LOVEマシーン
「LOVEマシーン」(ラブマシーン)は、モーニング娘。7枚目のシングル。1999年9月9日[3]に発売された。 概要前作「ふるさと」の不振を受け、プロデューサーのつんく♂が明るい曲を提供。ダンス☆マンが編曲(モーニング娘。初)を担当。それまでのモーニング娘。のイメージを一変させ[誰?]、非常にポップかつコミカルな要素を含むダンスチューンの路線が定着した[5]。つんくがギター一本で演奏し鼻歌をいれたデモテープは1993年に制作されたもの。元々シャ乱Qの没曲だったことによる。その際の仮タイトルは「まんじゅう娘」で、しかもサビで「おっぱい」と連呼するというダサイ曲であったためメンバーに猛反対され、お蔵入りとなった。このエピソードは、「アーティストの嫌うダサイ曲こそ売れる」という持論とともに語られている[6]。 グループ初のミリオンセラー達成シングル[7]、オリコンカラオケチャートで当時の新記録である17週連続1位を記録。現在に至るまでモーニング娘。として最大売上のシングル。「ラブマ」と略して呼ばれる場合もある。テレビ東京系列『アイドルをさがせ!』オープニングテーマ、エステティックサロン『エルセーヌ』CMソングに使用された。 後藤真希にとって初のシングル、石黒彩にとってモーニング娘。最後のシングル。 元々、1999年9月9日、9人のモーニング娘。による歌として発売予定であった[8]ため、発売日が日本において一般的なCDの発売日である水曜日ではなく木曜日になっている。しかしメンバーを2人増員して9人にする予定でオーディションを行ったところ、追加メンバーオーディションの合格者が「1人だけレベルが違いすぎる」との理由で後藤1人になったため[9]、8人のモーニング娘。で歌うこととなった。 前述とおりオリコンチャートの集計上不利になる木曜日発売にかかわらず、モーニング娘。としては「抱いてHOLD ON ME!」以来2作目のオリコン初登場1位を獲得し、初動売上は当時のモーニング娘。史上最高記録となった[10]。 『Memory 青春の光』以降チャート不振で、矢口真里の証言によると「次売れなかったら解散と言われていた」と、グループ存続の危機を迎えていたという中で後藤をセンターに採用する大抜擢を行い、結果としてグループは解散危機を脱した[11]。 新曲発売イベントがよみうりランド(1999年8月29日)などで開かれた[1]。本楽曲の次に新曲発売イベントが行われたのは2005年『色っぽい じれったい』。 ジャケットは12cm仕様、ディスクは8cm。この形式は既にハロプロのタンポポのシングル作品で1998年10月から一足早く採用。 モーニング娘。&平家みちよ妹分第3回デビューオーディション募集要項が封入。 1999年10月6日に限定発売された12インチ・シングル収録の「analog remix」は『プッチベスト 〜黄青あか〜』に収録。 別バージョンの音源を加えた12cm盤が2004年12月15日発売『モーニング娘。EARLY SINGLE BOX』に収録され、2005年3月2日には同じものがシングルとして発売された。 2007年2月、オリコンにおいて「オリコン歴代シングル“1000作目”の1位は!?」の企画が実施、本楽曲のオリコンシングルチャート第1位が、オリコンの集計が始まってから丁度700作目の第1位に当たることが明らかになった[12]。 2013年発売アルバム『The Best!〜Updated モーニング娘。〜』では当時のメンバー(オリジナルメンバーは全員卒業・脱退済、リーダーは道重さゆみ)によるセルフカバーを収録。EDM調となり、冒頭部にサビが追加され、振付も一部変更された[13]。 2022年6月18日にはモーニング娘。結成25周年を記念し、全国のタワーレコード限定で7インチのアナログ盤シングルがリリースされた[14]。 2023年発売アルバム『モーニング娘。ベストセレクション 〜The 25周年〜』では2013年バージョンを基に当時のメンバー(17期メンバーの井上春華・弓桁朱琴を除く、リーダーは譜久村聖)でセルフカバーされたバージョンを収録。 アートワークシングルジャケットに写っている8名の立ち位置は、以下の通り。
これらのメンバーは右上からジグザグにグループからいなくなっており、「ラブマの法則」と呼ばれている[15]。 オリジナルとは異なるLOVEマシーン
様々な場面で時にはアレンジを加えてパフォーマンスされたりすることがある。
収録曲全作詞・作曲:つんく
参加メンバー参加ミュージシャン
収録アルバム
受賞
カバー
サンプリング
テレビドラマ化『"青の時代"名曲ドラマシリーズ 「モーニング娘。“LOVEマシーン”」』は、2017年3月26日の22:00 - 23:00に、NHK BSプレミアムで放送された日本のテレビドラマ[18]。モーニング娘。の「LOVEマシーン」をモチーフに1999年の歯車を生産する小さな工場が舞台で、経営不振からの再建を目指す女性社長と非正規雇用者の奮闘ストーリー[18]。 キャスト脚注注釈・出典
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