柿崎芽実
柿崎 芽実(かきざき めみ、2001年〈平成13年〉12月2日 - )は、日本の元アイドルであり、女性アイドルグループ・日向坂46の元メンバー[1]。長野県出身[1][2]。身長157 cm[1]。 概歴2001年(平成13年)12月2日に生まれる[1]。小学4年生から3年間、ソフトボールチームに所属しており、ポジションは右翼手であった[3]。 2016年(平成28年)5月8日、『けやき坂46 メンバーオーディション』に合格し、3日後の11日に同オーディションの合格者としてお披露目された[4][5]。同年8月10日には、けやき坂46のメンバー12名全員が初めて参加し、柿崎が長濱ねると共にセンターポジションを担当した楽曲「ひらがなけやき」が収録されている欅坂46の2ndシングル『世界には愛しかない』が発売されている[6][7]。同年10月28日、赤坂BLITZで開催されたけやき坂46の初単独イベント『ひらがなおもてなし会』に参加した[8]。 2017年(平成29年)6月24日、千葉県千葉市美浜区にある幕張メッセにて行われていた「欅坂46 4thシングル『不協和音』発売記念 全国握手会[9]」で、柿崎と平手友梨奈のペアレーンにおいて発煙筒が焚かれる事件が発生した[10]。なお、犯人は刃わたり12.6センチの果物ナイフも所持していたため、駆けつけた警察によって銃刀法違反の現行犯で逮捕された[10]。同年7月19日に発売された欅坂46の1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』に収録されている楽曲「永遠の白線」では、初の単独センターポジションを担当している[6]。同年12月11日、『ひらがな全国ツアー 2017 FINAL! 幕張公演[注 1]』での演出に組み込まれる予定であったローラースケートのリハーサル中、左手首を痛めたため病院で医師の診察を受けたところ、左橈骨遠位端骨折と診断された[12]。このため柿崎の同公演への出演を見送ったことが発表された[12][注 2]。また、これを受けて、欅坂46運営委員会は同公演で行われる予定であったローラースケート演出の中止を発表した[12]。 2018年(平成30年)11月16日から25日にかけては、坂道シリーズで初めて行われた各グループを横断するプロジェクト「ザンビプロジェクト」の1つで、東京ドームシティホールで行われた舞台に、乃木坂46の久保史緒里と梅澤美波、欅坂46の菅井友香と守屋茜、けやき坂46の加藤史帆と共に出演した[13][14]。 2019年(平成31年)2月11日に、自身の所属グループがけやき坂46から日向坂46に改称された[15][16]。同年3月27日に発売された1stシングル表題曲「キュン」でフロントメンバーに選ばれたが[17]、4月以降は体調不良等の影響からしばしば活動の一部を欠席することがあり[18]、6月21日には、日向坂46の公式サイトにて、同シングルでの活動をもって日向坂46から卒業することが発表された[注 3][18][22]。同年8月11日に名古屋市中小企業振興会館にて開催された「デビューシングル『キュン』発売記念 個別握手会[23]」をもって、日向坂46のメンバーとしての活動を終了した[注 4][19]。日向坂46からの卒業後は、芸能界から引退している[24][25]。 人物愛称は、めみ[26]、めみい[27]、スノプリ[注 5][28]。名前の「芽実」は、植物の成長過程の中で、芽と実の間にある花を、あえて花という字を入れないことで表現しているという[29]。 「王道アイドル」や[30]、「柔らかなイメージを持った清純派のアイドル」などと評されている[28]。アイドルとしての柿崎の特徴として、「ぶりっ子キャラ」が挙げられる[6]。自身はかつて「ぶりっ子」と言われるのは嫌であったと述べているが[6]、けやき坂46の冠番組『ひらがな推し』(テレビ東京)内の企画において、「初代・ぶりっ子女王」となるなど[31]、「ぶりっ子キャラ」に振り切った姿勢が評価されていた[6]。また、同じグループの「ぶりっ子キャラ」として、グループを卒業した2期生の宮田愛萌が挙げられるが[31]、同番組内でしばしば行われた柿崎と宮田の「ぶりっ子コンビ芸」は、放送の度に話題となっていた[31][32]。 交友関係欅坂46に所属していた平手友梨奈と仲が良く、グループ在籍時には「てちめみ」のコンビ名があった[28]。ブログで度々ツーショット画像が投稿されていたほか[28]、欅坂46の7thシングル『アンビバレント』の特典映像「自撮りTV」には、2人で新江ノ島水族館を観覧する様子が収録されており、その様子が話題になっていた[33]。 日向坂46では、1期生の高瀬愛奈と仲が良い[34]。オーディション時から交流があり[35]、双方が地方出身であったため[35]、合格後はホテルで数ヶ月間を共に過ごしていたという[35]。その後、共に出演したドラマ『Re:Mind』の撮影がきっかけで、仲が深まったと語っている[26]。高瀬は、グループのメンバーのうち、最も一緒に過ごしたのが柿崎であるといい、「(柿崎と)おばあちゃんになるまで親友」と自身の公式ブログに綴っている[35]。 嗜好・趣味UVERworldが好きで、ライブにも足を運んでいる[36]。好きな楽曲として、「在るべき形」「ALL ALONE」を挙げている[36]。 好きなアニメとそのキャラクターとして、『けいおん!』の中野梓[37]、『魔法少女まどか☆マギカ』の巴マミ[37]、『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ[37]を挙げている。柿崎は舞台『魔法少女まどか☆マギカ外伝』に出演していたが、同舞台への出演が決まった際には、喜びの言葉を述べていた[38]。 趣味として、可愛いものを眺めることを挙げている[39]。 クラゲとダンゴウオが好きだといい、そのうちサカサクラゲを家で飼っていたという[40]。 特技短距離走を特技として挙げている[41]。中学3年生時に測定した記録では、50メートル走のタイムは7.5秒であったほか[4]、握力が34kgあったといい[27]、いずれも同世代の平均を超える数値を記録している[注 6][27]。 けやき坂46・日向坂46ペンライトカラーは、 パールグリーン × パールグリーン[43]。 キャッチフレーズは、「けやき坂46の けやき坂46・日向坂46の1期生では最年少のメンバーで、中学3年生の時にグループへ加入している[41]。 『けやき坂46 メンバーオーディション』に応募した理由として、乃木坂46が好きであったことを最も大きな理由として挙げているが[45]、『鳥居坂46 1期生メンバーオーディション[46]』に応募しなかったことに対し、後悔していたことも理由の1つとして挙げていた[4][47]。 楽曲・ユニットけやき坂46・日向坂46の楽曲のうち、センターポジションを担当しているものは、「ひらがなけやき」「誰よりも高く跳べ!」「永遠の白線」の3曲である[6]。 楽曲を持つユニットとしては、佐々木美玲との「三輪車に乗りたい」を歌唱するユニット「フランスパン」[48]がある。また、楽曲を持たないユニットとしては、加藤史帆との「ざきし」[49]、高瀬愛奈との「めみふぃ」[50]、東村芽依との「めめコンビ」[51]などがある。 作品シングル
アルバム
映像作品
出演→日向坂46のメンバーとして複数名で出演したものについては「日向坂46の出演一覧」を参照
ドラマ教育番組舞台
書籍→日向坂46の書籍については「日向坂46 § 書籍」を参照
脚注注釈
出典
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