辻 太郎（つじ たろう、1869年8月2日（明治2年6月25日） - 1944年（昭和19年）1月22日[1]）は、日本の鉄道技術者、政治家、華族。貴族院男爵議員。
経歴
東京府出身。文部官僚・辻新次の長男として生まれる[1][2]。工部大学校を経て、1886年、アメリカ合衆国に留学し、1890年、ローズ工科大学を卒業[2][3]。父・新次の死去に伴い、1915年12月24日、家督を相続し男爵を襲爵した[1][4]。
1893年以降、逓信省鉄道技師、鉄道技師、逓信技師、鉄道院技師、臨時鉄道国有準備局技師、鉄道会議臨時議員、伊那電車軌道取締役、日本化学製油社長などを務めた[2][3]。
1918年3月16日、補欠選挙で貴族院男爵議員に選出され[5]、公正会に属して死去するまで在任した[3]。
親族
脚注
- ^ a b c d 『平成新修旧華族家系大成』下巻、101頁。
- ^ a b c 『人事興信録』第14版 下、ツ24頁。
- ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』77頁。
- ^ 『官報』第1021号、大正4年12月25日。
- ^ 『官報』第1685号、大正7年3月18日。
参考文献
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』下巻、霞会館、1996年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 人事興信所編『人事興信録』第14版 下、1943年。
外部リンク
