番付上1人横綱(ばんづけじょうひとりよこづな)では、大相撲において横綱が番付に1人のみ在位した状態だった例について述べる。
一人横綱
横綱が一人だけ在位し、東西に揃わない状態だった例はこれまでに11例ある。
(2024年7月場所終了現在)
- 9例目の場所数は本場所開催が中止された2011年(平成23年)3月は数えない。また本場所ではないが、公式記録が残される同年5月の技量審査場所は数える。
また、複数(二人以上)在位している横綱が本場所の休場・引退などにより、一人のみの横綱が出場する場合を「一人横綱」と呼ぶことも有る。
土俵入りは白鵬と照ノ富士が不知火型、その他の横綱が雲龍型を選択している。
通算在位場所
2024年7月場所終了現在
順位 |
一人横綱 |
場所数 |
在位期間
|
1
|
朝青龍 |
21 |
2004年1月 - 2007年5月
|
2
|
白鵬 |
17 |
2010年3月 - 2012年9月 2021年5月 - 2021年7月
|
照ノ富士 |
2021年11月 - 現在
|
4
|
曙 |
11 |
1993年3月 - 1994年11月
|
5
|
北の富士 |
8 |
1971年11月 - 1973年1月
|
6
|
玉錦 |
5 |
1933年1月 - 1935年5月
|
7
|
宮城山 |
3 |
1930年10月 - 1931年3月
|
大鵬 |
1969年9月 - 1970年1月
|
千代の富士 |
1986年3月 - 1986年7月
|
10
|
北勝海 |
2 |
1992年3月 - 1992年5月[1]
|
通算連続在位場所
2024年7月場所終了現在
順位 |
一人横綱 |
場所数 |
在位期間
|
1
|
朝青龍 |
21 |
2004年1月 - 2007年5月
|
2
|
照ノ富士 |
17 |
2021年11月 - 現在
|
3
|
白鵬 |
15 |
2010年3月 - 2012年9月
|
4
|
曙 |
11 |
1993年3月 - 1994年11月
|
5
|
北の富士 |
8 |
1971年11月 - 1973年1月
|
6
|
玉錦 |
5 |
1933年1月 - 1935年5月
|
7
|
宮城山 |
3 |
1930年10月 - 1931年3月
|
大鵬 |
1969年9月 - 1970年1月
|
千代の富士 |
1986年3月 - 1986年7月
|
10
|
北勝海 |
2 |
1992年3月 - 1992年5月[1]
|
白鵬 |
2021年5月 - 2021年7月
|
1人横綱成績
1人横綱在位期間の記録(2024年7月場所終了現在)
- 勝星
順位 |
一人横綱 |
勝星 |
勝率
|
1
|
朝青龍 |
266勝(37敗12休) |
.878
|
2
|
白鵬 |
217勝(23敗15休) |
.904
|
3
|
曙 |
106勝(26敗33休) |
.803
|
4
|
照ノ富士 |
99勝(35敗121休) |
.739
|
5
|
北の富士 |
67勝(31敗22休) |
.684
|
6
|
玉錦 |
38勝(5敗11休) |
.884
|
7
|
千代の富士 |
28勝(5敗12休) |
.848
|
8
|
大鵬 |
17勝(8敗20休) |
.680
|
9
|
宮城山 |
6勝(12敗4休) |
.333
|
10
|
北勝海 |
0勝(3敗12休) |
.000
|
- 優勝
順位 |
一人横綱 |
優勝回数 |
優勝率
|
1
|
朝青龍 |
16 |
.762
|
2
|
白鵬 |
11 |
.647
|
3
|
曙 |
4 |
.364
|
照ノ富士 |
.267
|
5
|
玉錦 |
2 |
.400
|
北の富士 |
.250
|
千代の富士 |
.667
|
(宮城山、大鵬、北勝海は優勝なし)
- 全勝優勝
順位 |
一人横綱 |
全勝優勝
|
1
|
朝青龍 |
5
|
白鵬
|
3
|
北の富士 |
1
|
照ノ富士
|
(宮城山、玉錦、大鵬、千代の富士、北勝海、曙は全勝優勝なし)
- 連続優勝
朝青龍は2005年に年間完全制覇を記録。白鵬は7連覇の内、4場所連続全勝優勝を記録。いずれも年6場所制において大相撲史上唯一の大記録。また、白鵬は、この間に歴代2位の63連勝を記録している。
順位 |
一人横綱 |
連続優勝
|
1
|
朝青龍 |
7
|
白鵬
|
3
|
曙 |
3
|
4
|
千代の富士 |
2
|
(宮城山、玉錦、大鵬、北の富士、北勝海、照ノ富士は連覇経験なし)
脚注
- ^ a b 1992年5月場所は場所前引退により、番付記載のみ。
関連項目