西田 公昭(にしだ きみあき、1960年7月5日 - )は、日本の社会心理学者。立正大学心理学部対人・社会心理学科教授。博士(社会学)。日本グループ・ダイナミックス学会会長、日本社会心理学会機関紙「社会心理学研究」元編集委員、国際連合安全保障理事会テロ対策委員会実行理事会研究パートナー。
信念の形成や変化のメカニズムをテーマとした研究で、破壊的カルトのマインドコントロールについて実証研究を行う。オウム真理教事件や統一協会などの多数の裁判で、鑑定人および法廷証人として数多く召喚される。日本心理学会研究奨励賞を2回、日本社会心理学会研究優秀賞を2回、日本グループ・ダイナミックス学会研究奨励賞の計5回、学会賞を受賞している[1]。
経歴
カルトのマインドコントロール研究や詐欺・悪質商法の心理学研究などのほか、介護や健康問題に関するコミュニケーションの研究を行っている[1]。
主著
- 「マインド・コントロールとは何か」紀伊国屋書店(1995年)
- 「「信じるこころ」の科学:マインド・コントロールとビリーフ・システムの社会心理学」サイエンス社(1997年)
- 「まさか自分が…そんな人ほど騙される」日本文芸社(2005年)
- 「だましの手口」PHP研究所(2009年)
- 「なぜ、人は操られ支配されるのか」さくら舎(2019年)
脚注
- ^ a b 日本脱カルト協会 - 代表理事
- ^ 第1回霊感商法等の悪質商法への対策検討会消費者庁
関連項目
外部リンク