畠山 麦(はたけやま ばく、1944年6月18日[2] - 1978年7月13日)は、日本の俳優。本名:畠山 昭夫(はたけやま あきお)[2]。
長野県南佐久郡南牧村出身[3]。早稲田大学中退[2]。葦プロダクションに所属していた[2]。
高校卒業後、早稲田大学を中退して陸上自衛隊に入隊。その後、俳優を志して数々のテレビドラマに出演する。『柔道一直線』『アテンションプリーズ』(ともにTBS)などを経て、1971年『ガッツジュン』(同)にキャッチャー・野島役でレギュラー出演した[2]。
1975年には『秘密戦隊ゴレンジャー』(NET)にキレンジャー / 大岩大太役で出演。当初、畠山は漫画家のすがやみつるの従兄弟が経営する芸能事務所に所属しており[注釈 1]、すがやが上京したばかりのころからの友人だった[4]。畠山が短編映画『フィンガー5の大冒険』(石森章太郎監督、東映)に出演したばかりのころ、すがやが『真田十勇士』のコミカライズ版の打ち合わせで石森宅を訪れると、ちょうど石森プロのマネージャーが東映のプロデューサーの平山亨から『秘密戦隊ゴレンジャー』のキャスティングについて相談を受けているところだった。すがやが意図的に石森へ話しかける形で畠山の名を出すと、マネージャーが「キレンジャーは、彼がいいんじゃない?」と反応し、平山も同意したために即決となった[5]。
1978年7月13日、『特捜最前線』(テレビ朝日)第71話「恐怖のタクシードライバー!」の撮影期間中に、出番を残したまま自宅で首吊り自殺。34歳没。
上記以外の作品は不在。追加もしくは番外戦士などは、担当出演者の前に太字で表記。番外戦士に関しては、準レギュラーまたはゲストとして出演することがあり、準レギュラーの出演は準レ、本作品または映画、Vシネマの出演はゲストと表記。