『大曾根家の朝』(おおそねけのあした)は、1946年(昭和21年)公開の日本映画。
木下惠介監督の第5作で、戦後第1作になる。木下にとって、初めてのキネマ旬報ベストワン作品。
白黒、スタンダード・サイズ。
解説
久板栄二郎のオリジナル脚本(この年、久板は、黒澤明へも同傾向の作品「わが青春に悔なし」の脚本を提供している)。
昭和18年のクリスマスイヴから戦後までの2年間を、ある家族の姿を通して描いた作品である。
戦時体制によって“普通の(実際にはかなりリベラルな)”人々がいかに虐げられていたか、ということを声高に表現した作品であるように、現在では捉えられることが多い[要出典]。
しかし、ラスト・シークエンスの(木下には珍しい)生硬さを見ると、脚本の影響もあるだろうが、戦時下での軍部・内務省などからの検閲にとってかわった、占領軍の監督機関からの要求・指示・干渉もまた、厳しかったのであろうと推測される[要出典]。
主役格の3人は新劇の役者であり、脇役(子供たちなど)を松竹専属の俳優が演じている。
タイトル表記とその読み方
作品上での実際のタイトル表記は「大曽根家の朝」であるが、正字を使ったものが正式タイトルらしく[要出典]、各種資料や現在発売されているDVDのパッケージなどでも「大曾根家の朝」という表記になっている。
また、ラスト・シークエンスの台詞などから考えると、タイトルの「……朝」は“あさ”と読むのが妥当だと思われるが、各種資料などでは「……朝」に“あした”というルビが付いている場合が多い[要出典]。
ストーリー
戦争によって平和な家庭に暗雲が・・母は一人で逞しく生きていく[要追加記述]。
スタッフ
キャスト
(配役の順列や用字などは、映画クレジットのママ)
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関連項目
外部リンク
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