1963年には、アメリカの情報通信用の文字コードとして7ビットのASCII(アスキー、英: American Standard Code for Information Interchange の略)がアメリカ規格協会(ASA)で制定された。1964年にはIBM社がSystem/360とともにEBCDICという文字コード、4ビットのBCDを8ビットに拡張した文字コードを発表した。
外字というユーザが独自に文字を登録できる領域がある文字コードは複数存在する。Unicodeにおいては6,400+131,072文字の「PUA(Private Use Area=私用領域)」があり、Windows-31J(Microsoft Windows Codepage 932)にも1,880文字の外字領域がある。ユーザが独自にフォントを登録した文字(ユーザ定義文字)は、文書の交換時に配慮しない限りは他の環境で読むことができないため、互換性の上で重大な問題を引き起こす場合がある。ベンダ拡張文字の場合は、ユーザが表外字でないことを認識せずに利用してしまうことがあるため、より重大な問題を引き起こす(例として挙げれば、Windows環境(CP932)のローマ数字がMac環境では化けて表示されるなど)。
JIS規格においては、JIS X 0208で定義された文字集合に対してEUC-JPまたはShift_JISによる符号化を行う際、1〜94区に対応しない領域(EUC-JPやShift_JISでは94区に94点をかけた8,836を超える文字が定義可能であるため)や、1〜94区の範囲内であっても文字が定義されていない箇所(JIS X 0208には、そのような空き領域が複数存在している)に外字を入れる実装が存在した。1997年改正(JIS X 0208:1997)ではShift_JIS符号化およびEUC-JP符号化も規格で規定することにより、空き領域を外字として使用することが原則禁止された。またJIS X 0213:2000では、主要なベンダ外字の文字を規格に入れて94区までの空き領域をなくしたことで、94区までの区間内の外字を扱える箇所をなくし、2面を使用した実装水準4を選択する場合にはShift_JIS-2004符号化の場合、94区外の領域も埋まるため、外字を入れることが可能な領域がなくなった。
ISO/IEC 10646(UCS、JIS X 0221)※ISO/IEC 10646-1とISO/IEC 10646-2はISO/IEC 10646:2003で統合された。同様にJIS X 0221-1はJIS X 0221:2007で改訂された。JIS X 0221のうち、「日本文字部分レパートリ」はJIS X 0221 附属書JAという制限部分集合として定義する。
^“The Unicode Standard Version 12.0” (PDF) (English). The Unicode Consortium. p. 90 (2019年5月7日). 2019年5月23日閲覧。 “An abstract character does not necessarily correspond to what a user thinks of as a “character” and should not be confused with a grapheme.”
^“The Unicode Standard Version 12.0” (PDF) (English). The Unicode Consortium. p. 29 (2019年5月7日). 2019年5月21日閲覧。 “The range of integers used to code the abstract characters is called the codespace. A particular integer in this set is called a code point. When an abstract character is mapped orassigned to a particular code point in the codespace, it is then referred to as an encodedcharacter.”
^“The Unicode Standard Version 12.0” (PDF) (English). The Unicode Consortium. p. 29 (2019年5月7日). 2019年5月21日閲覧。 “an abstract character may be represented by a sequence of two (or more) other encoded characters.”
^“The Unicode Standard Version 12.0” (PDF) (English). The Unicode Consortium. p. 30 (2019年5月7日). 2019年5月21日閲覧。 “Not all assigned code points represent abstract character.”
^“UTR#17: Unicode Character Encoding Model” (English). The Unicode Consortium (2008年11月11日). 2019年7月20日閲覧。 “a mapping from sequences of members of an abstract character repertoire to serialized sequences of bytes bridging all four levels in a single operation”