『風よ あらしよ』(かぜよ あらしよ)は、村山由佳による評伝小説。2020年9月25日に集英社から刊行された。大正時代、筆一本で結婚制度や社会道徳に異議を唱え続けてきた婦人解放活動家であり文筆家でもあった伊藤野枝の生涯が描かれている[1]。第55回吉川英治文学賞受賞作[1]。
あらすじ
登場人物
- 伊藤野枝
- 婦人解放活動家、文筆家。生涯に三度の結婚をして七人の子を産むが、憲兵大尉である甘粕正彦により扼殺(やくさつ)された(甘粕事件)。
- 大杉栄
- 思想家、社会活動家。入籍はしないまま、野枝との間に家庭を持つ。甘粕事件で野枝とともに扼殺された。
- 辻潤
- 思想家、翻訳家。上野高等女学校の英語教師時代に生徒だった野枝との恋愛関係が問題となって退職させられた。以後、定職には就いていない。
- 平塚らいてう
- 婦人解放活動家、思想家。婦人月刊誌『青鞜』創刊者。
- 神近市子
- 婦人運動家、ジャーナリスト。付き合っていた大杉栄が野枝に心移りしたため、大杉を刺傷した(日陰茶屋事件)。
- 後藤新平
- 政治家、医師。
- 甘粕正彦
- 憲兵大尉。野枝と大杉を扼殺した甘粕事件の首謀者とされる。
書誌情報
テレビドラマ
2022年3月31日にNHK BS8Kにて放送され、同年9月4日から9月18日までNHK BSプレミアムとNHK BS4Kの「プレミアムドラマ」枠にて放送された[3][4][5]。主演は吉高由里子[3][4]。
2024年2月9日に『風よ あらしよ 劇場版』が公開(制作・配給:太秦株式会社)。
あらすじ(テレビドラマ)
キャスト(テレビドラマ)
スタッフ
放送日程
- NHK BS8K
- NHK BS、NHK BS4K
各話
|
放送日
|
第1話
|
9月04日
|
第2話
|
9月11日
|
最終話
|
9月18日
|
|
---|
プレミアムドラマ |
|
---|
プレミアムよるドラマ |
2012年 | |
---|
2013年 | |
---|
2014年 | |
---|
2015年 | |
---|
2016年 | |
---|
2017年 | |
---|
|
---|
29分ドラマ | |
---|
(*1) 後に地上波で放送。 (*2) アンコール放送 カテゴリ |
脚注
出典
外部リンク