旌善線
旌善線(チョンソンせん)は、大韓民国江原特別自治道旌善郡にあるミンドゥンサン駅と九切里駅を結ぶ、韓国鉄道公社(KORAIL)の鉄道路線である。 路線データ概要沿線の炭鉱開発を目的として建設がすすめられた路線で、1966年の開業当初は礼美駅を起点としていたが、1973年に路線の一部を太白線に編入されたため、起点が甑山駅(現在のミンドゥンサン駅)に移った。その後、1974年に九切里駅まで開業して現在の路線が完成したが、末端のアウラジ駅 - 九切里駅間は2004年9月23日より旅客営業を中止しており、2005年7月1日からKORAIL観光開発が運営する観光用レールバイクの線路となっている。 2015年1月15日以降、旅客列車は観光列車の「旌善アリラン列車(A-train)」(2015年1月22日運行開始)のみが運行されており、観光目的の輸送に営業の主軸を置いた路線となっている。A-trainは清凉里駅よりアウラジ駅へ向かい、アウラジ駅 - ミンドゥンサン駅間を往復して、アウラジ駅から清凉里駅に戻る運行形態であり、旌善線内は1日2往復運行されることになっている。 1990年代末までは普通列車として客車1両・機関車1両のピドゥルギ号が路線内を1日数往復した他、清凉里駅から優等列車のトンイル号も乗り入れていた。2000年にピドゥルギ号が廃止されると普通列車はトンイル号に格上げされ、KTX開業にともなう2004年4月のダイヤ改正でトンイル号も廃止されると、ムグンファ号用の客車1両・電源車1両・機関車1両の列車が通勤列車として線内のみ3往復運行された。通勤列車は2008年1月1日のダイヤ改正で廃止され、太白線の堤川駅に直通するムグンファ号が各駅停車で2往復運転されるようになったが、それも2015年1月14日を最後に廃止された。 歴史
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脚注
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