大庄地区(おおしょう ちく)は、兵庫県尼崎市の南西部、旧武庫郡大庄村に属する地区の名称である。西立花町、武庫川町、道意町、崇徳院、蓬川町、浜田町、大庄北、大島、大庄中通、大庄西町、稲葉元町、稲葉荘、中浜町、元浜町などが含まれる。
概要
江戸時代には尼崎藩領に含まれ、今北、西大島、東大島、浜田、東新田、西新田、道意新田、中浜新田、又兵衛新田の9村に分かれていた。明治に入ると、9村は西新田組戸長役場の管轄地域とされ、1889年の町村制成立とともに「大庄村」となった。1942年に大庄村は尼崎市と合併した[1]。
地理
前述の通り市内の西南部に位置し、内陸部は西側が武庫川、東側は蓬川に挟まれ、南側は大阪湾に面した埋立地となっている。
全域がほぼ平地となっているが、臨海部においては工場の地下水汲み上げによる地盤沈下が原因で、海面よりも低いゼロメートル地帯となったため、防潮堤と閘門(尼崎閘門)による浸水対策が取られている。また防潮堤建設以降に埋め立てられた地域では、地盤が他より高くなっている場所もある。
河川
町名
- 稲葉荘
- 稲葉元町
- 扇町
- 大島
- 大庄川田町
- 大庄北
- 大庄中通
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交通
鉄道
バス
- 阪神バス(阪神線)[注 3]
- 尼崎西宮線、尼崎杭瀬甲子園線、杭瀬宝塚・尼崎宝塚線、甲子園宝塚線の尼崎浜田車庫〜武庫大橋および労災病院前の各停留所。主に杭瀬・阪神尼崎から国道2号上(西は甲子園・西宮・芦屋)と西大島から北ヘ分岐し宝塚方面へ向かう尼宝線上を走行。また、阪神出屋敷から尼崎スポーツの森までの路線も大庄地区を走行。なお、阪神バス本社を併設する尼崎営業所(浜田車庫)も当地区内(大庄川田町)にある。
- 阪神バス(尼崎市内線)[注 4]
- 市内南西部各停留所。地区内の該当路系統30番・43番・47番・47-2番・49番・50番・50-2番・50-4番・60番・85番・90番。立花駅や出屋敷、武庫川(武庫川駅南側)、阪神尼崎駅、関西労災病院などに発着。
道路
公的機関
教育
高等学校
中学校
小学校
文化施設・公園等
文化施設
体育・競技施設
- 尼崎スポーツの森 - 尼崎の森中央緑地内にある複合スポーツ施設。
- 尼崎市立魚つり公園 - 釣り場の他、軟式野球場や多目的運動広場も併設されている。
- 大庄体育館
- サンランド武庫川 - ゴルフ練習場、テニスコートがある。
- 尼崎競艇場
公園・緑地
- 尼崎の森中央緑地 - 尼崎21世紀の森構想の中心拠点となる県立公園。
- 尼崎21世紀の森構想は、市内の国道43号以南約1,000haを対象区域として進められている兵庫県の緑化計画。当地区南部が構想地区に属している。
- 元浜緑地
- 下稲葉公園
- 浜田公園
- 南の口公園 - 市民プール(2007年閉鎖)の建物が残存している[3]。
- 大庄公園
- 蓬川公園
- 水明公園
- 道意公園
- 春日公園
- 大庄鳥帽子子供広場
- 口の開公園
史跡・文化財
神社・仏閣
建築
地理・地形等
脚注
注釈
- ^ 二・三丁目の一部および四・五丁目全域
- ^ 1969年に武庫川西岸にあった西昆陽字田近野との交換で西宮市から編入。[2]
- ^ 旧・阪神電気鉄道自動車部(阪神電鉄バス)から引き継いだ路線群。後乗り・前降り・運賃後払い。
- ^ 旧・尼崎市バスから移譲を受けた路線。前乗り・後降り・運賃先払い。
出典
参考資料
関連項目
外部リンク