボクシンググローブは、ウェルター級以上が10オンス、スーパーライト級以下が8オンスを使用するが、IBOではジュニアミドル級以上が10オンス、ウェルター級以下が8オンスを使用する。 ユース世界王座(オーバーエイジ容認)や女子世界王座、ラテンアメリカ王座、地中海王座、アジア太平洋王座、全米王座、インターナショナル王座、インターコンチネンタル王座も設置しているが、これまで暫定王座を懸けた世界戦の実施例はない。世界ランキングは100位まで発表している。 認定王者国際ボクシング機構からは 1993年頃より認定チャンピオンが生まれ始めた。有名選手では以下のようなチャンピオンがいるが、主要4団体との掛け持ちがほとんどである。
現王者男子
女子
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