桂三枝の連続クイズ
『桂三枝の連続クイズ』(かつらさんしのれんぞくクイズ)は、1981年10月7日から1982年9月15日までTBS系列局で放送されていたTBS製作のクイズ番組である。放送時間は毎週水曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。 概要視聴者参加型のクイズ番組で、『ベルトクイズQ&Q』後期の進行方式とほぼ同じ方式で進められていた。司会を務めていたのは桂三枝(後の6代目桂文枝)で、アシスタント・福田直代がいた。 ルール前期大別して「対戦勝ち抜き早押しクイズ」と「ボーナスチャンス」の2本立てで構成された。 対戦勝ち抜き早押しクイズ前回の勝ち抜き者(チャンピオン)と挑戦者が40点の持ち点からスタートし、早押しクイズに挑戦。出題前にそれぞれ持ち点から10点の単位で得点をかけて、正解すればその分が加算され、その上で相手の賭け点が没収。不正解・お手つきは賭け点没収で、解答権が相手に回る。両者不正解の場合にも賭け点は没収。 4問目からは「ダブルチャンス」となり、正解の場合賭け点×2倍のスコアが与えられる。持ち点が100点になるか、相手の持ち点が0点になったところで勝ち抜きとなる。なお、『Q&Q』のような勝ち抜き賞金(『Q&Q』では1万円)は無かった(後期も同じ)。 ボーナスチャンス大別して「コツコツコース」(『Q&Q』時代には安全コースと呼んでいた)と「ヒラメキコース」(『Q&Q』時代には危険コースと呼んでいた)の2本立てで、どちらか一つを選んで答える。「コツコツ」は2択問題を7問出題し、正解数によって賞金が増える。 前期の前半
前期の後半
後期
「ヒラメキ」は一発勝負で4つのヒントを聞いて答えを探す。1番目のヒントでの正解で30万円、以下10万円、3万円=後5万円、1万円の賞金獲得。ボーナスチャンスが終わると、再び対戦勝ち抜き早押しクイズで次の挑戦者と対戦し、挑戦者に負かされるか、あるいは賞金100万円になるまで繰り返し挑戦できた。 しかし、前期ルールでの100万円獲得者は誕生しなかった。週5日間放送されていた『Q&Q』時代と違い、あまりにも気が遠くなるものだったため、下記の後期ルールに変更された。 後期後期は前週からのチャンピオン1人と挑戦者4人の5人(後に挑戦者5人の計6人になった)で行う形となる。ルールは前期とほぼ同じだったが、対戦勝ち抜き早押しクイズはチャンピオンがチャレンジャーの中から1人を選んでクイズに解答する。また、新チャンピオン(挑戦者の勝ち)になった場合、前チャンピオンの獲得賞金の半額が新チャンピオンに与えられた(5000円は切り上げ)。 放送時間の関係で1回の対戦は3試合(挑戦者5人体制の時は4試合)のみで、対戦が無かったチャレンジャーは次の週に参加。チャンピオンが居残り挑戦者を指名してチャンピオンが勝てば、ボーナスとして10万円が与えられた。また、逆に居残り挑戦者がチャンピオンを下した場合にも、ボーナス10万円+前チャンピオンの賞金の半額が与えられた(前チャンピオンにも賞金の半額贈呈)。しかし、居残り挑戦者が指名されないと、ボーナス10万円は選ばれなかった週の分(3週選ばれないと30万円)が加算されていった。 ボーナスチャンスにおける前期からの変更点は、「ヒラメキコース」で途中で一度だけ解答の「言い直し権」が与えられたことである。言い直して正解した場合、賞金は言い直した時点での金額になり、仮に言い直す前の解答が正解だった場合には不正解とされた。 100万円獲得者が出てチャンピオンが空位になった場合には、三枝が挑戦者の中から次に対戦する2名を指名し(この時点で前週からの居残り挑戦者がいる場合には、優先的に居残り挑戦者が仮チャンピオンになる)、その対戦で勝った者が新しいチャンピオンに認定された。この場合には居残り挑戦者がいなくなるため、ボーナス10万円は次の週の最初の対戦で勝った者に与えられた。 ボーナスチャンスでパーフェクトを達成して30万円獲得、あるいは合計金額100万円達成となると天井から大量の紙吹雪が舞い降りた。それぞれの賞金獲得者には目録が手渡され、100万円達成者にはさらにゴールデントロフィーも授与された。 補足後期、2週にわたって「ペア大会」を行ったことがあるが、ルールは通常放送時と同じだった。なお、「ペア大会」が終わって通常の個人戦になった時には、チャンピオンと居残りの代表者1名が引き続き参加した。 関連書籍
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